このところ大潤發、IKEAとショッピングネタが続いたうえ、筆者のお膝元・剣潭(ジェンタン)界隈の話題もご無沙汰だったので、今回は剣潭のネタを。。。
以前、MRT剣潭駅界隈にあるウマい火鶏肉飯の店・正宗嘉義火鶏肉飯に関してこちらのエントリーを書いたのだが、実はその店の近所にもう一軒、筆者がウマいと思っている鶏肉飯(ジーロー飯)の店があるのだ。
嘉義火鶏肉飯は文字通り”火鶏(七面鳥)”を使ったユニークな料理だったが、今回紹介するお店・闔家小吃(闔家魯肉飯)の鶏肉飯は一般的な鶏肉、いわゆるチキンの鶏肉飯になる。
しかもこのお店、鶏肉飯以外の料理もかなりイケる。
ここで・・・
「貴様、看板はルーロー飯~ とか言っておきながら、なぜ鶏肉飯の紹介をしているのか?」
と不審に思う方もいるかもしれないが、当方が普段ルーロー飯(魯肉飯)を食べないというだけで、店の繁盛具合から見るとルーロー飯もきっとウマいのだと思われる。したがって、ルーロー飯ズキな方は気にせず挑戦してみてほしい。
それでは闔家小吃(ヘージアシャオチー)の情報をシェア!
台北・剣潭駅 | 看板はルーロー飯だけど鶏肉飯もウマい・闔家小吃店
闔家小吃の場所・行き方
闔家小吃の場所は士林区・福港街。前述の嘉義火鶏肉飯のすぐ近く。
MRT剣潭駅から行く場合は、3番出口を出ると前方にマックがある広い通り(承徳路)が見えるので、その交差点を渡ってすぐに右折。鵝肉川食堂という名のガチョウ専門店的な居酒屋を通り越して最初の路地(前港街)を左に入る。
あとは前港街をひたすら直進し、前港公園や百齢小学校も通り過ぎ少し行くと、左側にファミリーマート(全家便利商店)があって突き当りになる。
その突き当りを右に行くとすぐに闔家小吃(闔家魯肉飯)に到着。駅からだと徒歩で約10分程度かと思われる。
お店の様子
お店は入口の横に、厨房が外を向く形の”よくある台湾食堂”のレイアウト。
店内はソコソコ広く、入口から見るとテーブル席がこのように配置されている。写真には写っていないが、左奥にもさらにテーブルが1つか2つあった気がする。
イスはご覧の通り背もたれのない食堂イスになる。あいにくベビーチェアは置いていないので、座れない子はベビーカーに座らせるなどの工夫が必要になる。
※2月1日に立ち寄った際、奥に1台ベビーチェアを発見したのだが、おそらくこの店の孫のものと思われる。孫が座ってなければ貸してくれるかもしれないので、勇気がある方は店の人に尋ねてみよう。
店内奥から見た厨房側。左のラックにはメニュー表や箸・レンゲなどの食器。右のラックには辛味などの調味料が置いてあるので、自由に使って問題ない。
闔家小吃のメニューと注文方法
弁当(便當)にルーロー飯(魯肉飯)、鶏肉飯、各種麺料理、一品料理、サラダ(沙拉)、スープ(湯)、さらに写真にはないが一人用の鍋(火鍋)まで幅広いラインナップが用意されている。
注文方法は、上の写真のメニュー表にある「数量」という欄に必要数を記入するだけ。中国語を話さなくても注文ができるのでラクだ。
ちなみに店内で食べる場合は桌號のところにテーブルの番号を記入、テイクアウトの場合は外帯のところにチェックをつければオッケー。
この日、筆者が注文したのは鶏肉飯(大)45元と(小)35元を各1個ずつ、ゆでほうれん草(燙菠菜)30元、タケノコの煮たやつ(滷筍絲)30元に昆布の煮たやつ(滷海帶)15元をそれぞれ1つずつを持ち帰りにしてもらう。値段は合計155元! リーズナブルで助かる。。。
今回買った料理を紹介
さっそく家に持ち帰り、取り出したのが上の写真。
「おやっ?!」
と思われる方もいるかも知れないが、鶏肉飯以外のおかずはすべてビニールに入れられている。
お店によってはご飯ものと同じように、”紙の弁当箱”みたいな容器を使っている店もあるが、闔家小吃の場合はビニール袋だ。
日本では”テイクアウトの料理をビニール袋に入れる”という概念はまずないと思われるが、台湾ではまったくもってフツーである。店によっては”スープもビニール袋なんてコトもザラだ。
それではメインの鶏肉飯から行ってみよう。
筆者が注文した鶏肉飯(大)。たっぷりのご飯に、しっとりとやわらかい鶏肉が覆いかぶさる。この鶏肉、パサパサ感はまったくない。その鶏肉の上には”炒めたニンニク”が散らされ、コレがまたいいアクセントを出している。写真では見えないが、鶏肉のダシがご飯にしみ込んでてウマい。我が子も好きなメニューである。
写真だと何だかわからないが、お次はタケノコの煮たやつ。こちらも柔らかく、ダシが効いててグッド。
そしてほうれん草の茹でたやつ。このほうれん草は、ローカル食堂でよく使われている”なんかクセのある油(ちょっと馴染みのないニオイのする油)”を使わず、ウス~く塩味で茹でられている筆者好みのシンプルな味で、必ず注文する定番だ。
最後に昆布の煮たやつ、こちらも定番。
昆布には既に滷味の醤油ダレが絡んでいるのだが、さらにこのお店オリジナルの辛味醤油をかけて食べるとウマさが倍増。
このタレは、厨房の後ろの調味料コーナーに缶ごと置いてあるので、同じ場所に用意されている小さなビニールに自分で詰めて持ち帰れるのだ。
そうこうしている内に、一家3人であっという間に完食。。。
あとがき
というわけで、今回は我が家の近所にあるローカル食堂・闔家小吃(ヘージアシャオチー)について書いてみた。
メニューが豊富で味もグッド、そして値段もリーズナブルな”庶民の味方”的なお店である。それゆえ人気があって食事どきは混み合うが、若干時間をズラせばアッサリ入れる(と思う・・・)。
MRT駅からは少し歩くが、剣潭エリアで台湾らしいローカルな食堂をお探しなら、選択肢のひとつに入れても良いかもしれない。
これにて本エントリーは終了させていただこう。それではまた次回!
お店データ
店名:闔家小吃(闔家魯肉飯)
営業時間:11:00 – 22:30(月曜定休)
住所:台北市士林区福港街220号
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