最近、仕事で契約書やら領収書のやり取りで、郵便を使わざるを得ない場面が出て来た。だが、筆者は周りに郵便局がない郊外に通勤しているため、日中切手を買う事が出来ない。
したがって必然的に退社後、夜買いに行く事になるのだが、この間それでチト往生した。
というワケで、今回は台湾で郵便局の営業時間外に切手ゲットしたときの情報をシェアしたいと思う。
多くの人には何の役にも立たない情報と思われるだろうが、そんな方はさっさとスルーしてもらえると幸いである。
台湾で切手を買うのに往生した件
事の発端は、会社からの帰り道に寄った、このファミリーマート(全家便利商店)での出来事。
筆者「すみません、ここで切手は売ってますかね?」
店員:「(冷たく)いやいや、ここには売ってないよ。あなた切手って言ったよね?切手は郵便局じゃなきゃ買えないでしょ(まるで何言ってんのお前?みたいなツラ)」。との事
心の中では、
「貴様、コンビニのくせに切手も置いてないとは何事か!」
「しかも客商売なのに、そんな態度でいいのか?オイ!」
と声を大にしてシャウトしたものの、実際のところよく娘のために焼き芋を買っている店だったので、ゲームフェイスで心無い礼を言って退散。
今思えばその時点で冷静になれば良かったのだが、翌日朝には投函せねばならぬ急ぎの郵便だった事もあり、店を出たあとかなり頭に血が上ってカル~くパニックになってしまい、
「マズイぞ、大至急切手を手配せねば死亡だ!!」
という類いの焦りが頭の中を駆けめぐり、ソッコー家にバイクを取りに帰る(時間はその時すでに20時すぎ)。
家に着くと、ハヤる気持ちを抑え、大至急ネットで
「キッテハドコデカエル」 とか 「シリン キッテ」
と中国語で検索してみるが、なかなかお目当ての検索結果が出てこない。
気持ちは焦っていながら、求めている情報がまったく見つからず、絶望の足音が聞こえ始めたとき、ふと
「別言語で検索してみてはどうか」
というお告げがあった
それならば、ということで母国語であるジャパニーズで検索すると、なんと出てきたではないか。切手を買える場所が。。。
郵便局の営業時間外に切手を買える場所①:郵便局の自販機(郵資票出售機)
1つ目が郵便局の自販機(郵資票出售機)。
中華郵政のウェブを見ると、我が家から一番近い場所で郵資票出售機があるのは士林夜市の郵便局となっている。ちなみに台北市内には士林のほかに以下の郵便局に設置されているそうだ。
- 台北駅局(台北火車站郵局):中正区北平西路3号(台北駅構内)
- 台北北門局:中正区忠孝西路一段120号1F
- 台北大安局:大安区信義路三段89号
- 台北信義局:信義区松廉路76号
- 内湖局:内湖区民権東路六段83号
- 内湖碧湖局:内湖区内湖路二段225号
- 南港局:南港区南港路二段78号
以外と少ない・・・
士林夜市の郵便局に関しては恐らく、”観光客が多い土地柄”という事でこのマシンが設置されているのだろう。などと思いながら、さっそくバイクで出発した。
ものの数分で、初詣のごとく観光客でごった返す士林夜市の士林郵局(台北市士林区文林路162号)に到着。
「これで明日無事に郵便を出せる」
という安堵感に包まれながら、局内へ突入する筆者。難なくATMの陰に隠れた機械を発見!
そう、これこそが、”ウワサの自動切手販売機”である。
そしてポケットから小銭を取り出し、コインを投入しようとしたその時・・・
あれ?何やら自販機に不穏な赤ランプが点灯しているのを発見(右上のヤツ)
よく見てみると・・・
暫停服務 Out of serviceのランプである・・・
さらに横の画面にもご丁寧に、
と表示されていた・・・
蜘蛛の糸をつたい間もなく天界に着く、というところで糸が切れて、便所に落っこちるようなショック、、、。
30秒ほどその場で抜け殻のようにボーッと突っ立ってから、ふと我に返り
「これでは明日に間に合わんぞ」
と思い出し、ふたたび己を奮い立たせてソッコーで検索すると、運よく自販機以外にも切手を売っている場所がある事を発見した。
郵便局の営業時間外に切手を買える場所②:切手代理販売所(郵票代售處)
2つ目が切手代理販売所(郵票代售處)という、正規で郵便の取次や切手類の販売を行う場所。
中華郵政のサイトで調べて見ると、士林区内には5軒あり、そのうち1軒はなんと夜市の中にあるらしい、というのを見つけソッコーダッシュ。
それがこのお店、易生商店(台北市大北路57號1樓)である。
写真は昼間撮ったものだが、夜は人気のかき氷店建発号(建發號)や、黒糖タピオカの名店珍煮丹のすぐ近く。
筆者が着いた時は既にシャッターが半分閉まりかけていたが、半分開いてるのでシュルっと中へ入る。
店内は狭く、昔ながらの「はんこ」やコピーサービスを細々している印象。
ホントにここで切手買えんのかな? と思いつつ、マスター(老闆)に尋ねてみる。
筆者「あのー、ここで切手は買えますか?」
するとあっさり
老闆「あるよ、いくらの切手が何枚必要?」
この時マスターがイエス・キリストに見えたのは言うまでもない。
さっさと8元の切手数枚をゲットして任務完了。おかげで翌日投函した郵便は無事間に合った。
ちなみに台湾国内では普通郵便、いわゆる日本の定型で一番軽いもの(20g以内)が8元。同サイズの一般速達(限時)が15元である。
あとがき
後日、数人の台湾人から「切手なんかコンビニで買えるでしょ」というセリフを聞いたので、納得行かない自分はもう一度試してみようと、近所の剣潭路(劍潭路)にあるセブンで聞いてみた。
すると・・・
当たり前のように、レジの下にある引出しから切手が出てきた・・・
しかし、ここまでの筆者のリサーチで、コンビニでも置いている店・置いていない店(或いは店員が置き場所知らないだけ)がありそうなので、コンビニで買おうと思っている人は注意してほしい(下の写真が切手を売ってたセブン)。
それではまた次回!
役に立ったと思ってくれた数少ない方、↑↑もよろしくおねがいします。。。
※この記事は2020年3月2日に更新されていますが、ここにある商品・価格等の情報はオリジナル記事執筆当時の情報となりますので、あらかじめご了承ください。
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