台湾生活情報

台北市専用ゴミ袋の種類や値段・買い方とゴミ分別のオキテ

台北市内でゴミ収集スペースのないアパートに住む人にとって、避けて通れないのが「ゴミ捨て」。

夕方~夜に道を歩いていると「音楽を鳴らしてやってきた黄色いゴミ収集車を、ゴミ袋を持った民衆が取り囲んでいる」そんな光景をよく見ますが、あれがいわゆる「台湾の定番ゴミ捨て風景」になります。

そんなゴミ捨てですが、特に台湾に来たばかりだったりすると、ゴミ分別のルールやゴミ袋の入手方法などで戸惑う事も多いんじゃないでしょうか?

そこで、今回は台北市内のゴミ捨ての仕方とゴミ袋の種類や値段、買える場所についてシェアしますので、これから台北に住む予定の方の参考になれば幸いです(この記事内の情報は2020年2月時点での情報になります。最新の情報は台北市のサイトでご確認ください)。

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台北市のゴミ捨て、分別方法について

まず、台湾でのゴミ収集について。一般的に台北市で生活していると、ゴミ捨ての方法は以下いずれかのパターンになると思います。

1. マンション・アパートで管理しているゴミ捨て場がある人 → そこに捨てる(ゴミ袋は適当にあつらえる)
2. 上記以外の人 → 自分でゴミ収集車に持って行って捨てる(一般ごみは台北市の専用ゴミ袋に入れて出す)

だいたいこんなパターンになると思いますが、今回はエレベーターのない「公寓」と呼ばれるアパート住まいの筆者がやっていた、後者についての情報になります。

ゴミの分別

まずは分別の情報から。台北市のゴミ分類は大まかに3種類

1. 一般ごみ(燃やせるごみ・専用ゴミ袋に入れて出す)
2. 資源回収(リサイクル)
3. 生ゴミ(果物の皮や骨など豚が食べられないもの・堆肥用、または残飯など豚が食べられるものに分ける)

2番の資源回収はちょっと面倒ですが、さらに以下の分類が必要です。

1. 立体類(ビン・カン・小型電子機器・発泡スチロール・古タイヤなど)
2. 平面類(紙類・ビニール袋・古着等)
3. その他(生ゴミ・電球・電池・油など)
4. 番外・粗大ゴミ(家具や大型家電など)

ゴミ分別についての詳細は、こちらの台北市環保局のウェブサイトでご確認ください。

ゴミ収集日

台北市では日・水曜を除く毎日ゴミ収集が行われていますが、資源回収は以下の曜日での回収となるため注意が必要です(旧正月などの連休は異なる場合があるのでご注意を)。

・立体類 → 火・木・土
・平面類 → 月・金
・粗大ごみに関しては役所に連絡して、回収の依頼が必要。各地区の連絡先は公式サイトにある清潔隊までどうぞ。

台北市のゴミ収集車が回る時間について

ゴミ収集車(垃圾車)が来る時間は各町内ごとに異なるので、こちらの公式サイトで住所を入力してチェックしてみましょう。ちなみに筆者の家の真ん前にもゴミ収集車が来るんですが、時間が18時20分頃となっているため平日は事実上無理(まだ仕事から帰宅前)でとても残念。

そのため仕方なく家から5分ほど歩くのですが、20時半に収集車が来る別の通りまで捨てに行っています。

 

ちなみに台北では日本と違って、

 

収集日の朝ゴミ捨て場に持って行き、その場に置いたらネットを被せて帰ってくる。

 

とかそういった行為はご法度です。というか、そもそも置く場所もなく出来ません。ゴミ収集車が音楽を鳴らして来るタイミングで、必ずゴミ捨てをコンプリートしましょう。

台湾流ゴミの捨て方

いざゴミ収集車が来たら、分別したジャンルごとにゴミを捨てます。

台北のゴミ収集車は「黄色いトラック+ただのトラック」の2台1組でやって来るので、必ず所定のポイントに捨てる必要があります。うっかり間違えると、ゴミ収集の人にドヤされる可能性がありますので、お気を付けください。

一般ゴミは黄色いトラックの後ろが、「ガァー!」と開いた瞬間に袋ごと放り込みます。

資源回収はもう1台のトラックで、側面の袋にゴミを入れます。袋の上の方に表示がありますが、ここはビニール袋(塑膠袋)のコーナー

こっちは紙類(廃紙)

そして、白いトラックの後方に置かれた大きなバケツは生ごみ回収用。基本的に豚が食べられないもののバケツ(堆肥用)、豚が食べられるもののバケツ、もう一個は生ごみを入れてきたビニールを回収するバケツ。ほぼこのパターンになっています。

豚の食べられる、食べられないものを入れるバケツの見分け方はよくわからないので、捨てる方ご自身で中身を見て見当をつけてください。

ちなみにここは1個のバケツに「ワレ先に」とゴミ捨ての人が殺到して、戦場のようになることがあるので、心を強く持って負けないように行きましょう。

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台北市専用ゴミ袋が買える場所・種類・値段

台北市専用ゴミ袋(台北市専用垃圾袋)が買える場所は以下

・台北市専用ゴミ袋取扱い店(專用垃圾袋銷售處)の表示がある伝統商店
・スーパー・コンビニ(ゴミ袋取扱いのある店舗)

詳しい取り扱い店舗の情報は、こちらの公式サイトにてご確認ください。ちなみにスーパー・コンビニ(連鎖超商)の表にある”来来”はコンビニのOK”恵康”はスーパーのウェルカム(頂好)です(ウェルカムはカルフールに買われてリブランドされています)。

台北市専用ゴミ袋の種類・値段

台北市専用ゴミ袋の種類は以下

  • 3リットル:20枚入り21元(ぶっちゃけ小さすぎて使い勝手も良くないので、粗品とかで配る用と思われます)
  • 5リットル:20枚入り36元

  • 14リットル:20枚入り100元

  • 25リットル20枚入り180元、その他33リットル(20枚入り237元)、76リットル(10枚入り273元)、120リットル(5枚入り216元)のラインナップになっています。

※上記の値段は記事執筆時当時のもので、変動の可能性があることをあらかじめご了承願います。
ちなみに最近はカルフールや全聯などのスーパーで有料のレジ袋を買うと、そのまま台北市のゴミ袋として使えるものも存在します。

 

余談ですが、我が家では5リットルと14リットルが不動のレギュラーとして活躍しています。

おわりに

ということで、今回は台北市のゴミ捨てについて書いてみました。

駐在や留学で台北に来る方は、マンション・アパートにゴミ捨て場があるところに住まわれるパターンが多いので、あまり役にたたないと情報かと思いますが、公寓など自分でゴミ捨てが必要なところに住まわれる方に、少しでも参考になればうれしい限りです。

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