八方雲集：気軽に入れる台湾の餃子チェーンを紹介！　

台湾の餃子チェーン「八方雲集」のメニューや注文方法、お店の検索方法などを紹介します。台北はもちろん、台湾各地に展開している八方雲集。どの店舗で食べても変わらない安定した料理のクオリティと、リーズナブルな料金で台湾の人たちにも人気のお店です。

八方雲集はフランチャイズチェーンということで、お店の雰囲気やオペレーションは全国ほぼ一緒。ファストフードのような入りやすい雰囲気で注文も簡単。

「台湾旅行で本格的な焼き餃子、水餃子を食べてみたいけど、ローカルなお店は注文が難しそう」

八方雲集はそんな方でも、気軽に本場の餃子を楽しめるオススメのお店です。

八方雲集について、読み方は？

台湾の餃子チェーンである八方雲集。その歴史は意外と新しく、1998年に台北市・天母に一号店を開いたのがスタートだそうです。台湾の街を歩いていると、必ず目にすると言っていいほど店舗数が多いので、私はもっと古くからあるのかと思っていました。

その後、台湾中に広がっていった八方雲集。2004年に台湾国内の店舗数が100を超え、2008年には香港にも進出。その後もどんどん店舗数を広げ、現在は台湾だけでおよそ1,000店舗。さらに中国大陸、アメリカにも出店しています。

ちなみに八方雲集の読み方ですが、中国語っぽく発音すると

「バーファン（八方）・ユィンジー（雲集）」

このようになり、ローカルの人たちは省略して、「バーファン」と呼んでいる人も多いです。

八方雲集のメニュー：おすすめはやっぱり餃子類

八方雲集のおもなメニューを紹介します。看板料理である餃子は焼き餃子（鍋貼）と水餃子（水餃）の2種類あり、八方雲集自身のおすすめは焼き餃子、水餃子ともに「招牌（看板）」と付くキャベツの餃子。ですが、私は個人的にニラ入りの焼き餃子が好きで、八方雲集に行くと必ずと言っていいほど注文しています。

八方雲集のメニュー分類

焼き餃子（鍋貼）

出典：八方雲集

ここから八方雲集のおもなメニューを紹介します。最初に紹介するの中国語で鍋貼（グォティエ）と呼ばれる焼き餃子、台湾でも好きな人が多い人気料理です。八方雲集では、おもに以下の焼き餃子を食べることができます。

八方雲集の焼き餃子（鍋貼）メニュー

八方雲集の焼き餃子（鍋貼）は定番のキャベツ、ニラのほか、少し辛めのキムチ風味、コーン入りも人気です。最初に出てくる招牌鍋貼（キャベツ入り焼き餃子）の「招牌 」は「看板」という意味になるので、この招牌鍋貼（キャベツ入り焼き餃子）が八方雲集おすすめのメニューということになります。

と言いつつ、台湾で餃子を出すお店では大体キャベツ、ニラの2種類が定番として用意されているんですが、キャベツ入りを「招牌」というお店が多いです。

八方雲集では上記以外に新製品や季節メニューなどを出していることもありますよ。

水餃子（水餃）

出典：八方雲集

続いては焼き餃子（鍋貼）と同じくらい人気、むしろ台湾では焼き餃子よりも一般的と言える水餃子。中国語で水餃（シュイジァオ）と呼ばれる水餃子は、ゆでるだけで手軽に食べられるので、台湾では冷凍した水餃子を買って家で食べる人も多いです。

八方雲集の水餃子（水餃）メニュー

スープ（湯品）

台湾で餃子屋さんといえば、あわせて注文したいのがスープ。八方雲集もスープは豊富なラインナップが揃っていて、なかでも酸っぱ辛さが病みつきになるサンラータン（酸辣湯）、クリーミーなコーンクリームスープ（玉米濃湯）の2種類は定番中の定番です。

以下は八方雲集で味わえるおもなスープのメニューで、このほか牛肉湯やスープの中に水餃子が入った湯餃（タンジャオ）と呼ばれる料理もありますよ。サンラータンに水餃子が入った酸辣湯餃（82元）やコーンクリームスープに水餃子が入った玉米湯餃（82元）は水餃子6個入りで、お腹も満足できるメニューです。

八方雲集のスープ（湯品）メニュー

麺類（まぜそば、中華そば）

八方雲集の古早味乾麺（昔風汁なし麺）

八方雲集で餃子、スープ以外で挑戦したいのが麺類。とくに「古早味」という昔風の麺は中華そば（湯麺=スープあり）、まぜそば（乾麺=スープなし）いずれも素朴な味。価格も1杯39元とリーズナブルです。

あと、辛いものが好きな方は花椒（ホァジャオ）の香りが効いたスパイシーな麺、紹辣乾麺や紹辣珍珠餛飩麺も気に入るかも。

八方雲集の麺類メニュー

2023年8月から八方雲集のメニューに牛肉麺が登場！

八方雲集は2023年8月から新メニュー「八方一號 經典牛肉麺系列」という牛肉麺のシリーズを発表しました。ラインナップは醤油ベースの「紅焼牛肉麺」、澄んだスープの「清燉牛肉麺」と牛肉麺の定番2種類に加え、ピリ辛なマーラー風味の「麻辣牛肉麺」も。私はまだ食べていませんが、お店のポスターを見ると美味しそうで、一度試してみたいです。

気になる価格は紅焼牛肉麺と清燉牛肉麺は各168元、麻辣牛肉麺は178元です。

ドリンク：八方雲集は豆漿（豆乳）も人気

出典：八方雲集

八方雲集では種類は少ないですが、ドリンクも販売しています。八方雲集の人気ドリンクは豆漿（豆乳）で、一般的な白い豆漿は無糖と加糖の2種類。そのほか黒豆を使った黒い豆漿、紅茶などもあります。また、持ち帰り用は大きなパックに入っていて、ボリュームたっぷりです。

ここまで紹介した八方雲集のメニューは一部となり、価格は2023年8月現在の石牌明徳店のメニューを参考にしています（1元=約4.5円）。また、価格に個数・単位表記のないものは原則1人前（1つ）です。すべてのメニューは八方雲集ウェブサイトでご覧いただけます。

八方雲集の注文・支払い方法

八方雲集の注文・支払い方法について説明します。八方雲集での注文は、メニュー兼オーダー用紙に食べたいものの数量を記入するだけ。口頭で注文する必要がほとんどなく、中国語がわからなくても簡単に注文できますよ。記入するペンはテーブル、もしくは入口付近にメニューと一緒にあることが多いです。

八方雲集・注文の流れ（店内で食べる場合）

八方雲集では、おおむねこのような流れで注文、支払いをします。精算したら料理はお店の人が席まで運んでくれますが、一部小皿料理や豆漿などのドリンクは店内の冷蔵庫から、セルフで取る方式になっています。

持ち帰りの場合は同じメニュー兼オーダー用紙上方の「外帯（テイクアウト）」にチェックを入れ、注文を記入して精算。持ち帰りの場合の注意として、上の画像のような注文用紙下方に注文番号のあるものは切り取り線がついているので、精算時に自分で切り取って持っていましょう。できあがったら注文番号で呼ばれます。

切り取り線がないタイプのメニュー兼オーダー用紙の場合は、精算時に注文番号（取餐號碼）が書かれたレシートがもらえます。

八方雲集・お店の雰囲気

八方雲集はフランチャイズチェーンなので、お店の面積は店舗により異なりますが、中のインテリアやレイアウトはほぼ一緒です。

こちらは店内の飲食スペース。各テーブルに番号が付いているので、注文時はその番号を用紙に記入します。

店内の食器（割りばし、スプーン）、調味料コーナー。調味料は左から

このようなものが用意されていて、好みに応じてコーナー置いてある小さい紙皿（食器コーナー右側）に入れて使います。

調味料はそのほか持ち帰り（外帯）用の小さいパックのソース（餃子のタレ）もあり、このソースを自分で取って使えるようにしているお店もあります。ソースはビニールに入っているお店、画像のようにクーラーバッグに入れているお店など様々です。

八方雲集の店舗を探す方法

「台湾では八方雲集があちこちにある。というのはわかったけど、実際にお店を探すときは、どうやって探せばいいんだろう」

という方もいらっしゃるかと思いますが、八方雲集のウェブサイトには便利な店舗検索機があり、日本語版もあるので簡単にお店を探すことができます。

八方雲集ウェブサイトでの店舗検索手順

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1八方雲集TOPページで「日本語」メニューを選択

八方雲集TOPページ上方をタップしてメニューを表示して、いちばん下にある言語を日本語に

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2店舗のクイック捜査欄に地域を入力

TOPページを下にスクロールするとある「店舗のクイック捜査」に探したい地域を入力。台北市内の店舗を選ぶ場合は真ん中の「県市 / 県市を選択します」で台北を選び、その下の「地域 / 地域を選択します」で区を選択します（クイック捜査？とお思いの方もいるかと存じますが、そこはご愛敬ということで）。

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3今すぐ検索をタップ

店舗を検索したい地域を選んだら「今すぐ検索」をタップ。すると、その地域にある店舗リストが表示されます。

以下、台北駅、MRT中山駅、MRT西門駅周辺にある八方雲集のお店をリストにしました。よろしければ、ご参考にどうぞ。

八方雲集：台北駅周辺の店舗

八方雲集：中山駅周辺の店舗

八方雲集：西門町駅周辺の店舗

台湾の餃子チェーン・八方雲集：まとめ

ということで、台湾の餃子チェーン店「八方雲集」を紹介してみました。台湾の人達には八方の中国語読み「バーファン」と親しまれている八方雲集。フランチャイズチェーンなので、お店の雰囲気やオペレーションは全国ほぼ一緒。ファストフードのような入りやすい雰囲気で注文も簡単です。

「台湾旅行で本格的な焼き餃子、水餃子を食べてみたいけど、ローカルなお店は注文が難しそう」

そんな方でも気軽に入れてオススメの八方雲集。台湾旅行に来たら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました！