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マカオ子連れ旅行記、ゆるり4泊5日の観光ルートを紹介!

2019年10月、もうすぐ2歳になる子供を連れて台湾から4泊5日のマカオ旅行に行ってきました。

この記事ではマカオ旅行の備忘録も兼ねて、子連れで回ったマカオの各エリア、観光ルートを時系列で紹介します。

カジノやリゾートホテルが立ち並ぶコタイ地区から、のどかなコロアン島、ポルトガル統治時代の風情たっぷりのタイパ地区、世界遺産の歴史地区まで、あまり無理せずに観光してきました。

これから子連れでマカオに行こうと考えている方の参考になれば幸いです。

※当記事は2019年10月に公開した記事に修正、加筆したものとなり、記事内の情報は基本、当時の情報がベースとなっています、あらかじめご了承ください。

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マカオ子連れ旅行記 Day 1. 台湾出発~マカオへ

台北市内の自宅からタクシーで桃園空港へ移動

出発当日はマカオ行きのフライトが8時20分出発と早目だったので、前日にネット予約していたタクシーで桃園国際空港に向かいます。

台北市内から桃園空港まで台湾の大手タクシー会社、台湾大車隊を利用した場合の料金は運賃1,000元にチャイルドシートの追加料金が100元の合計1,100元。夜間などは別途追加料金がかかりますので、詳しくは台湾大車隊ウェブサイトでご確認ください(空港送迎は中国語で"機場接送")。

タクシーは予約した6時にはちゃんと指定場所に来てくれていました。荷物をトランクに入れ、子供をチャイルドシートに乗せたら出発!

通常は台北市内の筆者宅からなら桃園空港まで1時間かからないのですが、この日は空港近くで事故があったようで渋滞。空港を目の前にしてなかなか進まず気を揉みましたが、ギリギリ搭乗手続きに間に合いました。

搭乗手続き後は大急ぎで、こちらもネットで予約していたマカオで使うSIMカードをピックアップして搭乗口へ。

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タイガーエア台湾 IT303 便

この日のマカオ行きIT303便は定刻の8時20分に台湾桃園国際空港を出発。

予定フライト時間は1時間45分と短いので機内食の注文はしなかったんですが、途中小腹が空いたので菓子パンを食べようとしたところ、

「機内で販売しているもの以外は食べないように」

と注意を受けたのでガマン。タイガーエア台湾を利用する際は注意が必要ですね。

そうこうしつつもフライトは順調で、定刻の10:05分にマカオ国際空港に到着。台湾とマカオは時差がないため、現地で時計を合わせる必要がなく楽ちん(台湾・マカオともに日本との時差は-1時間です)。

マカオ国際空港からホリデイ イン マカオ コタイ セントラルへ移動

マカオ国際空港到着後のイミグレーション(入境)は、比較的早い時間だったからか特に混雑もなくスムーズでした。

イミグレ手続きを終えてスーツケースをピックアップしたら、「酒店専車」と書いてあるホテルのシャトルバス乗り場へ移動。マカオの空港はとてもコンパクトなので、特に迷うことはないと思います。

ちなみにマカオに入境するためのビザに関して、日本人が観光で入る場合はビザ不要。台湾人はビザが必要です。

そのため、日本人の筆者と日台ハーフの子供はビザなしでしたが、ママだけ事前にビザを申請して入境しました(子供は日本と台湾両方のパスポートを持っているので、マカオへは日本のパスポートで入境しました)。

マカオ国際空港の各ホテル行きシャトルバス乗り場

空港ビルから外に出てホテルシャトルバス乗り場へ。

各リゾート(カジノ)ホテルのシャトルバスが多数行き来するなか、ホリデイ イン マカオ コタイ セントラルに行くシャトルバスを見つけて乗車。

ホリデイ イン マカオ コタイ セントラルはコタイ地区のサンズ・コタイ・セントラル(SCC:金沙城中心)という、パリジャンやベネチアンなども属しているリゾートグループのひとつなので、シャトルバスはそれらのホテルと共通でした。

空港からホテルまでは近く、バスで10分ほど。

ホリデイ イン マカオ コタイ セントラル(現在はリブランドのため閉業)

この日から2泊するホリデイ イン マカオ コタイ セントラルに到着(うしろの白い建物はシェラトン)。

ちなみにこのホリデイ インはなんとあの高級ホテル「コンラッド」と建物を共有していて、半分がホリデイ イン、もう半分をコンラッドが使用しているため、何となくゴージャスな佇まい。

昼前に到着してしまったのでチェックインはできないと思い、とりあえずスーツケースだけ預けようと思い、対応してくれたスタッフにその旨を伝えると、

お荷物をお預かりするのは問題ありませんが、空いているお部屋があると思います。すぐに確認しますので少々お待ちください

という気の利いたセリフが。

するとすぐに

「○○サン、もうお入りいただけるお部屋がございますので、ご案内します」

という、非常にうれしいお言葉をいただき、部屋に入ることができました。

ホリデイインと言うと比較的リーズナブルなイメージで、高級ホテルが肩を並べるSCCの中だと少し浮く感じですが、ここはサービスもよく、少しリッチな気分に。

そして案内されたスーペリア・キングの客室。奥行きがあって落ち着いた雰囲気です。

ベッドもこのように大きく、親子3人でも十分に寝られる大きさ。でも、このときは子供がまだ2歳前だったので、リクエストで入れてもらったベビーベッドに寝かせました。

リクエストして入れてもらったベビーベッド。

バスルームはバスタブとシャワーブースが分かれているタイプ。

ご丁寧にベビーバスも用意してくれていました。

あと注意を一点。ホリデイイン、というかマカオのコンセントはこの形でした。

ホテルによっては日本と同タイプのコンセントを用意してあるところもありますが、念のためアダプターを用意しておくのをおすすめします。

サンズ・コタイ・セントラルのフードコートでランチ

ホテルの部屋に荷物を入れて、若干休憩してからランチに出かけます。

それにしても、サンズ・コタイ・セントラル系列の各ホテルはモールのような形で繋がっていて、たくさんのショップが建ち並ぶ様は見ているだけでも楽しいんですが、とにかく広い。

結局どこで何を食べたら良いか思い浮かばず、モール内にあるフードコートでランチを食べることに。

フードコートとは言え、せっかくマカオまで来たから香港・マカオ式のものを食べようということで選んだのがこちら。香港式のチャーシューやローストした鴨、鶏肉などが食べられるお店です。

ここで注文したのはロースト肉4種盛り合わせライス(燒味四寶飯:80パタカ)。

鴨肉、チャーシュー、鶏肉と塩漬けみたいな玉子(鹹蛋)とライスのコンボで、肉は台湾でもおなじみのネギを刻んだのが入ったニンニク的ソースをつけていただきます。

台湾元にすると約240元(日本円で1,087円)。台湾だと80~100元ぐらいで食べられるので割高ではありますが、味はフードコートにしてはナカナカ本格的で美味でした。

また、注文は台湾でも使われている中国語(北京語)で大丈夫でした。

<盈暉燒味至尊 - Glorious BBQ King - >
・住所:澳門金沙城3樓美食廣場

ホテルで休憩~ザ ベネチアン マカオでゴンドラ乗船、イタリア気分を満喫

ランチを食べたあとはいったんホテルに戻り、子供のお昼寝タイム。

このころはまだ2歳前で、うちの子の場合は昼寝をちゃんとしないと夜中に泣くことがあったので、旅先でもできるだけ昼寝の時間はしっかりと取ります。

昼寝でチャージをしたらホテルを出発。

ホリデイインの前の広い通りの向かい側にある人気のホテル、ザ・ベネチアン マカオでゴンドラに乗りに行きます。

コタイ地区のホテルはみんなそうですが、ザ・ベネチアンも多分に漏れず豪華な内装。

おしゃれなショップが建ち並ぶモール建物内に運河が流れ、外国人の船頭さんが歌ったり楽器を奏でたりしながら乗客を楽しませています。

ゴンドラのチケットはお土産屋さんのカウンターで販売しています。我々はあらじめネットで予約していたんですが、その場合の引き換えも同じカウンターです。

ゴンドラのチケット料金は当日券の場合、平日だと大人(12歳以上)1名145パタカ、*子供(12歳未満)1名115パタカ。週末の場合は大人1名158パタカ、子供1名120パタカ。

*ザ・ベネチアンの公式サイトでは子供料金「1歳至12歳以下」となっていますが、大人料金が「12歳或以上(12歳またはそれ以上)」となっているので、子供料金は12歳未満を指していると思われます。

我々が乗ったゴンドラは女性の船頭さんが歌を歌いながら操縦していました。

運河沿いに建ち並ぶ華やかなショップやヨーロッパ調の風景を眺め、なんだか本当にベネチアを旅しているような気分。

波もなくゴンドラが揺れないので、小さい子供も怖がることなくゴンドラの旅を楽しんでいました。

このあとは結局何を食べたらよいか思い浮かばず、ベネチアン内にあったマックで簡単に夕食を済ませて終了。

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マカオ子連れ旅行記 Day 2. パンダ見学~コロアン島

2日目はホテルの朝食ビュッフェを食べて、ひとまずタクシーで最初の目的地に向かいます。

パンダ見学の穴場、石排湾郊野公園

この日、最初に訪れたのはマカオのパンダ見学の穴場として知られる「石排湾郊野公園」。

ホリデイインのエントランスからタクシーで10~15分。タクシー料金は50パタカほどでした。

ちなみにこの「石排湾郊野公園」、その名の通り公園なので敷地内に入るのは無料です。

ただし、パンダがいる「パンダパビリオン」が有料施設となっていますので、パンダを見る場合はチケットを買ってパビリオンに入場する必要があります。

チケット料金は大人1名10パタカ、子供は12歳未満なら無料で、各チケット午前、午後とも毎正時(00分)から1時間見学が可能。

定員制になっているので、「日本や台湾の動物園のように混雑時は慌ただしくパンダの前を通り過ぎる」という感じではなく、ゆったりとパンダを観察を楽しめます。

この建物がパンダパビリオン。指定時間の前に緑色のテントのところに整列し、スタッフにチケットを見せて入場します。

シアターのような作りになっているパンダ館の館内。この大きなガラス越しにパンダが自然に近いフィールドで過ごす姿を見学できます。

館内はこの通路一本だけですが、定員制なのでそんなに混雑する雰囲気はありませんでした。

こんな感じでパンダのリラックスした様子を見学。

この施設にパンダは4頭いるそうですが、我々が訪れた時は2頭が出てきていました。

ただ、場所自体が広くなく、人も多くないので1時間だと時間が余ってしまう可能性あり。我々は途中で子供が飽きて来たので30分ほどでパンダ館を後に。

「石排湾郊野公園」にはパンダのほか、レッサーパンダや鳥類なども飼育されていて、こちらは無料で見ることができますよ。

<石排湾郊野公園>
・開放時間:06:00 - 22:00(パンダパビリオンは10:00 - 17:00)
・住所:Estr. de Seac Pai Van(MAP
・ウェブサイト:石排湾郊野公園

古き良きマカオの風情あるコロアン島をのんびり散策

石排湾郊野公園から今度は路線バスでコロアン島の中心部に。

石排湾郊野公園バス停から25番の路線バス「路環市区」方面行きに乗ると、ものの数分でコロアン島中心部のロータリー「路環」に到着。ここからベビーカーを押しながらコロアン島散策をスタート。

コロアン島のロータリー近くの路地と中華、ポルトガル折衷の場所表示。

マカオは通りの表示もこのように中国語とポルトガル語が併記されたものが多かった。

コロアン島は海に面した通り沿いを散策。それにしても10月半ばというのにアツい。

聖フランシスコ・ザビエル教会

観音古廟(觀音古廟)は1800年に建立されたそうです。

このようにポルトガル様式、中華式の旧跡が点在しているコロアン島ですが、ご覧の通り地面は石畳のような場所が多いので、ベビーカーだとガタガタしがちなので注意が必要です。

エッグタルトの名店「ロードストーズ」のカフェでランチ

マカオのコロアン島といえば、あのエッグタルトの人気店「ロードストーズ・ベーカリー(Lord Stow's Bakery)」の本店があることでも有名です。

日本では「アンドリューのエッグタルト」として知られるロードストーズのエッグタルト。ファンの方も多いんじゃないでしょうか?

ということで、コロアン島でそのエッグタルトはもちろん、食事も楽しめるカフェ「ロードストーズ・ガーデン・カフェ(Lord Stow's Garden Cafe)」でランチすることに。

メニューにはピザ、パスタやサンドイッチにドリンク、デザートなど各種。

我々は朝ホテルのビュッフェを食べ過ぎてあまりお腹が空いていなかったこともあり、軽めにクラブサンドイッチ(82パタカ)、スプライト(18パタカ)、エッグタルト(10パタカ/個)を注文。

クラブサンドイッチはほとんど子供が食べたので、正直あまり印象には残っていませんが。ただ、見た目も味もよかったです。

そしてお待ちかねのエッグタルト。

こちらは多くの人に、「マカオでナンバーワンの美味しさ!」と言われるだけあって、本当に美味しかったです。

焼き立て、且つおふくろの味的で純粋なテイスト。個人的には、あとからこのとき買って帰らなかったことを後悔するレベルの一品でした。

※ロードストーズ・ガーデン・カフェは2022年7月7日現在、一時営業を停止しています。今後のオープン予定は公式サイト等で告知されるまで未定です。

↓↓↓

2023年1月21日時点で公式サイトに「旧正月期間の休業日:1月22日~24日まで」と書かれていますので、復活したようです!!!

<ロードストーズ・ガーデン・カフェ - Lord Stow's Garden Cafe 安德魯花園咖啡店>
・営業時間:09:00 - 17:00(月)/ 09:00 - 20:00(火~日)
・住所:G/F C Houston Court 21 Largo do Matadouro, Coloane Village, Macau(MAP
・ウェブサイト:Lord Stow's Garden Cafe

ホテル「ザ・パリジャン」のプールで水遊び

コロアン島でランチ後、少し散策を続けてから、恒例の昼寝タイムを取るためにいったんホテルへ。

子供が昼寝から起きたら、次はザ・パリジャンのプール「アクア・ワールド」へゴー。

ベビーカーを押しながらザ・ベネチアン同様に豪華なホテル内部を散策しつつ、6階にあるプール「アクア・ワールド」を目指します。

こちらの受付でスタッフにチケットを渡して入場。

料金は1歳以上は一律で160パタカ。身長140㎝未満の児童はアームリング(腕につける浮き輪のようなもの)またはライフベストの着用が必要となるので、あらかじめ用意しておきましょう。

なければ受付がショップも兼ねているので買えますが、種類はあまり多くなく値段も高めでした。

アクア・ワールドには大きなウォータースライダーが。でも我が子はまだ小さいので不可。

それでも夕方のプールは人気も少なく、浅いプールでチャプチャプ水遊びができて子供も大喜び。

ただ、日が傾くとそれまでの暑さとは対照的に、ときどきビル風のような強い風が吹いて少し肌寒く感じることもあったので、バスタオルかジャケットなどを羽織れるように準備しておくのがおすすめです。

※アクア・ワールドは2022年7月7日現在、一時営業を停止しています。今後のオープン予定は公式サイト等で告知されるまで未定です。

↓↓↓

2023年4月12日の時点で公式サイトから営業停止のアナウンスが消え、復活したようです!!

<アクア・ワールド - Aqua World 水世界 ->
・営業時間:10:00 - 18:00
・住所:Level 6, The Parisian Macao
・ウェブサイト:Aqua World

マカオ子連れ旅行記 Day 3. 半島エリアで世界遺産見学

この日は朝ホリデイ イン マカオ コタイ セントラルをチェックアウト。ちょうどフロントにチェックインを手伝ってくれたエディがいたのでチップを渡して出発。

バスで華やかなコタイ地区からマカオの中心である半島エリアに移動して、先に宿泊する予定のホテルへ荷物を預けに行く。

リオホテル マカオ(Rio Hotel Macau)にチェックイン

ということで、この日から2泊する予定のリオホテル マカオ(Rio Hotel Macau)に到着。

画像にあるように、このホテルはカジノが併設されていて、マカオ半島地区のホテルではカジノに遊びに来る日本人客も比較的多いホテルのようです。

予約したのはファミリールーム。アゴダでの料金は2泊で約7,500台湾元と、なかなかお得な値段で予約できました。

画像の奥がフロント。

アゴダでの予約時には特に書いてなかったと思うんですが、いろいろな人がネットで書いているようにチェックインの際にデポジットとして1,000香港ドルを請求されました。

1,000香港ドルだと、ほぼ1泊分の宿泊料金ぐらいなので若干高い気もしましたが、海外のホテルだと時々そういうこともあるので、とりあえず払う(デポジットは後日ちゃんと筆者のカードの口座に戻ってきました)。

これからリオホテルに宿泊する方も、もしかするとデポジットの請求があるかも知れませんので、あらかじめインプットしておくといいと思います。

ファミリールームの客室。予約する際は「ダブルベッド1台とシングルベッド1台」となっていたんですが、2台ともダブルでした。

また、リオホテルも事前にベビーベッドをリクエストしたところ、ちゃんと入れてくれていました。

ただし、ベビーベッドは数に限りがあるので、必要な場合は早めにリクエストされるのをおすすめします。

<リオホテル マカオ - Rio Hotel Macau ->
・住所:Rua de Luis Gonzaga Gomes 33, Macau(MAP
・ウェブサイト:Rio Hotel Macau

地元客で賑わう食堂「好景濤美食」でランチ

ホテルに荷物を入れたら、さっそく腹ごしらえのために外出。

最初はヤオハンのフードコートでランチを食べようと行ってみたものの、あまり食べたいものがなかったので、ママと「何か地元の食堂で食べたいね」という話になりGoogleを活用。

するとママが、「ヤオハンから歩いて行けそうな距離にクチコミの評価が高い食堂がある」というので、ベビーカーを押しマカオの街ナカをひたすら歩いて来たのがこちら「好景濤美食」。

女将さんにおすすめを尋ねたところ、「蒸しご飯定食がよく出ている」とのことで、

筆者はザーサイと牛肉の蒸しご飯定食(榨菜牛肉蒸飯:40パタカ)、ママはネギと豚肉の蒸しご飯定食(蔥菜蒸肉餅飯:40パタカ)を注文。

ところで「蒸しご飯」って?という方もいらっしゃると思いますが、どうや特殊な鍋でご飯を蒸しているようで

このような土鍋のような陶器の中に、さらに銀色の器に入った白ご飯が出てきました。

正直、普通の白ご飯との違いがよく分かりませんでしたが、定食はなかなか美味しかったです。また、これまで食べたものの値段は比較的高かったので、ここのメニューは良心的というか安心できる値段でした。

<好景濤美食>※閉店の可能性あり
・営業時間:12:00 - 22:00
・住所:Edificio Veng Va, 27 R. do Gamboa, Macau(MAP

ベビーカーを押しつつ世界遺産・聖ポール天主堂跡へ向かう

昼食後は「マカオのシンボル、聖ポール天主堂跡へ行ってみよう!」ということになり、ふたたびベビーカーを押してマカオの路地を縫うように進む。それにしても10月なのにマカオは暑い。

ヘロヘロになりながらやっと聖ポール大聖堂が見えてくる。しかし、だんだん近づくと前はなんと階段で、ベビーカーにはちょっとキツイ。と思いきや、

坂に加えて石畳ではありますが、横に道路がありました。

そんなこんなで聖ポール天主堂跡で写真撮影をして、そのあとすぐそばにあるエスカレーターを上って行ったところにあるマカオ博物館へ。

大人ひとり15パタカずつ払って入場したものの、子供が即寝落ち。

自分たちも暑い中歩いて疲れたので、ほとんど展示を見ないまま「ホテルに戻ろうか」となり、そそくさと聖ポール天主堂跡の裏手の坂を下りたところでタクシーを拾ってホテルに戻りました。

ディナーは「ローズガーデン・カフェ」でマカオ・ポルトガル料理に挑戦

この日のディナーはマカオ子連れ旅行・3日目にしてようやく、「せっかくだからポルトガル料理とか、マカオの名物を食べよう!」という話になり、ホテル近くのポルトガル料理レストラン「ローズガーデン・カフェ(玫瑰園)に。

ここで注文したのはポルトガル料理の定番・ダックライスにマカオ名物・ポークチョップバーガー、あとは牛のテール入りカレー、サラダというラインナップ。

牛のテール入りカレーを除けば、どれも初めて食べるものでしたが、自分たちの口には合っていたようで完食しました。

けっこうボリュームがあったのでかなりお腹いっぱいになり、このあとはホテルに戻ってすぐに就寝。

<ローズガーデン・カフェ - Rose Garden Cafe 玫瑰園 - >
・営業時間:11:00 - 23:30
・住所:Edificio San Wa, 43號 R. de Nagasaki, Macau(MAP

マカオ子連れ旅行記 Day 4. タイパ地区~歴史地区ふたたび

マカオ子連れ旅行も4日目。

本格的な観光はこの日が最後ということで、この日の昼間はコタイ地区、コロアン島以外でもう一か所訪れておきたかったタイパ地区観光がメイン。そして夜はふたたび歴史地区散策~ディナーという流れ。

朝はリオホテルそばのバス停(高美士)から28A番の路線バスでタイパ地区に向けて出発。

目的地の「氹仔官也街」バス停が近づくと、狭い道沿いにポルトガル風の建築と伝統的な中華風建築が混在していて異国情緒たっぷり。

「氹仔官也街」バス停までの運賃は6パタカで、バスを降りるとすぐそばに官也街の入口があります。細いストリートに食べ物屋さんやお土産物屋さんが建ち並び、観光客で賑わっているので、すぐにわかると思いますよ。

官也街の有名店「莫義記貓山王」で名物のドリアンアイス

タイパ地区に到着して、最初に訪れたのが「莫義記貓山王」というお店。

創業してからすでに80年以上の歴史あるお店は、マカオ観光に関するブログなどでよく出現する「ドリアンのアイスクリーム」で有名なお店です

官也街の入口から見える距離にあり、遠目からでも大勢の観光客が店頭でアイスを食べているのが見えました。

ドリアンアイスクリーム(貓山王榴槤雪糕:45パタカ)、せっかくなので買ってみました。

45パタカは日本円に換算すると約760円(2022年7月現在)。なかなかの値段ですが、アイスのカップ自体は普通にコンビニで売っているアイスぐらいのサイズでした。

気になる味の方は、ドリアンだけあって筆者にはかなり強力なテイストながら、ママは涼しい顔で食べていたので、ドリアン慣れしている地域では歓迎される味なんだと思います。

<莫義記貓山王>
・営業時間:09:00 - 23:00
・住所:Rua do Cunha, 9(MAP

ランチは官也街入口のカフェ「旺記珈琲」で

バス通りの目の前という好立地にある旺記珈琲。店頭には焼きたてと思しき香港式のパンが並び、そのパンやドリンクをテイクアウトするお客さんがひっきりなしに訪れていました。

そんな人気の旺記珈琲、画像右側にある階段から2階に上がると客席があり、店内で食事をすることができるとのことで、この日のランチはここに決定。

メニューに「秘製」と書かれていた大根とモツの煮込み(蘿蔔牛雜:中サイズ60パタカ)、パンが好きな子供用にポークチョップ玉子チーズサンド(芝士豬扒厚蛋治:38パタカ)、そのほか素うどんのような公仔麵(20パタカ)に茹で野菜(娃娃菜:9パタカ)を注文。

店員さんの愛想はいまひとつでしたが、料理はどれもなかなか美味しかったです。

<旺記珈琲>
・営業時間:07:00 - 22:00
・住所:60, R. Correia da Silva(MAP

ランチ後は美しいポルトガル建築のタイパ・ハウス・ミュージアムへ

官也街の旺記珈琲でのランチ後は、官也街からバス通りを挟んだこの階段を上り、タイパ・ハウス・ミュージアム方面へ。

暑い中、ベビーカーを担いでこの階段を上るのは楽ではありませんが、せっかく来たのでガッツで上ります。

階段を上りきったところにある通りをしばらく歩くと、ペパーミント色したポルトガル建築群・タイパ・ハウス・ミュージアムが見えてきます。

整然と立ち並ぶペパーミント色の建物は全部で5棟。ポルトガルが統治していた時代は高級官僚などが暮らしていた建物が、現在はミュージアムとして一般に開放されています。

一般開放されているタイパ・ハウス・ミュージアムの内部。

ヨーロッパ調のインテリアが配置された室内を見学すると、往時のポルトガル官僚たちの生活を垣間見ているよう。

タイパ・ハウス・ミュージアム見学後は官也街方面に戻り、バス通り沿いにある「タイパ・コロネア歴史博物館」に。しかし、子供が眠そうだったためすぐに切り上げ路線バスでホテルに戻りました。

昼寝のあとはホテルのプールで少し水遊びをして、夕方から歴史地区に出発。

マカオ歴史地区・セナド広場周辺散策

夕方ふたたびホテルを出発。ベビーカーを押しつつ、とりあえず有名なセナド広場を目指してみます。

10月というのに正月(もしくは旧正月)を祝うかのような、巨大なウサギと中華風のデコレーションがなされていますが、それ以外はポルトガル風。

セナド広場の前に建つ「民政総署」。ポルトガル統治時代にマカオ市政庁だった建物です。我々は中には入りませんでしたが庭園やギャラリー、2階の図書館は一般開放されているそう。

日が暮れてきて建物がライトアップされると、こんな感じでムードたっぷり。

結局、セナド広場の周りにお土産屋さんなどもあったので、この辺りをブラブラしているうちにお腹が空いて、この近くで食事をすることにしました。

ディナーはマカオの有名店「黄枝記」で名物の麺を食す

特にお目当てのお店があるわけでもなく、適当に探していたらセナド広場の前にある、「黄枝記」というレストランの前で、店員さんが熱心に「いまなら席あるよ~」と道行く人に声をかけていたので、

「子供連れでも入れますかね?」と尋ねたところ、「大丈夫」との返事だったので入ることに。

このときは知りませんでしたが、あとからこの「黄枝記」がけっこう有名なお店だということを知りました。

メニューは麺類、ご飯類、一品料理と豊富なラインナップ。一応、日本語も併記されていたんですが、何を食べたらいいのか分からなかったので、店員さんにおすすめを尋ねてみると

エビワンタン麺(鮮蝦雲吞面:45パタカ)とエビの子麺(金牌蝦子撈麵:76パタカ)がおすすめとのことで、そのふたつにもう一品、玉子あんかけご飯(滑蛋蝦仁飯:70パタカ)を注文しました。

画像は上からエビの子麺、エビワンタン麺、玉子あんかけご飯。

「黄枝記」の料理は自分的にはどれもハズレなく美味しく、特にエビの子麺は初めてこういった麺を食べたんじゃないかと思いますが独特で病みつきになりそうな味でした。

またマカオに行く機会があったら食べたいな。

マカオ子連れ旅行記 最終日 スーパー来来でお土産探し~台湾へ

4泊5日のマカオ子連れ旅行もいよいよ最終日。

この日は空港でお昼ご飯を食べてから、15時の飛行機で台北に戻るため特に観光はなし。

朝は前日の夜に買っておいた菓子パンを食べたら、チェックアウト前にスーパーマーケットでお土産を買おうということで、近所にあったスーパーマーケット「来来」へ。

品ぞろえは台湾のスーパーとさほど変わらずでしたが、リオホテルから近いこの「新口岸羅理基店」は食料品のほかに雑貨や生活用品(アイリスオーヤマみたいな)など、ホームセンター的な商品も少し扱っていました。

お土産の調達後はホテルをチェックアウトし、路線バスで空港へ。

お昼過ぎに空港に到着し、空港内のマックで昼食を食べ15時発のタイガーエアIT304便で台北に戻りました。

おわりに ~ マカオ子連れ旅行で注意したいこと ~

最後に、今回のマカオ子連れ旅行を振り返って、特にこれから子連れで行く予定の方にシェアしたい情報をいくつか挙げてみます。

1. 秋でも日中はかなり暑かったので、こまめに水分補給を

筆者がマカオを訪れたのは10月でしたが、晴れた日中は気温が30度を超えかなり暑かったです。熱中症などの恐れもありますので、こまめな水分補給をおすすめします。

2. バスなどの交通機関、レストラン店内などはエアコンが強め、羽織れるものがあるとグッド

外国は比較的どこもエアコンが強めで、室内は寒く感じることがあります。薄手のジャケットなどでエアコンの寒さ対策を。

3. マカオは坂や階段が多めのため、ベビーカーは注意

本文中にも書きましたが、マカオの街中は坂道や階段、さらに石畳の通りもありますので、ベビーカーだと時々苦労する場面があります。場面によっては抱っこ紐を使った方がいいかもしれません。

あと、路線バスに乗る際にベビーカーは折り畳んだ方がいいと思います。

ということで、長くなりましたが4泊5日のマカオ子連れ旅行記でした。お付き合いいただきありがとうございました。

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