台湾旅行の必須アイテム、「悠遊カード」の買い方に関する情報をシェアします。
台湾の交通ICカード「悠遊カード」はMRT(地下鉄)やバスといった公共交通をはじめ、公共レンタサイクルのユーバイク、さらにコンビニなどでのショッピングにも使える便利なカードです。
この記事では悠遊カードを購入できる場所に実際の買い方、チャージ方法まで徹底解説しますので、台湾旅行の前にぜひチェックしてみてください!
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悠遊カードの買い方ガイド:悠遊カード(EasyCard)とは?
悠遊カードの買い方ガイド。まずは悠遊カードについて簡単に説明します。
台湾で「悠遊卡(ヨーヨーカァ)」と呼ばれている交通系ICカード「悠遊カード(EasyCard)」。台湾全国の公共交通機関はもちろん、スーパー、コンビニ、レストランなどでも使える便利なカードです。
参考までに、台湾国内では現在複数の企業が交通系ICカードを発行していて、
「悠遊カード(悠遊卡)」、「iPASS(一卡通)」、「Icash(愛金卡)」
この3つが「3大交通系ICカード」と言われていますが、その中でも悠遊カードは発行枚数がダントツのナンバーワンです。
台湾3大交通系ICカードのシェア(2023年2月時点)
2. iPASS(一卡通)・・・20.7%
3. Icash(愛金卡)・・・16.5%
4. その他・・・0.1%
参考資料:金融監督管理委員会
悠遊カードが使える場所は?
続いては悠遊カードが使える場所について。台湾国内では公共交通のほか、コンビニやスーパーなど、広い範囲で悠遊カードが使えます。おもな悠遊カード(普通カード)の使える交通機関、お店は以下です。
- 交通機関:台北、新北、桃園、台中、高雄の各MRT、台湾各地の路線バス、高速バス(一部の路線を除く)、台湾鉄道(一部の列車を除く)など
- レンタサイクル:Youbike、台北市河濱自行車、新北河濱自行車、台南、高雄、金門公共自行車
- コンビニ:セブンイレブン、ファミリーマート、OKマート、Hi-Lifeなど
- スーパー:全聯福利中心、美廉社、Jasonsなど
- 量販店:カルフール、大潤發、愛買など
上記以外にもレストラン、お土産店など悠遊カードが使用できるお店はたくさんあります。さらに詳しい情報は悠遊カード公式ウェブサイトでご確認ください。
悠遊カードの値段はいくら?
悠遊カード(普通カード)の価格:100元(約440円)
これは金額がチャージされていない「空カードの価格」になりますので、カードを購入したら金額をチャージする必要がありますが、桃園空港MRTの券売機など、”あらかじめ100元とか200元がチャージされたカード”を販売しているところもありますよ。
悠遊カードには「普通カード」のほか、「学生カード(學生卡)」、「敬老カード(敬老卡)」などが台湾で発行されていますが、基本的に普通カード以外は台湾に居住している人が対象になりますので、この記事ではそれらの説明は省略します。
悠遊カードを安く買える方法はある?
基本的に懸賞のプレゼントなどを除いて、悠遊カードを無料または割引価格で入手できることはありませんが、上述のように「あらかじめ金額がチャージされた悠遊カード」は場所によって販売されています。
オンライン旅先体験予約サイトのKlookでは、桃園空港受け取りの悠遊カードが販売されています。
チャージされていない「空カード」のほか、あらかじめ200元または400元の金額がチャージされているプランもあり、チャージ済みのカードなら到着後にひとまずチャージする手間が省けて便利ですよ。
\ Klookで桃園空港受け取りの悠遊カードを見てみる /
悠遊カードの種類:デザインものやキーホルダータイプも
一般的な悠遊カードはデザインが共通で、「Be Be」というキャラクター(上の画像)が描かれているものが定番ですが、これ以外に「特製卡(特製カード)」と呼ばれるアニメのキャラや企業、ブランドとコラボしたデザインのカードがあるほか、「造形卡(デザインカード)」というキーホルダータイプの特殊な悠遊カードも販売されています。
- 出典:D1CHOICE SHOP
「特製カード」や「デザインカード」はコンビニ、悠遊カードの公式ECサイトであるD1CHOICE SHOPなどで購入することができますが、コンビニは店舗の力の入れ具合で特殊なカードを置いていない場合もありますので、何軒か回って見ることをおすすめします。
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悠遊カードの買い方ガイド:おもな販売場所と購入方法
悠遊カードが買える場所
- 台北、桃園、台中、高雄の各MRT駅
- 4大コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、OKマート、Hi-Life)
- 悠遊カード・カスタマーサービスセンター(悠遊卡公司客服中心)
こちらがおもな悠遊カードの販売場所です。MRT駅では駅構内の「詢問處」と呼ばれる係員のいる窓口、または「售卡機」と呼ばれる自動券売機で購入することができます。悠遊カードのカスタマーサービスセンターは台北の場合、市政府バスターミナルにサービスカウンターがあります。
桃園空港MRT駅で悠遊カードを購入する方法
桃園空港MRTの駅で悠遊カードを購入する場合は、「詢問處」と書かれた駅のインフォメーション(画像)または自動券売機で買うことができます。
ここから自動券売機での悠遊カードの買い方を説明します。
step
1青色の「售卡機/加值機」と書かれた券売機を選ぶ
桃園空港MRTの自動券売機は2種類あり、紫色の「單程票售票機」がきっぷ販売用、青色の「售卡機/加值機(青色)」が悠遊カード販売・チャージ用です。悠遊カードの購入は青色の券売機を使用します。
step
2券売機の画面にタッチ
はじめに、自動券売機の画面にタッチします
step
3日本語を選択(必要な場合)
画面下方に言語選択のメニューが出てきますので、日本語を選択します。
step
4サービス項目を選択
サービス項目の選択画面になりますので、「カードを購入する」を選択します
step
5購入するカードの種類を選択
すると、販売可能なカードが表示されます。この画像では在庫切れなのか「Ipass(一卡通)」しか表示されていませんが、「悠遊カード(悠遊卡)」、「Icash(愛金卡)」もあればここに表示されますので、希望のカードを選択します。
※桃園空港MRT駅の券売機で売られている交通カードは、あらかじめ金額がチャージされているものが販売されている場合があります。
step
6「統一番号」入力の有無を選択
カードを選択したら「統一番号(台湾で会社精算する際などに使う番号)」の入力画面になりますので、右側の「不要」を選択してスキップします
step
7紙幣を投入する
あとは表示された代金を支払って、カードをゲットしましょう
台北MRT駅で悠遊カードを購入する方法
台北MRT(地下鉄)駅も桃園空港MRTと同じく、「詢問處」と書かれたインフォメーションまたは自動券売機で悠遊カードを購入することができます。
台北MRTの駅には「悠遊卡售卡/加值機」という悠遊カード専用の券売機が設置されていますので、ここから買い方を説明していきます。
step
1サービス項目を選択する
はじめに画面にタッチしてメニューが表示されたら、「購買悠遊卡(悠遊カードを購入する)」を選択します
step
2規約を読んで「了解」
次に、規約が表示されますので「我已了解(規約を読んで了解しました)」を選択します
step
3紙幣を投入する
続いてカードの代金が表示されますので、①のところにお金を入れて精算が完了すると②のところにカードが出てきます
この自動券売機で販売されている悠遊カードには金額がチャージされていません。購入後はその場でチャージするのをおすすめします。
コンビニで悠遊カードを購入する方法
MRTに続いては、コンビニでの悠遊カードの買い方を説明します。
コンビニの場合は、お店によって陳列方法は違いますが、だいたいレジ近くに置いてあることが多く、
こんな風にいろいろなデザインの悠遊カードを陳列してあるお店や、
このような販売方法のお店もあります。
手の届くところに陳列されているものは、そのまま手にしてレジで精算するだけですが、もし見つからない場合、「悠遊カードを1枚買いたいです」の中国語
「我要買一張悠遊卡(ウォーヤオマィイージャンヨウヨウカァ)」
と書いた紙を店員さんに見せれば通じます。
悠遊カードの買い方ガイド:金額をチャージする方法
悠遊カードを購入したら、最初にやっておきたいのが「金額のチャージ」です。
「あらかじめ金額チャージされている悠遊カード」を購入していない限り、買ったばかりのカードには1元も入っていませんので、すぐに金額をチャージしましょう。
チャージの場所は駅、コンビニの2つでほぼ事足ります。
コンビニで悠遊カードにチャージする場合は、レジカウンターで悠遊カードを出して、「チャージ」という意味の「加値(ジァーズィー)」と言うか、書いた紙と希望金額を店員さんに渡せばチャージしてくれます。
桃園空港MRT、台北MRT、台湾鉄道の駅にある「加値」と書いてある自動券売機でもチャージできますので、ここからやり方を説明します。
桃園空港MRT駅で悠遊カードにチャージする
桃園空港MRTの自動券売機でチャージする場合は、画面右側の「チャージする(中国語の場合は加値)」を選択します。
「感應區」と書かれたセンサー部に悠遊カードを置いて、チャージしたい分の金額を投入するとチャージできます。
改札そばのインフォメーションでチャージする場合は、コンビニ同様に「加値」と言うか、紙に書いてチャージしたい金額と一緒に渡せばやってもらえます。
台北MRT駅で悠遊カードにチャージする
台北MRT駅の悠遊カード専用券売機には日本語メニューはありませんが、メニューは「購買悠遊卡(カードを買う)」か「加値(チャージする」」しかありませんので、「加値」を選択します。
あとはセンサー部分に悠遊カードを置いて、必要な金額を投入すればチャージできます。
あと、台北MRTでは一般の券売機でもチャージは可能で、このタイプのマシンには日本語もあります。基本的なチャージ方法は悠遊カード専用機と同じです。
台湾鉄道(台鉄)駅で悠遊カードにチャージする
在来線の台湾鉄道の駅にある自動券売機でも、「加値(チャージ)」機能がある券売機ならチャージ可能です。
はじめに、画面下方の言語選択メニューで「日本語」を選択します(不要な場合はそのまま”電子票證加値”へ)
続いて、「電子チケット チャージ」メニューを選択します
すると、「電子カードをセンサー部に置きます」というメッセージが表示されますので
端末の「電子票證感應區」というセンサー部に悠遊カードを置いて、チャージしたい金額を投入してチャージします。
悠遊カードの買い方ガイド:残高の確認方法は?
続いて悠遊カードの残高確認方法について説明します。手軽なのは券売機で確認する方法で、センサー部分にカードを置くだけで残高が表示されます。
上の画像は台北MRTの悠遊カード専用券売機ですが、このマシンでは「可用金額」と言う部分が残高です。
台北MRTの一般きっぷ券売機には日本語メニューもありますが、中国語では「可用餘額」が残高です。
悠遊カードの買い方ガイド:払い戻しはできる?
「台湾から日本に戻る際、カード内の残額は払い戻しできるのかな?」
こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
結論から言えば、チャージ残高の払い戻しは可能です。
ただし、悠遊カードのチャージ残高の払い戻しには、以下の条件があります。
カード内の残高 | 手続き | 返金方法 |
3,000元未満 | 取扱い窓口 | その場で返金 |
3,000元以上 | 取扱い窓口または運営会社に郵送 | 指定口座に後日振り込み |
カードの残高が3,000元を超えると現金での払い戻しができず、口座への振り込みになるとのことですので、払い戻しする場合は日本帰国前に3,000元未満になるよう、計画して使用することをおすすめします。
また台湾旅行を計画しているなら払い戻さず手元に残し、次回の旅行で使うという手もありです。
また、払い戻し手続きを行う悠遊カードを5回以上、かつ3か月以上使用している場合、払い戻し手数料は無料になりますが、そうでない場合は20元の手数料が必要です。
ということで、台湾の交通ICカード「悠遊カード」の買い方ガイドでした。それでは台湾旅行をエンジョイしてくださいね!!