交通・通信

悠遊カードの買い方ガイド:販売場所にチャージ方法も!

台湾旅行の必須アイテム、「悠遊カード」の買い方に関する情報をシェアします。

台湾の交通ICカード「悠遊カード」MRT(地下鉄)バスといった公共交通をはじめ、公共レンタサイクルのユーバイク、さらにコンビニなどでのショッピングにも使える便利なカードです。

この記事では悠遊カードを購入できる場所に実際の買い方、チャージ方法まで徹底解説しますので、台湾旅行の前にぜひチェックしてみてください!

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悠遊カードの買い方ガイド:悠遊カード(EasyCard)とは?


悠遊カードの買い方ガイド。まずは悠遊カードについて簡単に説明します。

台湾で「悠遊卡(ヨーヨーカァ)」と呼ばれている交通系ICカード「悠遊カード(EasyCard)」。台湾全国の公共交通機関はもちろん、スーパー、コンビニ、レストランなどでも使える便利なカードです。

参考までに、台湾国内では現在複数の企業が交通系ICカードを発行していて、

「悠遊カード(悠遊卡)」「iPASS(一卡通)」「Icash(愛金卡)」

この3つが「3大交通系ICカード」と言われていますが、その中でも悠遊カードは発行枚数がダントツのナンバーワンです。

台湾3大交通系ICカードのシェア(2023年2月時点)

悠遊カード(悠遊卡)・・・62.7%
2. iPASS(一卡通)・・・20.7%
3. Icash(愛金卡)・・・16.5%
4. その他・・・0.1%

 参考資料:金融監督管理委員会

悠遊カードが使える場所は?

続いては悠遊カードが使える場所について。台湾国内では公共交通のほか、コンビニやスーパーなど、広い範囲で悠遊カードが使えます。おもな悠遊カード(普通カード)の使える交通機関、お店は以下です。

  • 交通機関:台北、新北、桃園、台中、高雄の各MRT、台湾各地の路線バス、高速バス(一部の路線を除く)、台湾鉄道(一部の列車を除く)など
  • レンタサイクル:Youbike、台北市河濱自行車、新北河濱自行車、台南、高雄、金門公共自行車
  • コンビニ:セブンイレブン、ファミリーマート、OKマート、Hi-Lifeなど
  • スーパー:全聯福利中心、美廉社、Jasonsなど
  • 量販店:カルフール、大潤發、愛買など

上記以外にもレストラン、お土産店など悠遊カードが使用できるお店はたくさんあります。さらに詳しい情報は悠遊カード公式ウェブサイトでご確認ください。

悠遊カードの値段はいくら?

悠遊カード(普通カード)の価格:100元(約440円)

これは金額がチャージされていない「空カードの価格」になりますので、カードを購入したら金額をチャージする必要がありますが、桃園空港MRTの券売機など、”あらかじめ100元とか200元がチャージされたカード”を販売しているところもありますよ。

悠遊カードには「普通カード」のほか、「学生カード(學生卡)」「敬老カード(敬老卡)」などが台湾で発行されていますが、基本的に普通カード以外は台湾に居住している人が対象になりますので、この記事ではそれらの説明は省略します。

悠遊カードを安く買える方法はある?

基本的に懸賞のプレゼントなどを除いて、悠遊カードを無料または割引価格で入手できることはありませんが、上述のように「あらかじめ金額がチャージされた悠遊カード」は場所によって販売されています。

オンライン旅先体験予約サイトのKlookでは、桃園空港受け取りの悠遊カードが販売されています。
チャージされていない「空カード」のほか、あらかじめ200元または400元の金額がチャージされているプランもあり、チャージ済みのカードなら到着後にひとまずチャージする手間が省けて便利ですよ。

\ Klookで桃園空港受け取りの悠遊カードを見てみる /

KLOOK公式サイトへ

悠遊カードの種類:デザインものやキーホルダータイプも

一般的な悠遊カードはデザインが共通で、「Be Be」というキャラクター(上の画像)が描かれているものが定番ですが、これ以外に「特製卡(特製カード)」と呼ばれるアニメのキャラや企業、ブランドとコラボしたデザインのカードがあるほか、「造形卡(デザインカード)」というキーホルダータイプの特殊な悠遊カードも販売されています。

出典:D1CHOICE SHOP

出典:D1CHOICE SHOP

「特製カード」「デザインカード」はコンビニ、悠遊カードの公式ECサイトであるD1CHOICE SHOPなどで購入することができますが、コンビニは店舗の力の入れ具合で特殊なカードを置いていない場合もありますので、何軒か回って見ることをおすすめします。

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悠遊カードの買い方ガイド:おもな販売場所と購入方法

悠遊カードが買える場所

  • 台北、桃園、台中、高雄の各MRT駅
  • 4大コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、OKマート、Hi-Life)
  • 悠遊カード・カスタマーサービスセンター(悠遊卡公司客服中心)

こちらがおもな悠遊カードの販売場所です。MRT駅では駅構内の「詢問處」と呼ばれる係員のいる窓口、または「售卡機」と呼ばれる自動券売機で購入することができます。悠遊カードのカスタマーサービスセンターは台北の場合、市政府バスターミナルにサービスカウンターがあります。

桃園空港MRT駅で悠遊カードを購入する方法

桃園空港MRTの駅で悠遊カードを購入する場合は、「詢問處」と書かれた駅のインフォメーション(画像)または自動券売機で買うことができます。

ここから自動券売機での悠遊カードの買い方を説明します。

step
1
青色の「售卡機/加值機」と書かれた券売機を選ぶ

桃園空港MRTの自動券売機は2種類あり、紫色の「單程票售票機」がきっぷ販売用、青色の「售卡機/加值機(青色)」が悠遊カード販売・チャージ用です。悠遊カードの購入は青色の券売機を使用します。

step
2
券売機の画面にタッチ

はじめに、自動券売機の画面にタッチします

step
3
日本語を選択(必要な場合)

画面下方に言語選択のメニューが出てきますので、日本語を選択します。

step
4
サービス項目を選択

サービス項目の選択画面になりますので、「カードを購入する」を選択します

step
5
購入するカードの種類を選択

すると、販売可能なカードが表示されます。この画像では在庫切れなのか「Ipass(一卡通)」しか表示されていませんが、「悠遊カード(悠遊卡)」「Icash(愛金卡)」もあればここに表示されますので、希望のカードを選択します。

※桃園空港MRT駅の券売機で売られている交通カードは、あらかじめ金額がチャージされているものが販売されている場合があります。

step
6
「統一番号」入力の有無を選択

カードを選択したら「統一番号(台湾で会社精算する際などに使う番号)」の入力画面になりますので、右側の「不要」を選択してスキップします

step
7
紙幣を投入する

あとは表示された代金を支払って、カードをゲットしましょう

台北MRT駅で悠遊カードを購入する方法

台北MRT(地下鉄)駅も桃園空港MRTと同じく、「詢問處」と書かれたインフォメーションまたは自動券売機で悠遊カードを購入することができます。

台北MRTの駅には「悠遊卡售卡/加值機」という悠遊カード専用の券売機が設置されていますので、ここから買い方を説明していきます。

step
1
サービス項目を選択する

はじめに画面にタッチしてメニューが表示されたら、「購買悠遊卡(悠遊カードを購入する)」を選択します

step
2
規約を読んで「了解」

次に、規約が表示されますので「我已了解(規約を読んで了解しました)」を選択します

step
3
紙幣を投入する

続いてカードの代金が表示されますので、①のところにお金を入れて精算が完了すると②のところにカードが出てきます

この自動券売機で販売されている悠遊カードには金額がチャージされていません。購入後はその場でチャージするのをおすすめします。

コンビニで悠遊カードを購入する方法

MRTに続いては、コンビニでの悠遊カードの買い方を説明します。

コンビニの場合は、お店によって陳列方法は違いますが、だいたいレジ近くに置いてあることが多く、

こんな風にいろいろなデザインの悠遊カードを陳列してあるお店や、

このような販売方法のお店もあります。

手の届くところに陳列されているものは、そのまま手にしてレジで精算するだけですが、もし見つからない場合、「悠遊カードを1枚買いたいです」の中国語

「我要買一張悠遊卡(ウォーヤオマィイージャンヨウヨウカァ)」

と書いた紙を店員さんに見せれば通じます。

悠遊カードの買い方ガイド:金額をチャージする方法

悠遊カードを購入したら、最初にやっておきたいのが「金額のチャージ」です。

「あらかじめ金額チャージされている悠遊カード」を購入していない限り、買ったばかりのカードには1元も入っていませんので、すぐに金額をチャージしましょう。

チャージの場所は駅、コンビニの2つでほぼ事足ります。

コンビニで悠遊カードにチャージする場合は、レジカウンターで悠遊カードを出して、「チャージ」という意味の「加値(ジァーズィー)」と言うか、書いた紙と希望金額を店員さんに渡せばチャージしてくれます。

桃園空港MRT、台北MRT、台湾鉄道の駅にある「加値」と書いてある自動券売機でもチャージできますので、ここからやり方を説明します。

桃園空港MRT駅で悠遊カードにチャージする

桃園空港MRTの自動券売機でチャージする場合は、画面右側の「チャージする(中国語の場合は加値)」を選択します。

「感應區」と書かれたセンサー部に悠遊カードを置いて、チャージしたい分の金額を投入するとチャージできます。

改札そばのインフォメーションでチャージする場合は、コンビニ同様に「加値」と言うか、紙に書いてチャージしたい金額と一緒に渡せばやってもらえます。

台北MRT駅で悠遊カードにチャージする

台北MRT駅の悠遊カード専用券売機には日本語メニューはありませんが、メニューは「購買悠遊卡(カードを買う)」「加値(チャージする」」しかありませんので、「加値」を選択します。

あとはセンサー部分に悠遊カードを置いて、必要な金額を投入すればチャージできます。

あと、台北MRTでは一般の券売機でもチャージは可能で、このタイプのマシンには日本語もあります。基本的なチャージ方法は悠遊カード専用機と同じです。

台湾鉄道(台鉄)駅で悠遊カードにチャージする

在来線の台湾鉄道の駅にある自動券売機でも、「加値(チャージ)」機能がある券売機ならチャージ可能です。

はじめに、画面下方の言語選択メニューで「日本語」を選択します(不要な場合はそのまま”電子票證加値”へ)

続いて、「電子チケット チャージ」メニューを選択します

すると、「電子カードをセンサー部に置きます」というメッセージが表示されますので

端末の「電子票證感應區」というセンサー部に悠遊カードを置いて、チャージしたい金額を投入してチャージします。

悠遊カードの買い方ガイド:残高の確認方法は?

続いて悠遊カードの残高確認方法について説明します。手軽なのは券売機で確認する方法で、センサー部分にカードを置くだけで残高が表示されます

上の画像は台北MRTの悠遊カード専用券売機ですが、このマシンでは「可用金額」と言う部分が残高です。

台北MRTの一般きっぷ券売機には日本語メニューもありますが、中国語では「可用餘額」が残高です。

悠遊カードの買い方ガイド:払い戻しはできる?

「台湾から日本に戻る際、カード内の残額は払い戻しできるのかな?」

こんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、

結論から言えば、チャージ残高の払い戻しは可能です。

ただし、悠遊カードのチャージ残高の払い戻しには、以下の条件があります。

カード内の残高 手続き 返金方法
3,000元未満 取扱い窓口 その場で返金
3,000元以上 取扱い窓口または運営会社に郵送 指定口座に後日振り込み

カードの残高が3,000元を超えると現金での払い戻しができず、口座への振り込みになるとのことですので、払い戻しする場合は日本帰国前に3,000元未満になるよう、計画して使用することをおすすめします。

また台湾旅行を計画しているなら払い戻さず手元に残し、次回の旅行で使うという手もありです。

また、払い戻し手続きを行う悠遊カードを5回以上、かつ3か月以上使用している場合、払い戻し手数料は無料になりますが、そうでない場合は20元の手数料が必要です。

 

ということで、台湾の交通ICカード「悠遊カード」の買い方ガイドでした。それでは台湾旅行をエンジョイしてくださいね!!

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