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台鉄特急「自強号」親子車両レポート、予約方法や料金も紹介!

台鉄自強号親子車両・外観

台湾の子連れスポットや生活情報を紹介している当ブログ管理人です。

みなさんは台鉄(台湾鉄道)の特急列車、「自強号」に親子向け車両があるのをご存知ですか?

その名の通り親子連れや妊婦さん向けの車両で、親子トイレや授乳室、食事もできるフリースペースなどが設置されているんです。

席数は少ないですが混雑する車内で周囲に気兼ねなく、リラックスして子連れ旅行ができる親子車両。

筆者も2021年末に4歳の子供と台北から礁溪まで乗ってみたので、今回はその親子車両の予約方法や車内の設備などを紹介します。

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台鉄(台湾鉄道)特急、自強号の親子車両とは?

台鉄(台湾鉄道)の特急列車「自強号」、特定の編成に連結されている「親子連れ、または妊婦さん」に優先的に開放されている車両(指定席)です。

座席数わずか12席の車両には親子トイレはもちろん、ベビーカー置き場や授乳室、オムツ交換台、親子で食事もできるフリースペースなどがあり、子連れでもリラックスして快適な列車の旅が楽しめるようデザインされています。

台鉄特急「自強号」親子車両の利用規定

前述の通り、親子連れまたは妊婦さん優先の親子車両。大まかな利用規定は以下となっています。

1. 親子車両の座席(計12席)予約は12歳未満の子連れ旅客、または妊婦さんが優先
2. 当該列車の切符を持っている親子、または妊婦さんは親子車両の切符がなくても親子車両に入る事が可能。ただし、親子車両の座席は利用不可
3. 乗車時に身分証や媽媽手冊(母子健康手帳)など、子供の年齢を証明できる書類を携帯すること
4. 三連休など混雑が予想される時期は輸送能力向上のため親子車両の提供は無し

※台鉄のサイトによると、利用対象でない旅客を発見した場合は別の車両に移動するよう注意されます。また、移動の指示に従わない場合は罰金(割増料金)を徴収されるそうです。

※台湾鉄道は身長115㎝未満で座席を使用しない幼児は切符不要ですが、その場合は保護者のひざの上に座らせる形になります。親子車両でも子供が座席を使用する場合は、子供料金で(身長150㎝以上なら大人料金)切符を買う必要があります。

ちなみに我が家の4歳児は身長115㎝未満なのですが、やはり席がないと窮屈なので、子供料金で指定席の切符を買って乗りました。

「自強号」親子車両が設定されている便と時刻表

画像が2021年12月29日からのダイヤで、親子車両が設定されている列車時刻表の一部です。画像のほかにも台湾南部~北部~東部を走る「跨線列車」、高雄方面~台東を結ぶ「南廻線」の一部列車にも親子車両が設定されているので、詳細はこちらの台鉄ウェブサイトでご確認ください。

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台鉄特急「自強号」親子車両の予約方法、料金は?

自強号の親子車両を台鉄のサイトで予約する場合、基本的な流れは普通指定席の予約と同じ流れですが、座席を選択する時に「親子座」を選択する必要があります。

ちなみに親子車両の指定席料金は、ありがたいことに普通指定席と同じ料金設定になっていて、台北から礁渓までは大人1名199元でした。

あと、親子車両は席数が少なく、週末などは予約が取りにくいと思われますので、予定が決まっている方は早めの予約をオススメします。

以下が台鉄ウェブサイトでの親子車両がある列車の照会、予約の流れになります。

▲まずは台鉄ウェブサイト列車時刻/車次査詢の画面で、

  • 出発駅(出発站)
  • 到着駅(抵達站)
  • 日付(日期)
  • 出発時間帯(時段)
  • 車種(指定席のある特急は”對號”を選択)
  • 乗り換え条件(轉乘條件:乗り換えなし列車は“限直達”を選択)
  • 早割り照会(優恵:早割りがある列車のみ照会する場合は”限定早享車次”をクリック)

以上を入力したら「査詢」をクリックします(左上の査詢条件はとりあえず”依時刻”でオッケーです)。

▲すると、指定した時間帯の急行、特急列車のリストが出てきます。
希望の列車があれば、右端にある「訂票」のところをクリックして、予約画面に進むのは普通指定席の予約と同じですが、ここで注意したいのが各列車をクリックすると表示される四角いアイコン。

親子列車が連結されている列車には、オレンジの親子マーク(赤で囲んだ部分)が表示され、そばに親子列車の運行日、号車のほか、注意事項が書かれています。
従って、このアイコンが表示されない列車には、親子車両は付いていないという事になりますので、ご注意ください。

画像では「每日行駛. 本列次第12車為親子車廂~」となっている部分です。
この場合、自強号212号は毎日親子車両付きで運行され、この列車の親子車両は12号車と書かれています(原則どの列車も親子車両は12号車です)。

▲次にこちらの画面で居留証番号またはパスポート番号を入力したら、購入する枚数を選びます。

この時、「一般座票数」および「親子車両(親子座)」の数量を入力する欄がありますので、親子車両の座席を予約する場合は「一般座」の数量を「0」にして、「親子座」の数量を入力したら、右下の「予約(訂票)」をクリック。

※検証していませんが、もし当該列車の親子車両の席数が不足、または売り切れの場合は「親子座」の数量入力欄が表示されない可能性があります。

▲予約結果の画面。親子車両の予約が成功していれば、座席(座位)欄に12号車XX号(親子)と表示されますので、「票種」のところで大人なら「全票」、子供なら「孩童」を選択して「下一歩」で次の支払い選択画面に進みます(予約結果で「12号車XX号(親子)」と表示されていない場合は、満席等の理由で親子車両が予約できていないと思います)

この時、上方の黄色い部分に支払期限が表示されているので、期限内に精算を済ませましょう。期限内に支払いを完了しないと、自動的に予約がキャンセルされます。

▲あとは、こちらの画面に合計金額が表示されますので、下方にスクロールして支払方法を選ぶだけです。

支払いはクレジットカードなら「網路付款」、駅またはコンビニ等で受け取る場合は「車站窗口/超商/郵局 付款」、アメックスなら「美國通運」を選択します。
駅やコンビニ等で受け取る場合は、支払い期限がありますので期限内に支払い、受け取りを済ませましょう。

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台北~礁渓まで乗車した「自強212号」親子車両を紹介

さて、ここからは2021年末に筆者が台北~礁渓まで乗車した、「自強212号(樹林→花蓮)」の親子車両の様子を紹介します!

親子車両の外観と座席レイアウト

台鉄・自強号

台北駅に入線してきた「自強212号」、先頭車両はごく一般的な自強号ですが、12号車の親子車両だけはクマ(TERUとHANAという名前らしい)やゾウなど、動物のキャラが描かれた可愛らしいデザインの車両になっています。

座席はこのようなレイアウトになっていて、通路を挟んだ2列+1列の配置がされています。

台北駅が地下のため画像が少し暗いですが、実際の車内はこのようになっています。シートにもクマのプリントがされていて可愛いですね。

お弁当などが置ける小さなテーブルは前席の背中側についていますが、前席がない最前列には画像のテーブルがありました。

シートは回転させられるので、このように外を向いて景色を楽しむ事もできますよ。

親子車両の設備を紹介、親子トイレや授乳室も完備

自強号親子車両・食事スペース

ここからは親子車両の付帯設備を紹介します。まずご紹介するのは、こちらのフリースペース。

ここは指定席として販売されていないスペースで、親子車両の乗客は自由に利用する事ができます。ロングシートにテーブルがあるので、小さい子供と一緒に食事をしたりするのに重宝するスペースです。

画像の左側に写っているのはスーツケース置き場(壁面に固定用のベルトあり)、そして左前方は自由に遊んだり、ハイハイしたりも可能なスペースになっています。

食事スペースの左前方にあるのは授乳室。

きれいな室内にはオムツ交換台のほか、小さい子でも使える手洗い場が設置されています。

気になるトイレはデッキの方にあります。トイレはきれいに保たれていて、こちらもオムツ交換台、小さい子にも対応した手洗い場が設置されています。

また、子供用の小さい便座があるのも、気が利いてますね。

おわりに

そうこうしている内、列車は定刻で礁渓に到着。

という事で、台鉄(台湾鉄道)の特急列車、「自強号」の親子車両を紹介しました。

その名の通り親子連れや妊婦さん向けの車両で、親子トイレや授乳室、食事もできるフリースペースなどが設置されている親子車両。

席数がわずか12席と少ないですが、混雑する一般車両で周囲に気兼ねする必要もなく、リラックスして鉄道旅行が楽しめるので、興味のある方はぜひ試してみてください。

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