交通・通信

台湾のタクシー配車アプリ「55688」会員登録と使い方を解説!

台湾大車隊タクシー・wish

この記事では台北はもちろん、台湾全土で使えるタクシー配車アプリ「台湾大車隊 55688」の会員登録、使い方を解説します。

台湾のタクシーは台北で初乗り70元(約290円)~、他の都市でも85~100元程度と料金が比較的安く、気軽に使える移動手段のひとつ。

アプリならタクシーの呼び方が簡単。中国語で電話予約する必要がなく、台湾でも気軽にタクシーを呼べます。

現在アプリで提供されている言語は中国語または英語のみですが、実際のAndroidスマホ画面で説明していますので、中国語が不安な方でも簡単に使えますよ!

アプリはiOS版もありますので、台湾でのタクシー利用時に試してみてはいかがでしょうか?

※台北、新北、基隆の初乗り料金は現在70元(深夜を除く)ですが、2023年4月1日から85元に値上げされる予定です。

台湾大車隊 55688 アプリを App Store / Google Play でダウンロード

台灣大車隊 55688

台灣大車隊 55688
開発元:TaiwanTaxi Co., LTD.
無料
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台湾のタクシー配車アプリ「台湾大車隊 55688」とは

はじめに、タクシー配車アプリ「台湾大車隊 55688」について軽く説明します。

このアプリは台湾最大のタクシーネットワークで、台湾国内でのシェア24%を誇る「台湾大車隊」が提供しているアプリです。

「台湾大車隊」は台湾最大のネットワークだけあって、サービス範囲は一部の離島を除く台湾全土。

このアプリで台北はもちろん、台湾中部や南部、東部でもタクシーを呼ぶことができます。

また、使い方のところでも触れますが、支払方法や車両タイプ、オプションの選択などもアプリ上で行えるほか、乗車記録も残るのでとても便利ですよ。

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タクシー配車アプリ「台湾大車隊 55688」の登録方法

▲はじめに、台湾大車隊のアプリ「台湾大車隊 55688」をダウンロードします。

▲ダウンロードが完了すると、直後にこのようなアプリの機能紹介画面が出る場合がありますが、その場合は右上の「略過」をタップしてスキップしましょう。

▲こちらが初期画面になります。新規会員登録をするには、まず右下の「註冊會員(会員登録」をタップ

▲続いて、こちらの登録画面に携帯番号を入力します。入力したら下部にある「簡訊認證(SMS認証)」をタップ。

筆者は台湾の携帯で登録していますが、左上の国旗の部分をタップすると、プルダウンメニューで各国の国旗(国番号)が出てきます。日本の国番号も選択できるので、台湾以外の携帯番号で登録できるかもしれません。ただ、実際に登録できるかは未検証ですのでご容赦を。

▲SMSが届いて認証が済んだら、こちらの画面に切り替わるので、上から順に

・密碼 → 任意のパスワード(6~11桁で好みの英数字で組み合わせ)
・確認密碼 → 再度パスワードを入力
・會員姓名 → 氏名
・性別 → 男性は「先生」、女性は「小姐」をチェック
・生日 → 生年月日
・電子信箱 → メールアドレス

以上の項目を入力したら、最後に「我同意」のチェックを入れて、いちばん下の「註冊完成, 輸入優惠碼(登録完了、クーポンコードを入力)」黄色いボタンをタップしたら登録完了です。

続いて「輸入優惠碼」の画面が出てくると思いますが、特に無ければ下部の「略過, 開始叫車(スキップして配車を開始する)」をタップすれば、次の配車画面に移動します。

「台湾大車隊 55688」アプリでのタクシーの呼び方を解説

▲まず、台湾大車隊 55688のアプリを開きます。位置情報がオンになっていれば、画面中央の「上車(乗車地点)」のところに現在地の住所が表示されますので、位置情報はオンにしておきましょう。

表示されている住所にタクシーを呼ぶ場合は、そのまま下方にある「叫車(タクシーを呼ぶ)」ボタンをタップします。別の住所にタクシーを呼びたい場合は、住所の横にあるペンのマークをタップして住所を入力します。

ちなみにこの時、下方にある「輸入下車點、預估車資(降車地点、料金目安)」をタップすると、降車地点の入力および、目的地までの料金の目安を見る事ができます。

※降車地点は入力しなくても、「叫車(タクシーを呼ぶ)」をタップすればタクシーを呼ぶことは可能です。

タクシー乗車地点の入力、中国語が苦手なら地図でも設定可能

乗車地点を入力する場合は、上方にある「上車(乗車)」欄に住所を中国語で入力します。その際、上の画像のように乗車地点のサジェストが出てくる場合もあるので、該当する場所があればタップしてもオッケーです。

ここまで、住所は中国語での入力を前提としていますが、中国語での入力ができなくても心配いりません。下方の赤枠で囲んだ部分「在地圖上設定上車點」をタップすれば、地図で乗車地点を設定することができます。

▲地図で乗車地点を入力する場合は、地図上で乗車予定地点をタップすると、「上車(乗車)」欄にピンが立った場所の住所が表示されます。

乗車地点に問題がなければ、下方にある「確認地點, 下一步(確認、次へ進む)」の黄色ボタンをタップ。

この時、「下車(降車地点)」欄に目的地を入力する事もできます。その場合は乗車地点の時と同じく、中国語で直接入力または地図での住所入力が可能です。

オプションサービス・車両タイプの選択~乗車

▲乗車地点の確認後は上記画面になります。この画面では支払い方法などオプションメニュー(赤枠で囲んだ部分)、その下方には車両タイプを選択するメニューがあります。オプションメニューは左から

・支払い方法 → 「現金」になっている箇所
・希望するサービス → 「備註需求」になっている箇所)
・台数 → 「叫1台」になっている箇所

上記の3項目を選択する事ができます。

▲上の画像は左から支払方法、希望サービス、車両台数の選択画面になります。

支払方法、台数については問題ないと思いますが、真ん中の希望サービスの項目には車いすの積載(輪椅収納)やペット歓迎(寵物友善)などがありますので、もし希望のサービスがあれば選択して、そのあと「確認」ボタンをタップしましょう。

▲続いて、こちらが車両タイプの選択画面です(もし、下車地点を入力してあれば、車両タイプの下に下車地点までの料金の目安も表示されます)。

車両タイプは上からザックリと

・小黄計程車 → 一般的な小型タクシー(乗客4名)
・舒適型多元 → いわゆる大型(wishなど広めの車両・乗客4名)
・豪華型多元 → ラグジュアリー(乗客4名)
・6人座多元 → ミニバン(乗客6名)
・寶寶多元 → チャイルドシート搭載・子連れ向け(乗客4名)

このようになります(車種などはあくまでも参考です)ので、好きなタイプを選んで「確認」ボタンをタップして前の画面に戻ったら、「確認叫車(タクシーを呼ぶ)」をタップしてタクシーを呼びましょう。

 

「確認叫車」をタップしたら、「搜車中, 請稍候(車両を探しています、少々お待ちください)」という画面になり、システムが近くの車両を探してくれます。

▲車両が見つかると、この画面に切り替わり、タクシーが乗車地点に到着するまでの時間(上の赤枠)、車両ナンバー、車種、ドライバー氏名、評価(下の赤枠)が表示されますので、乗車地点でタクシーが来るのを待ちましょう。

上の画像では、ナンバープレートが「239-L9」、車両番号が「1555」のトヨタ・ウィッシュが予約車両になり、2分後に乗車地点に来る事になっています。

タクシーが到着したら必ず番号を確認。間違いがなければ、そのまま乗車します。筆者がこのとき呼んだタクシーは時間通りに到着しました。車両にもちゃんと「239-L9」、「1555」と書かれていますね。

▶ 台北から桃園空港行き、定額料金のタクシー予約に関する記事をチェックする

「台湾大車隊55688」アプリはタクシー乗車後の料金や走行時間も確認できます

▲乗車して走り出すと、このような画面に切り替わり、走行ルートおよび「XX分走行しました」という情報が表示されます。

▲目的地に着いて下車すると、支払ったタクシー料金や走行時間が表示されます。この画面ではドライバーさんの評価もできます。これで使用方法の説明は終了です。

番外:日本の配車アプリが「55688」とローミング開始

日本のタクシー会社、「大和自動車」の配車アプリと「55688」アプリのローミングが始まり、

台湾で「大和自動車」アプリを使用して「台湾大車隊」のタクシーが呼べるようになりました。

ただ、別々の会社同士のローミングなので、台湾で「大和自動車」アプリを使用するにあたって、筆者が感じるメリットとデメリットをシェアします。

メリット

  • UI(ユーザーインターフェース)が日本語で、中国語がわからなくても使いやすい
  • タクシーを呼ぶときに地図上の場所をタップして呼べる(位置情報をONにする必要あり)
  • 行き先はホテル、桃園空港、松山空港などアプリにインストールされている行き先なら、タップするだけで簡単
  • 台北~桃園空港なら定額の空港送迎も予約できる

デメリット

  • 行き先を地図で探せないときは、住所を手入力する必要がある
  • アプリにインストールされているホテルがあまり多くない
  • 定額の空港送迎予約は桃園空港のみに対応
  • 台北~桃園空港の定額送迎料金(小型車)が1400元と「55688」(1100元)よりも高い

上記のようなものが挙げられます。

メリット、デメリットがありますので、「55688」アプリと「大和自動車」アプリ両方入れて、使い分けるといいかもしれませんね。

「大和自動車」アプリの詳しい情報は大和自動車ウェブサイトでご確認ください。

大和自動車交通タクシー配車

大和自動車交通タクシー配車
開発元:DAIWA MOTOR TRANSPORTATION CO., LTD.
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トラブル防止にもアプリでの予約がおすすめ

台湾ではタクシーは広く利用されている交通機関で、運転手と乗客のトラブルも東南アジアなどと比較すると少ないと言われています。

それでも、トラブルが起こることはありますし、過去には旅行者が被害に遭った悪質な事件も発生していますので注意が必要です。

できるだけタクシーのトラブルを避けるために、アプリでのタクシー配車(予約)をおすすめします。

台湾でタクシーを呼ぶときにアプリ利用がおすすめな理由は、

  • アプリならタクシーを呼ぶ前に目的地までの運賃の目安を調べられる
  • アプリなら配車時(予約時)にドライバー名、ドライバーの評価が表示される
  • アプリで配車した車両に乗車すると、走行中のルートを見ることができる
  • 乗車後にドライバー名、車両番号、走行ルート、料金、計算方法(メーターを使ったか)などの履歴がアプリに一定期間保存される

特に画像のようにドライバー名や車両番号が記録されるのはトラブルの抑止になりますし、万が一トラブルになっても、捕まえやすいというのがアプリ使用のアドバンテージだと思います。

「台湾大車隊 55688」以外で人気の配車アプリ「Uber」

台湾のタクシー配車アプリ、「台湾大車隊 55688」以外でよく使われているのが「Uber(ウーバー)」です。

「台湾大車隊 55688」アプリと被る部分もありますが、「Uber」配車アプリ使用のおもなメリットとしては、

  • 目的地を入力すれば、タクシーを呼ぶ前に運賃の目安がわかる
  • ドライバーの評価があるため、あまり変なドライバーがいない
  • 支払い用のクレジットカードを事前に登録(紐付け)しておけば、運賃を自動で引き落としてくれる

このほか、アプリが日本語で表示できるのがメリットに感じます。

またデメリットとしては、

現在、台湾のUber公式サイトにあるように、

サービスが台北、桃園、新竹、台中、台南、高雄となっているため、

原則、これらの地域以外は未対応という部分だと思います。

ちなみに、2017年から台湾で「Uber」の運転手になるには、

「業務用免許とタクシー営業登録証明等が必要」

という決まりになり、台湾でも「Uber」はタクシー扱いになりました。

そのため、以前に比べて安心して使えるようになりましたよ。

Uber(ウーバー):タクシーが呼べるタクシー配車アプリ

Uber(ウーバー):タクシーが呼べるタクシー配車アプリ
開発元:Uber Technologies, Inc.
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おわりに・台湾でタクシーを呼ぶなら「台湾大車隊 55688」アプリが便利

という事で、台湾の大手タクシー会社・台湾大車隊の配車アプリ、「台湾大車隊 55688」の会員登録方法と使い方の解説でした。

冒頭でも書きましたが、台湾のタクシー料金は台北市内なら初乗り70元、他の都市でも初乗り85~100元程度と比較的安いのが魅力。

また、台湾大車隊は台湾各地に展開しているので、台北以外の地方都市でも使えて便利ですよ。

アプリなら中国語で電話をする必要もなく、気軽にタクシーを呼ぶことができるので、興味のある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

台湾大車隊 55688 アプリを App Store / Google Play でダウンロード

台灣大車隊 55688

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