台湾の交通系ICカード「悠遊カード」。
悠遊カードには通常のカードタイプだけでなく、キーホルダー型のものも数多く発売されています。
台湾のMRT駅で誰かが使っているのを見て、「欲しい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんなキーホルダー型の悠遊カードが「どこで売ってるのか」を解説します。
比較的、購入しやすい穴場についても紹介しますので、ぜひご参考にどうぞ!
↓↓↓ 一般的な悠遊カードの買い方に関する記事はこちら ↓↓↓
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参考台湾の悠遊カード(EasyCard)の買い方を徹底解説!
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キーホルダー型の悠遊カードについて
キーホルダータイプの悠遊カードは人気キャラや商品、さらに台湾の有名女子高とのコラボなどデザインが豊富で、一部はプレミアがつくほどの人気です。
実際に使っている人も多く、私も毎日通勤で台北メトロを利用すると、改札でキーホルダーをタッチして出入りしている人をよく見かけます。
可愛らしいデザインのものが多く、人気キャラなどは発売後すぐに売り切れてしまうこともしばしば。
最近では日本の「ちいかわ」のデザインカードが話題になり、2023年末に定価380元(約1700円)で発売されたものが、一時ネットで1500元(約6800円)近くで転売されたのは比較的大きなニュースになっていました。
そのほか直近では「大同電鍋」で知られる台湾の電機メーカー、大同公司の「家具調テレビ」型のカードが台湾人の郷愁を掻き立てたようで話題になっていました。
※大同公司の「家具調テレビ」型カードは厳密にいうと悠遊カードではなく、競合の「icash」ですが機能は悠遊カードとほぼ同じです。
使い方やチャージ方法は通常のカードと同じ
キーホルダー型の悠遊カードは特殊な形状をしていますが、使い方やチャージ方法は一般のカードタイプと同じ。
MRTやバスに乗る時は駅の自動改札機やバスの端末、コンビニなどで買い物をする時はレジの端末にタッチ、チャージに関しても駅の券売機やコンビニの端末に置くだけです。
ただし、キーホルダー型は特殊な形状のものが多いので、特にチャージの際は読み取り部分にしっかりつけましょう。
価格はいくらぐらい?
「一部はプレミアがつくほど人気がある」と聞くと、
「キーホルダー型の悠遊カードはいくらで買えるのか?」というのが気になるところですが、私が実際に店頭で見たものや、悠遊カードの公式サイトに掲載されているものを見ると、概ね定価300~500元程度で販売されているものが多いです。
もちろん中には「セーラームーンのムーンスティック」のように1000元以上する特別なものもありますが、よほど特殊な形状などでなければ、だいたいそのぐらいです。
キーホルダー型カードは中国語で何て言う?
あと、キーホルダー型の悠遊カードは中国語で何と言うのかを説明しておきますね。
悠遊カードのことは中国語で「悠遊卡(ヨウヨウカァ)」ですね。
でも、悠遊カードにはいくつか種類があって、
キーホルダー型のものは中国語で「造型卡(ザオシンカァ)」または「立體卡(リーティカァ)」と呼ばれています(ちなみに一般のカード型で人気キャラのデザインのものなどは特製卡と呼ばれます)。
台湾のECサイトでキーホルダー型の悠遊カードを探したりする時は、しばしばこの「造型卡/立體卡」というキーワードが出てきますので、覚えておいて損はないと思います。
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「キーホルダー型の悠遊カード」どこで売ってる?
それではこの記事のメインテーマ、
「キーホルダー型の悠遊カードは、どこで売っているのか?」を解説していきたいと思います。
一般的な悠遊カードは「MRT駅や台湾のコンビニエンスストア」などで売られていますが、キーホルダー型の悠遊カード(造型卡)となると、購入できる場所は若干限られ、
正規で販売しているのは台湾のコンビニ、ECサイトがメインです。
いくつかありますが、以下が主要なコンビニ、ECサイトです。
正規販売店(コンビニ)
正規販売店(ECサイト)
上記は悠遊カード発行会社である「悠遊卡股份有限公司(Easycard Corp.)」が販売を委託している正規代理店で、これらのショップでは原則、定価で販売されています。
この中でもキーホルダー型を取り扱っている種類が比較的多いのはセブンイレブン、ファミリーマート。ECサイトならD1 CHOICE、博客来、誠品線上です。
上記以外に台北メトロ(MRT)駅の窓口、コンビニのOKマート、Hi-Lifeなども委託販売を行っていますが、扱っている種類・数量は限られます。
このほか、日本のAmazonや楽天、Yahoo! ショッピングなどでもキーホルダー型を含め、各種悠遊カードが販売されていますが、日本で売られているものは輸入コストがかかっているため、値段はどうしても割高になります。
そのため、よほどコレクションしている等の理由がない限りは、あまりおすすめしません。
ただし、台湾でもすぐに売り切れてしまった人気商品が出ていたりもしますので、ときどきレアな掘り出し物はあるかもしれません。
悠遊カードを出品している日本のサイト
ポイント
- キーホルダー型の悠遊カード購入は、コンビニならセブンかファミマ
- 台湾のECサイトではD1 CHOICE、博客来、誠品線上が品揃え豊富
- 日本のAmazon、楽天などは正規販売店ではなく値段が高くなりがち
続いて、各販売チャンネルを具体的に説明していきます。
台湾のコンビニ
まずは台湾のコンビニから。
キーホルダー型の悠遊カードは、おもにセブンイレブン(統一超商)とファミリーマート(全家便利商店)で取り扱っていますが、
個人的には台北周辺だとセブンイレブンの方がキーホルダー型を含め、人気キャラクターとコラボした通常のカードタイプ「デザインカード(特製卡)」も多い印象があります。
コンビニ店内では、悠遊カードはレジのそばに置かれていることが多いので、レジ周りをチェックしてみてください。
穴場は空港のセブンイレブン!
台湾の桃園国際空港、台北松山空港にはいずれも「セブンイレブン」が入っていますが、
空港のセブンイレブンは観光客が多いからか、悠遊カードのラインナップも充実。キーホルダー型も比較的多く入荷している穴場です。
時間があれば、ぜひ空港のセブンイレブンをチェックしてみましょう。
台湾のECサイト
コンビニの次は、台湾のECサイトです。
悠遊カードの正規販売代理店となっているサイトは各社ありますが、
D1 CHOICE、博客来、誠品線上の3つが比較的、多くの種類を取り扱っています。
特にD1 CHOICEは悠遊カードを専門に取り扱っていますので、一見の価値ありです。
これらのECサイトのメリットは、正規代理店なので定価で販売されているということ、
ただ、台湾のECサイトは「対応言語が中国語で日本語対応がないこと」
どのサイトも「悠遊カードは日本への発送に対応していないこと」で
購入のハードルが高くなってしまうのがデメリットです。
日本のECサイト
日本のECサイトは上述の通り、悠遊カードの正規代理店ではないため、
輸送経費だけでなく、いわゆる転売で常識外れな利益が乗せられているものも多いです。
そのため、値段は大半が定価より高く、あまりおすすめできません。
ただし、ときどき台湾で売り切れてしまった人気商品などが出されていることもありますので、
そういった商品を探すときは、掘り出し物が見つかるかもしれません。
キーホルダー型の悠遊カードを年代別に見られるサイト
ここまで、一部のキーホルダー型悠遊カードを紹介しましたが、
「どんなデザインがあるか、もっと見たい!」とか
「最近発売されたものを知りたい!」という時には、
悠遊カードの発行会社、「悠遊卡股份公司(Easycard Corp.)」公式サイトにある、「悠遊典蔵館」というギャラリーをチェックしてみるのがおすすめです!
過去に発行された悠遊カードから、新発売のものまで年代別に紹介されています。
サイトは中国語ですが、以下で見方を解説します。
とっても簡単ですので、ぜひチェックしてみてください!
公式ギャラリー「悠遊典蔵館」の見方
悠遊カード公式サイトのギャラリー「悠遊典蔵館」の見方はとってもかんたん。
以下3つのステップで、いろいろなキーホルダー型の悠遊カードを見ることができますよ。
簡単な流れ
- 悠遊カード公式サイトを開く
- メニューリストから「悠遊典蔵館」を選択
- キーホルダー型カード(造型商品)を選択
step
1悠遊カード公式サイトへ
悠遊カード公式サイトに行き、右上のメニューをタップ(画像はandroid端末を使用しています)
step
2メニューリストから悠遊典蔵館を選択
メニューリストにあるギャラリー「悠遊典蔵館」を選択
step
3キーホルダー型カード(造型商品)を選択
「悠遊典蔵館」の画面で「カード種類(卡片系列)」選択メニューが出てきますので
「キーホルダー型悠遊カード(造型卡)」を選択すると
このようにキーホルダー型の悠遊カードが発売順に表示されます

これは発売直後から人気になった「ちいかわ」の悠遊カード。商品のところをタップすると、価格などの情報が見られます。
商品情報は上から
- ①商品名
- 発売日(發行日期)
- おとな、こども等のカード種類(票種)
- 価格(售價)
- 販売チャンネル(販售通路)
価格のほかに発売日、取り扱っている販売チャンネルもわかるようになっていて便利です。
「キーホルダー型の悠遊カード」デザインを紹介
キーホルダー型の悠遊カードには様々なデザインがありますので、カテゴリー別に紹介していきます。
基本的に数量限定のため、売り切れたら手に入らなくなってしまいますが、新しいものが毎月のようにどんどん出てきます。
最新の情報は上述の悠遊典蔵館や悠遊カード公式FBでチェックできますよ。
サンリオシリーズ:
ハローキティ50周年記念の悠遊カードは2024年8月発売、価格は390元(約1798円)
お次もハローキティ50周年記念のコラボ商品、シナモンのキーホルダー型悠遊カード
発売は2024年8月、価格は169元(約779円)
サンリオシリーズ、もうひとつは変わり種、タピオカミルクティーをモチーフにした悠遊カード。
発売は2023年4月、価格399元(約1840円)
ポケモンシリーズ
こちらも人気のポケモン、このピカチュウは2019年2月発売、価格は150元(約692円)
2024年6月に発売されたポケモンシリーズのモンスターボールも台湾で話題になりました。価格は429元(約1978円)
セーラームーンシリーズ
キーホルダー型の悠遊カードといえば、セーラームーンも人気。劇場版美少女戦士セーラームーンCosmosのコラボものは2024年5月発売、価格は399元(約1840円)
レアなところでセーラームーンのムーンスティックは2022年1月発売。こちらは長さ18センチもあるそうですが、交通ICカードとして実際に使う人はいるんでしょうか。価格は1799TWD(約8295円)。
スヌーピー
こちらはスヌーピーの生誕60周年を記念して2010年7月に発売。悠遊カードとしては初期のものになります。価格は1セット2個入りで1280元(約5820円)
台湾ならではの商品
台北の名門女子高「北一女」の120周年を記念して制作された悠遊カード。一時プレミアがついて高騰していましたが、もとの価格は390元(約1798円)
台湾をかたどったキーホルダーはよく見かけますが、悠遊カードになっているのは数少ないのではないでしょうか。価格は159元(約733円)
最後はこちら、
一部の台湾マニアにも知られる台湾の珍グルメ、「アスパラジュース(蘆荀汁)」のパッケージをそのままキーホルダーにした悠遊カードは2023年3月発売、価格は390元(約1798円)
まとめ「悠遊カード」キーホルダー型はどこで売ってる?
ということで、キーホルダー型の悠遊カードを売っているところや人気商品、いろいろなデザインが見られるギャラリーの紹介でした。
キーホルダー型の悠遊カードは基本、台湾のコンビニ、ECサイトで購入することができます。
ECサイトは中国語、かつ日本への発送も扱っていないので、旅行で台湾に来られる方には空港のセブンイレブンが比較的品揃えが多くおすすめですよ。
次々と新しいデザインの悠遊カードが発売されていますので、ぜひお気に入りを見つけてください。