台北駅から桃園空港や基隆方面行きのバス乗り場として、観光客になじみの深い「国光客運台北バスターミナル(國光客運台北車站)」が2025年1月1日午前3時をもって営業を終了。
このバスターミナルから出ていた4つの路線は、今後は近くにある別の乗り場から発車することになりました。
そこで、国光客運台北バスターミナル発着路線の新しい乗り場をまとめてみました。
2025年1月1日以降に台北駅から桃園空港や基隆、野柳に行く予定の方はご参考にどうぞ。
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国光客運台北バスターミナル発の路線
2024年12月31日深夜まで、国光客運台北バスターミナルから発車する路線は以下の4つ。
各路線の乗り場移転先
2025年1月1日午前3時から、各路線の乗り場は以下となります。
乗り場の地図は上の画像をご覧ください。
1813、1813D(基隆行き)、1815(金山・野柳方面行き)の乗り場は「台北駅東三門乗り場」。
この乗り場は現行の国光台北バスターミナル目の前にありますので、実際の影響はほとんどありません。
桃園空港行きの1819の乗り場は台北バスターミナル(台北轉運站)に移転します。
こちらは台北駅から「市民大道」という大きい道路を挟んだ向かい側にありますが、地下からアクセスできるので、雨の日にスーツケースなど大きな荷物があっても、比較的移動しやすいと思います。
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国光客運台北バスターミナル閉鎖の理由は?
国光客運台北バスターミナルを利用したことのある方は、
「なぜ、バスターミナルが撤去されるんだろう?」
このように感じる方も少なくないかもしれません。
というのも、国光客運台北バスターミナルはきれいで、建物も新しいからです。
実際に、運用が開始されたのは2017年で、国光客運は当時の金額で約2億元(約7.4億円)を投じて建てたんだそうです。
では、なぜそんな新しいバスターミナルが撤去されることになったのが、気になるところですね。
各社が苦戦する台湾の中・長距離バス市場
台湾の大手日刊紙、聯合報が12月25日に報じた国光客運台北バスターミナル閉鎖に関する記事は、
「台湾で国道客運と呼ばれる中・長距離バス(高速バス)、もともと燃料代など各種コストが高い業種だが、新型コロナ後も客足が戻らず、各社が不振にあえいでおり、
日本の国土交通省に類似する台湾の交通部が公表しているデータで、2023年の中・長距離バスの旅客はのべ5209万人、売上高は58億元(約278.4億円)。新型コロナ前の2019年に比べて旅客数は36%、売上高は42%も減少。さらに、運行する業者も2019年は32社だったのが、2023年には29社になった」
このように報じています。
台北市の再開発事業との関連
記事ではここまで中・長距離バス業界の不振について説明してきたので、それが閉鎖の理由なのかと思いきや、
当の要になったと説明しています。
ただし、これに加えて近年の業績不振についてもふれており、ターミナルを閉鎖することで月間百万元以上の土地使用料を節約できるとも明かしたということです。。
こちらの方が本音のように聞こえますが、実際はどうなんでしょう。
いずれにしても、2025年1月1日から各路線の乗り場は変更になりますので、みなさんお間違えのないようにご注意くださいね。