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台湾生活で持っていると便利なツールのひとつ「バイク」。
筆者も125㏄の中古スクーターに乗っているんですが、台湾ではバイクは新車で登録されてから5年経つと、毎年1回「排気ガスの定期点検」を受ける必要があるんです。
先日、その排気ガス定期点検に行ってきたので、今回は概要とやり方を解説したいと思います。
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台湾のバイク排気ガス定期検査とは?
冒頭でも触れましたが、台湾ではバイクは新車で登録されてから5年経つと、以降は毎年「排気ガス定期点検(排氣定期檢驗)を受ける必要があります。
ちなみに、この検査を実施しているのは台湾政府の行政院環境保護署で、役所の文書には”空気汚染物定期検査”とありますので、検査のメインテーマはもちろん環境保護・大気汚染対策。
毎年、排気ガス定期点検の時期が近づくと、画像のハガキが送られてきて検査の期間を知らせてくれます(時々、何らかの理由でハガキが届かないときもあるのでご注意を)。
▶ 台湾での中古バイク購入・探し方や手続きに関する記事はこちら
排気ガス定期点検の時期はいつ?
台湾のバイク排気ガス定期点検、時期は人それぞれというかバイクの登録月によって異なりますが、
規定ではバイクの登録証(行車執照)に記載されている日付の前後1か月となっていて、
例えば3月に登録された車両なら、2月1日から4月30日までの間に排ガス検査を受ける必要があります。
バイクの排ガス定期点検はどこで受けられる?費用はかかる?
台湾のバイク排ガス定期点検はバイク屋さんで受けることができますが、
すべてのバイク屋さんでできるワケではなく「機車排気検験站」という排ガス点検の設備があるお店でのみ受けられます。
この排ガス点検を実施している「機車排気検験站」の探し方ですが、環保署の排ガス検査サイトで検索可能で、リンク先ページの各県・市の横にある「定検站数量」の数字をクリックすると次の画面に進みます。
最寄りのお店が見つかったら、あとはバイクを持ち込んで検査してもらうだけ。バイク排ガス点検の費用は無料です。
※実際の費用は80元だそうですが、政府が補助しているのでバイク持ち主の負担は0元とのことです。
期限内に排気ガス定期点検を受けなかった場合、罰金はある?
こちらの画像が罰金に関するもので上から、
■期限内に検査を受けなかった場合:500元
■検査不合格で、1か月以内に修理および再検査で合格しなかった場合、または期限が過ぎてからの再検査でも合格できなかった場合:1500元
■期限から6か月経っても検査を受けない、検査で不合格になった後の再検査を受けない、または再検査でも不合格になり、各県・市から発行される改善命令の期限内に改善しなかった場合:3000元
このようになっています。
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台湾のバイク排気ガス定期検査・実際に受けてみる
ということで、いつもお世話になっているバイク屋さんで排気ガス定期点検を受けてきました。
排気ガスの点検に予約は必要なく、空いていればすぐにやってもらえます。
頼むときはバイク屋の老板に「請幫我做排氣檢驗(排気ガスの点検お願いします)」と言えば伝わります。
排気ガス点検の機材。老板がこの中からバイクに合うものを選んでマフラーに繋ぎます。
ただいま検査中。検査は1~2分で、終わると老板が見ているパソコンの画面に結果が出ます。
このとき筆者のバイクは無事に「合格」の表示が出て終了。
結果は環保署のウェブサイトでも見ることができますよ(右側の検測資料査詢ボタンのクリックで車両ナンバー入力画面に進みます)。
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おわりに
ということで、台湾のバイク排気ガス定期点検の概要とやり方について書いてみました。
台湾では新車のバイクなら5年間は排ガス検査を受ける必要はありませんが、それ以降は1年に1回の検査を受ける必要があります。検査のお知らせが届いたら期限内に最寄りのバイク屋さんで検査しましょうね。
それでは台湾でバイクを運転している皆さん、くれぐれも安全運転で!