台湾・台北市には親子連れの定番スポット「公園」がたくさん。
さらに、台北市政府が公園整備に力を入れているようで、ここ数年で子供の遊び場にある遊具がリニューアルされている公園が増えています。
筆者が子供を連れて行く公園のいくつかも遊具が入れ替わっているので、そのあたりを中心に台北市内の公園をまとめてみました。
若干エリアに偏りはありますが、台北市内で子供の遊び場探しをする際の参考にどうぞ。
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台北市大安区の公園・子供の遊び場
まずは台北市・大安区から行ってみましょう!
大安区といえば永康街や建国花市・玉市などの観光スポット、台湾大学、師範大学といった教育機関、若者向けのお店が多い公館エリアを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、台北でもっともメジャーな公園・大安森林公園もその名の通り大安区にあります。
台北子連れスポットの定番「大安森林公園」
一発目に紹介するのは「台北子連れスポットの定番・大安森林公園」。
台北メトロ(MRT)大安森林公園駅直結でアクセス便利な大安森林公園は、各種遊具が揃う遊び場はもちろん、広い砂場やローラースケート場など子供向けの施設が充実。
さらに、森林公園と名がつく通り、緑いっぱいの園内では可愛いリスや池の周囲に巣を作っている野鳥、カメなどの姿も見ることができます。
近くにはコンビニなどお店も多く、観光客に人気のエリア「永康街」や「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の本店も徒歩圏内です。
<大安森林公園>
・住所:台北市大安区新生南路2段1号(MAP)
・行き方:台北メトロ(MRT)淡水信義線・大安森林公園駅直結
・ウェブサイト:台北市政府観光伝播局
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台北市中山区の公園・子供の遊び場
続いては台北市・中山区に行ってみましょう!
中山区と言えば台北メトロ(MRT)中山駅周辺の商店街を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
このエリアには大小いろいろな公園が整備されています。
ということで、ここから台北市・中山区の公園を3つ紹介します。
圓山花博公園の遊び場「舞蝶共融遊戲場」
台北市・中山区の公園。1か所目は台北メトロ(MRT)圓山駅前に広がる「圓山花博公園」。
花博会場の跡地に造成された大きな公園は複数のエリアに分かれていて、
子供の遊び場は駅から少し歩いて中山北路を渡ったところにある「舞蝶共融遊戲場」というエリアになります。
この遊び場も上述の大安森林公園同様、遊具や砂場などの設備が充実していて、特にすべり台と山登り的なものが楽しめるメインの遊具はいつも多くの子供たちで賑わっています。
芝生のような素材の地面はクッション性があって、小さいお子さん連れでも安心して遊べます。
コンビニもすぐそばにセブンイレブンがありますよ。
<圓山花博公園>
・住所:台北市中山区玉門街1号(MAP)
※遊び場(舞蝶共融遊戲場)は中山北路と民族西路交差点付近
・行き方:台北メトロ(MRT)淡水信義線・圓山駅から徒歩5~10分
・ウェブサイト:台北市政府観光伝播局
2021年末に遊具がリニューアルされた「新生公園」
お次は圓山花博公園から、そう遠くない位置にある「新生公園」。
台北メトロの駅からは少し離れているんですが、ここも広い公園で敷地内には野球場やプール、植物園などもあります。
2021年末にリニューアルされた子供の遊び場はまだ新しく、画像の大きなすべり台と吊り橋で遊べる大型遊具が人気です。
<新生公園>
・住所:台北市中山区新生北路3段105号(MAP)
・行き方:台北メトロ(MRT)淡水信義線・圓山駅、中和新蘆線・中山國小駅いずれも10~15分
・ウェブサイト:台北市政府観光伝播局
晴光市場や双城街夜市に隣接する「晴光公園」
台北市・中山区の公園。続いては晴光商圏エリアにある「晴光公園」。
前の3か所に比べると小じんまりした公園で、砂場などはありませんが「扇のような形をしたすべり台」のある大型遊具が特徴。
この遊具はすべり台のほかに雲梯やロープネットなど、アスレチック的な要素も楽しめる複合遊具です。
冒頭でも触れましたが、ここ数年台北市は公園の整備に力を入れているようで、市内の公園の遊具がどんどんリニューアルされ、古い遊具はこのような「すべり台+アスレチック」的なコンセプトのものに置き換わっている印象です。
晴光公園のすぐそばにはグルメの夜市として知られる「双城街(雙城街)」、そして伝統市場「晴光市場」も目の前にあるので、子供連れで買い物や食事に出たついでに遊ばせてあげることもできますよ。
メモ:晴光公園は小規模の公園で整備されたトイレはありません。最寄りの親子連れで入れる多目的トイレは台北メトロ(MRT)中山國小駅が比較的きれいです。
<晴光公園>
・住所:台北市中山区雙城街10号之1号(MAP)
・行き方:台北メトロ(地下鉄)淡水信義線・中山國小駅から徒歩約5分
台北市士林区の公園・子供の遊び場
続いては人気観光スポット・士林夜市が有名な士林区。
ここから士林夜市の最寄り駅・台北メトロ(MRT)剣潭駅、故宮博物館や台北市児童新楽園の玄関口になっている士林駅、そして外国人が多く住んでいる天母エリアにある公園を紹介します。
緑に囲まれ、敷地内にはプールもある「前港公園」
台北市・士林区の公園。ひとつ目は台北メトロ・剣潭駅が最寄りの「前港公園」。
住宅街の中にある公園ですが、緑が豊富で敷地の広さもナカナカのもの。
2019年にリニューアルされた前港公園の子供の遊び場は、その際に新設された
「3階ぐらいの高さから滑り降りる大きなすべり台(画像)」がある「天空樹」という大型遊具が目玉。
大きなすべり台のほかに、小さい子が遊べるすべり台もある大きな遊具で、いつも多くの子供たちで賑わっています。
小さい子が遊べるすべり台も別途、大型遊具の横に設置されています。
そのほか、前港公園の遊び場には遊具リニューアルと同時に「足洗い場も完備された砂場」も登場したので、砂遊びも楽しめます(ただし、砂場には日よけがないので真夏はご注意を)。
あと敷地内には公共のプール(前港游泳池)があり、特に夏は親子連れで賑わいます。プールの目の前にはセブンイレブンがあるので、飲み物やおやつの調達もしやすいです。
<前港公園>
・住所:台北市士林区後港街134巷(前港公園共融遊戯場・MAP)
・行き方:台北メトロ(地下鉄)淡水信義線・剣潭駅から徒歩約10分
・ウェブサイト:台北市政府観光伝播局
遊園地や天文館など子連れスポットに囲まれた「美崙公園」
台北市・士林区の公園2か所目は「美崙公園」。
美崙公園は駅から離れているので、アクセスはバスが主になりますが、緑が多く芝生のフィールドも広いので気持ちいい公園です。
子供の遊び場は比較的小さい子向けのスペースと、少し大きめの子が遊べるスペースの2か所に分かれていて、
大きめの子向けのスペースは最近遊具がリニューアルされ、「宇宙探索遊戯場」という宇宙をテーマにしたものに更新されました。
このほか園内にはテニスコートやローラースケート場、多目的トイレも完備されています(砂場がないのが少し惜しい)。
あと、この公園、駅から少し離れていると書きましたが、
台北市立天文教育館や科学館、遊園地の台北児童新楽園に隣接していて、それらの施設を行き来するバスの運行頻度が高いので、思いのほかアクセスしやすいです。
<美崙公園>
・住所:111台北市士林區美崙街152巷16號(MAP)
・行き方:
- 台北メトロ(MRT)淡水信義線・剣潭駅から路線バス41番、紅30、児童新楽園2号線いずれかに乗車し、児童新楽園バス停で下車。
- 台北メトロ(MRT)淡水信義線・士林駅から路線バス255区間車、紅30、620番、児童新楽園1号線(休日のみ運行)に乗車し、児童新楽園バス停で下車。
・ウェブサイト:美崙公園
天母エリアの大きな公園「天母運動公園」
台北市・士林区の公園3つ目は「天母運動公園」。
天母運動公園も台北メトロ(MRT)の駅からは離れているため、主要なアクセス方法はバスになりますが、近くには日本人の利用者も多いデパート・大葉高島屋があるので、子供を連れて行ったことのある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
天母運動公園の子供の遊び場は「天母夢想楽園」と名付けられていて、上の画像の大型遊具が特徴的です。
いちばん上だと相当高いところまで上る必要があるので幼児向けではありませんが、ある程度気力・体力のある子はいい運動になると思います。
もちろん敷地内には小さい子も遊べるすべり台やシーソーなどの遊具もありますよ。
また、天母運動公園の遊び場には、広い砂場も完備されています。もちろん足洗い場もありますので、裸足で砂遊びをエンジョイできます。
そのほか、広い天母運動公園には管理棟があって、そこに親子連れで入れる多目的トイレや飲水機も備え付けられています。
コンビニは遊び場に近くの広い道路・忠誠路を挟んだ向かいにファミリーマートがありますよ。
<天母運動公園>
・住所:台北市士林区忠誠路二段77号(MAP)
・行き方:紅12、15、203、268、279、285(敦化幹線)、602、606、616、645、645副、646、685等の路線バス利用、天母野球場(天母棒球場)バス停で下車
・ウェブサイト:天母夢想楽園
台北市北投区の公園・子供の遊び場
ここからは台北市・士林区の先、北投区の公園を2つ紹介します。
北投区は温泉が有名ですが、実は子供連れで行けるスポットも豊富。
特に台北メトロ(MRT)新北投駅周辺には図書館や温泉博物館があるほか、このあと紹介する復興公園も駅から歩いてすぐの場所にあります。
そのほか、台北メトロ(MRT)北投駅から新北投駅までは観光用にデザインされた電車が走っているので、電車好きのお子さんなら、それに乗るだけでも楽しいかも(メンテナンス等で一般車両が運行することもあります)。
遊び場は小さめながら、遊歩道散策もできる「奇岩一号公園」
北投区の公園、1つ目は「奇岩1号公園」。
小さい川のそばに広がる公園で「1号」、「2号」ふたつの公園が隣接していますが、子供の遊び場があるのは1号になります。
この公園の特徴はなんと言っても、「奇岩生態園区」と名付けられている公園一帯の景観の良さ。
野鳥や魚、カメなどがいる池とその周りに整備された遊歩道は、子供連れでのお散歩におすすめです。
遊び場は小さめですが、遊具は2022年にリニューアルされたばかりでキレイ。こちらもすべり台とアスレチック的な要素が合体した遊具が秀逸です。
また、小さいながら砂場もあるので、砂遊びが好きなお子さん連れの方も楽しめます(トイレ、水道も完備)。
コンビニはすぐそば(池の近く)のきれいなマンション1階にファミリーマートあり。
新北投駅そばの「復興公園」は敷地内に足湯も
台北市北投区にある子供の遊び場、続いては新北投駅そばの「復興公園」。
台湾北部の人気温泉地・北投だけあって、園内に「足湯」があるユニークな公園です。
復興公園も割と最近になって遊び場がリニューアルされ、メイン遊具は画像のウッディな遊具に更新されました。
そして、復興公園は砂場も秀逸。
この砂場の日よけは大きいので、日差しの強い日でもあまり日光に当たらず砂遊びができるのがポイントです。
もちろん手洗い・足洗い場も完備で、裸足で砂遊びを楽しめます。
近くには北投温泉博物館やユニークな建築の台北市立図書館・北投分館などがあり、子供連れでの散策もおすすめですよ。
<復興公園>
・住所:台北市北投区中和街と珠海路交差点そば(MAP)
・行き方:台北メトロ(地下鉄)新北投駅から徒歩約5分
おわりに
ということで、台北市内の子供の遊び場特集・おすすめの公園編。いかがでしたでしょうか。
台北市内の公園は最近リニューアルされているところが多く、遊具などの設備が充実してきている印象があります。
この記事を書いている現在は真夏で暑すぎるため、外遊びは少し控えがちになっていますが、まだまだこれから公園を追加していく予定ですのでお楽しみに。