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台北・故宮博物院のおすすめ観覧コースを紹介!

台北・国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコースを紹介します。

故宮博物院で人気の白菜や角煮などの見どころを効率よく鑑賞できて、とっても便利ですよ。

実はこのモデルコース、故宮博物院の公式サイトに掲載されているんですが、
中国語のみで日本語版には掲載されていないため、ご存知ない方も多いんじゃないでしょうか?

この記事では、そのモデルコースの情報や中国版サイトでの見方などをシェアします。

台湾旅行で故宮博物院に行こうと思っている方は、ぜひチェックしてみてください!

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国立故宮博物院の施設情報

フランス・ルーブル美術館、アメリカ・メトロポリタン美術館、ロシア・エルミタージュ美術館とともに、「世界4大美術館」のひとつに数えられている台湾の国立故宮博物院。

宋、元、明、清の4つの宮廷の所蔵品が源と言われる故宮博物院の所蔵品は、
2022年12月31日時点での70万点近くにのぼり、

その中でも白菜の形をした彫刻「翠玉白菜」や本物の角煮のような「肉形石」は特に有名です。

また、故宮博物院は2015年に台湾南部・嘉義県に南部院区を開館し、
台湾南部でも数々の貴重な宝物を見ることができるようになりました。

台北・故宮博物院の営業時間

■第1展覧エリア(本館):09:00 - 17:00 月曜休館
■こども学習センター:09:00 - 17:00 月曜休館
■至善園:08:00 - 17:00 月曜休館
■至徳園:年中無休

※本館および本館B1こども学習センターは、2023年は月曜が祝祭日、連休にあたる場合は平常通り開館

故宮博物院のチケット料金

■一般チケット:350元
■団体チケット:320元(10人以上のグループ)
■割引チケット:150元(台湾国籍および永久居留証・国際学生証を有する方:要証明)
■シニアチケット:75元*休日(65歳以上で台湾国籍を有する方 ※平日は無料)

このほか、18歳未満の方や、身体の不自由な方などは無料で入館できます。詳しい情報は国立故宮博物院ウェブサイトでご確認ください。

故宮博物院の行き方

台北MRT(地下鉄)士林駅から
■紅30バスに乗車し、「故宮博物院(正館)」バス停で下車(本館B1に到着します)
■815、304、300路線バスに乗車し、「故宮博物院」バス停で下車
■255、小19、小18、市民小巴1路線バスに乗車し、「故宮博物院」バス停で下車
※255、小19、小18、市民小巴1路線は故宮博物院の向かい側のバス停に停車します

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国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコースとは

国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコースとは、
故宮博物院の公式サイト中国語版に掲載されている「主題参観路線」というテーマごとの観覧コースで、

コースは全部で4つあります。

白菜や角煮など「これだけは押さえておきたい!」というような、定番の所蔵品を網羅したコースや、
精巧な技術で作られた美術品を集めたコース、児童・生徒や親子で楽しめるコースも用意されています。

また、各コースは順路が書かれていますので、ガイドツアーに参加しなくても、
スマホを見ながら、効率よくセルフで故宮博物院の見どころを回ることができますよ。

ただし、このモデルコースは前述の通り、故宮博物院の中国語版サイトのみ掲載されていて、
日本語版には掲載されていないので、利用する際は中国語版のサイトを見る必要があります。

「えっ?!中国語版?!」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このあと見方を説明していきますのでご安心ください。

故宮博物院のおすすめ観覧コース4つを紹介

<各コースの名称と所要時間>

■經典巡禮(経典巡礼コース)①:約60分
■經典巡禮(経典巡礼コース)②:約100分
■皇帝的玩具箱(皇帝のおもちゃ箱コース):約30分
■尋寶趣(宝探しコース):約80分

こちらが故宮博物院の観覧モデルコースと所要時間の目安です。

ここから各コースの概要を簡単に紹介します。

故宮博物院の観覧モデルコース①:經典巡禮 l(経典巡礼 I コース)

經典巡禮 I(経典巡礼 I コース)

■所要時間の目安:約60分
■対象:成人、学生向け
■特徴:幅広いジャンルの工芸品を通して中国の歴史に触れたい方におすすめ。故宮博物院で常設展示されている16点の所蔵品を鑑賞するコース。
■おもな所蔵品:翠玉白菜肉形石、宗周鐘、毛公鼎、白瓷嬰兒枕など

故宮博物院の観覧モデルコース②:經典巡禮 II(経典巡礼 II コース)

經典巡禮 II(経典巡礼コース)

■所要時間の目安:約100分
■対象:成人、学生向け
■特徴:幅広いジャンルの工芸品を通して中国の歴史に触れたい方におすすめ。故宮博物院で常設展示されている26点の所蔵品を鑑賞するコース。
■おもな所蔵品:経典巡礼 I コースにプラス雕橄欖核松陰漁樂扇墜、玉辟邪など

故宮博物院の観覧モデルコース③:皇帝的玩具箱(皇帝のおもちゃ箱コース)

皇帝的玩具箱(皇帝のおもちゃ箱コース)

■所要時間の目安:約30分
■対象:成人、学生向け
■特徴:希少な素材や独創的な造形、卓越した技術で作られた工芸品に興味がる方、宮廷の生活用品に興味のある方におすすめ。故宮博物院の有名な8点の所蔵品を鑑賞するコース。
■おもな所蔵品:掐絲琺瑯鳧式爐、雕象牙透花人物套球、雕橄欖核松陰漁樂扇墜など

故宮博物院の観覧モデルコース④:尋寶趣(宝探しコース)

尋寶趣(宝探しコース)

■所要時間の目安:約80分
■対象:児童・生徒、親子向け
■特徴:児童・生徒、家族連れにおすすめ。故宮博物院の定番と言える所蔵品24点に加え、豊富なデジタルリソースで、それらの知識をさらに深められるコース。
■おもな所蔵品:翠玉白菜、肉形石、玉鴨、灰陶加彩仕女俑、白瓷嬰兒枕など

故宮博物院ウェブサイトのモデルコースを見る方法

国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコース。

ここから故宮博物院のモバイルサイトの画像を使って、モデルコースを見る手順を説明します。

ステップ1】故宮博物院ウェブサイト、「中文版」トップページのメニューをタップ
※中文になっていない場合は、同じくメニュー下方の「Language」で変更できます。

ステップ2】メニューの一番上にある「参観」をタップ

ステップ3】「参観」メニュー内の「導覽服務(ガイドサービス)」をタップ

ステップ4】「導覽服務」内の「主題参観路線(テーマ別観覧コース)」をタップ

すると、4つのモデルコースが出現します。

実は、ここまでの手順をショートカットする方法もあり、
故宮博物院の館内あちこちに貼られている「主題参観路線」というQRコード(画像)をスキャンすると、直接モデルコース4つが並ぶメニュー画面に移動できますよ。

故宮博物院の観覧モデルコースの見方を解説

国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコース。

ここからモデルコースのひとつで、故宮博物院の定番の所蔵品を効率よく見て回れる、

「經典巡禮 I(経典巡礼 I )」コースの画像で、モデルコースの見方を解説します。

▶ はじめに、メニューで「經典巡禮 I(経典巡礼 I コース)」を選択

▶ すると、「經典巡禮 I(経典巡礼 I コース)」の説明画面になります。上から

  • 預計參觀時間・・・観覧時間の目安
  • 適合參觀類型・・・このコースにおすすめな方
  • 動線規劃說明・・・コース内容の説明

これらの情報が書かれていて、その下には3階のマップがあります。

このコースは説明の中で、「從三樓逛至一樓(3階から始めて1階に下りて行く)」パターンを推奨していますので、スタート地点の3階のマップが出ています。

▶ 3階のマップの「301、302、、、、」という数字は展示室の番号、①、②など丸囲みの数字は、このあと出てくる収蔵品の番号です

例えば、ここから下にスクロールして最初に出てくる、「翠玉白菜」には1番と番号が振られていて、

3階マップの①が「翠玉白菜」が展示されている場所になります。

▶ マップの下にスクロールしていくと、このコースの所蔵品の紹介画面になり、
1番目の所蔵品は「翠玉白菜」です。

この画面の見方は、画像のように

  • 番号・タイトル・・・「1 清 翠玉白菜」
  • 展示場所・・・「3F 陳列室 302」
  • 注意事項
  • 所蔵品紹介文

このようになっています。

注意事項のところに「*暫未展出(しばらく展示されせん)」と書かれていますが、

これは実は、

「白菜は2023年3月14日から8月6日まで、嘉義県の国立故宮博物院・南部院区で出張展示中」

とのことなんです。

そのため、この期間は台北故宮で白菜を見ることはできませんので、ご注意ください。

※2023年3月15日の時点で、このコースは白菜以外の所蔵品はすべて台北で展示されていました。

以降はフロアごとに白菜同様、番号順に所蔵品の紹介が続きます。

▶ 展示フロアが変わる場合は画像のようにマップが出てきて、そこから当該フロアで展示されている所蔵品の紹介が始まります。

スマホで展示されている場所を確認しながら、番号順に見どころを回ると効率よく観覧できますよ!

まとめ:モデルコースで故宮博物院の見どころを効率よく回ろう!

ということで、台北にある国立故宮博物院の観覧におすすめのモデルコースを紹介してみました。

モデルコースは4つあり、それぞれ鑑賞できる所蔵品の紹介はもちろん、
所要時間の目安や所蔵品の場所、順路マップも掲載されていますので、
故宮博物院の見どころを効率よく観覧することができます。

故宮博物院で人気の白菜(翠玉白菜)や角煮(肉形石)を含むコースもあるので、はじめて故宮博物院に行く方にもおすすめです。

故宮博物院公式サイトの中国語版にしかないメニューですが、
見やすく簡単で中国語がわからなくても使えますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

お読みいただき、ありがとうございました!

※記事内の情報は特に記載がない限り執筆時の情報となり、予告なく変更される場合があります。最新の情報は公式サイト等で確認をお願いいたします。

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