観光・レジャー

【台湾】淡水の観光スポット15選:エリアごとに紹介!

淡水金色水岸

台湾北部・淡水の観光スポットを紹介します。「東洋のベニス」と言われる美しい水辺の風景に、活気あふれる老街(ラォジェ)。かつて貿易港として栄えた面影を残すヨーロッパ風の建築と日本統治時代の和風建築など、淡水には見どころが満載!台北市内からMRT1本で行けて、アクセスしやすいのも魅力です。

この記事では淡水に住む管理人が、定番スポットを中心に淡水の見どころを紹介します。台湾旅行で淡水を観光しようと思っている方は、ぜひご参考にどうぞ!

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淡水観光の前に、台北からのアクセス手段

MRT淡水駅ホーム

台北市内から淡水へのおもなアクセス手段はMRT(地下鉄)バスタクシーのいずれかになります。台北駅から淡水まで、それぞれの所要時間と料金の目安は以下です。

一般料金 所要時間 備考
MRT(地下鉄) 50元(約224円) 38分
バス 45元(約201円) 約60分 道路状況により前後する場合あり
タクシー(小型) 550~600元(2465~2690円) 約45~60分 道路状況により前後する場合あり

こうして見るとMRTは料金がバスより少し高くなりますが、渋滞に左右されずに淡水まで行くことができますので、特別な場合を除きMRTの一択で問題ないと思います。

バス、タクシーは台北市内が渋滞しやすい上、台北郊外の関渡(關渡)あたりから淡水までの区間(およそ6㎞)は原則一本道で、平日・休日問わず渋滞している区間になりますので、MRTを利用した方がスケジュールは立てやすいです。

台湾旅行には交通ICカード『悠遊カード』が1枚あればMRTやバス、公共レンタサイクルYouBikeなどに使えるので便利です。

オンライン旅先体験予約サイトのKlookで桃園空港受け取りの悠遊カードを販売していて、チャージされていない「空」のカードのほか、あらかじめ200元または400元の金額がチャージされているプランもあります。チャージ済みのカードなら到着後にひとまずチャージする手間が省けますよ。

▶ 桃園空港受け取りの悠遊カードを見る(Klook公式)

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淡水の観光スポット15選:エリア紹介

今回、淡水の観光スポットを紹介するにあたり、各スポットを訪れてみたところ、「淡水という土地は意外に広い」ということに気付きました。

そこで、この記事では淡水の見どころを「MRT淡水駅~真理街周辺」「紅毛城周辺」「漁人碼頭周辺」という3つのエリアに分けて紹介します。

ある程度、同じエリアのスポットをまとれば、効率よく回れますよ。

淡水の観光スポット15選:MRT淡水駅~真理街周辺の見どころ

淡水:重建街

台湾北部・淡水の観光スポット。まずは台北MRT(地下鉄)淡水駅周辺から真理街周辺までの見どころを紹介します。このエリアはMRT淡水駅を出て、すぐ目の前を流れる淡水河沿いに続く淡水金色水岸、ノスタルジックな雰囲気の淡水老街、老街の先にある馬偕街真理街という通りの周辺に点在する和洋の歴史建築など、見どころたっぷりのエリアです。

淡水の観光スポット①:淡水金色海岸

台湾北部・淡水の観光スポット。最初に紹介するのは台北MRT(地下鉄)淡水駅3番出口の前、淡水河に沿って続く「淡水金色水岸」

川沿いの遊歩道として、またサイクリングロードとして整備されている淡水金色水岸。淡水河と対岸の八里、観音山の風景はもちろん、ロマンティックな夕日が見られるスポットとしても知られています。ここではゆったりと散策したり、自転車をレンタルして川沿いを走ったり、思い思いの時間を過ごせます。

また、道沿いには台湾のB級屋台グルメのお店や雑貨店、懐かしい雰囲気のおもちゃ屋さんなどが建ち並び、まるで縁日に来たような気分が味わえるほか、川に面したおしゃれなカフェやレストランはデートにもピッタリ。

MRT淡水駅前のレンタサイクルの情報は「淡水|幼児用もあるレンタサイクル 新北河濱FunBikeの借り方をシェア!」記事をご参考ください。

《淡水金色水岸》

  • 行き方:台北MRT淡水駅3番出口からすぐ(MAP

淡水の観光スポット②:淡水老街

淡水老街:公明街

台湾北部・淡水の観光スポット。続いては淡水の観光地で特に有名な見どころのひとつ、「淡水老街」。ノスタルジックな街並みに新旧のお店がひしめき、活気に満ちている淡水老街。老街といえば九份や台北の迪化街が有名ですが、淡水老街も負けず劣らず人気が高く、特に週末は台湾内外からやってきた多くの人で賑わいます。

ところで、「淡水の老街って、いったいどこを指しているの?」という方のために、ザックリ説明すると、

いわゆる淡水老街は、MRT淡水駅1番出口の前にある交差点から伸びる中正路。そして中正路と並行して走る清水街重建街一帯を指しています。ただし、さきほどの淡水金色水岸と中正路の間にある賑やかな通り公明街(上の画像)も広義では淡水老街に入るそうです。

淡水老街:中正路の駄菓子屋

台湾グルメから伝統的な中華菓子、子供たちに人気の駄菓子屋さんに日本のダイソーもある淡水老街。台湾旅行のお土産探しにもピッタリですよ。

淡水の観光スポット③:3D意象彩繪階梯 ~福佑宮横のカラフル小径~

淡水老街のメイン通り、中正路にある「福佑宮」という廟の脇にある小路に入ると「3D意象彩繪階梯」があります。

淡水:3D意象彩繪階梯

淡水:3D意象彩繪階梯02

高台の住宅街へ行く坂道(階段)の両脇に、カラフルなペイントが描かれている3D意象彩繪階梯。写真映えするスポットとして知られ、特に台湾の人達に人気です。

《3D意象彩繪階梯》

  • 住所:新北市淡水区中正路202号・福佑宮横(MAP
  • 行き方:台北MRT淡水駅から中正路を福佑宮まで進み、左側の小路を入る(徒歩で約10分)

淡水の観光スポット④:淡水日本警官宿舎

淡水日本警官宿舍01

淡水福佑宮の脇にある小路を入り、さきほどの「3D意象彩繪階梯」を上りきったところにあるのが「淡水日本警官宿舎」

その名の通り、日本統治時代に警察官の宿舎(官舎)として使用された和風建築で、第二次大戦後は中華民国の淡水警察分局の局長宿舎として利用されたのち、2007年に歴史建築に登録されたそうです。その後、修復工事がなされ、2019年の修復完了後は無料で一般公開されています。

淡水日本警官宿舎02

畳張りの座敷や寝室、淡水河に向いた縁側などがあり、まさに昔の日本家屋といった内部には、当時の瓦など貴重な資料も展示されています。

淡水日本警官宿舎03

日本統治時代は付近に高い建物はなかったので、きっとこの縁側から淡水河の景色が見えたでしょうね(現在はよく見えませんでした)。

淡水日本警官宿舎04

和風建築の淡水日本警官宿舎ですが、この応接室だけは洋風に造られています。スタッフの方によると、かつての淡水は港町で日本人や台湾人のほかに西洋人も多く、警察にも西洋人の来客が頻繁に来ていたことから、このような造りになったんだそうです。

《淡水日本警官宿舎》

  • 住所:新北市淡水区中正路12巷5号(MAP
  • 営業時間:平日09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 入場料金:無料
  • 行き方:台北MRT淡水駅から中正路を福佑宮まで進み、廟左側の小路を入る(徒歩で約10分)

淡水の観光スポット⑤:淡水礼拝堂(淡水禮拜堂)

淡水礼拝堂

淡水老街(中正路)をさらに進み、マッケイ博士の像があるロータリーを過ぎると、右側にレンガ造りの教会「淡水礼拝堂」が見えます。

台湾北部で最初にできたキリスト教会のひとつである淡水礼拝堂。1872年にカナダ人の宣教師で、医師でもあったマッケイ博士が淡水に上陸して、はじめに布教活動を行った場所だそうです、礼拝堂はその後、3度の改築を経て、1933年に現在の建物が完成しました。

教会の内部は一般公開されていませんが、美しい赤レンガを使ったゴシック様式の建築が美しい教会です。教会の前は広場になっていて、淡水有数の写真映えスポットとして、よくここで写真撮影をしている人を見かけます。

《淡水礼拝堂》

  • 住所:新北市淡水区馬偕街 8 号(MAP
  • 営業時間:旧暦内部は一般公開されていません
  • 行き方:台北MRT淡水駅から徒歩で約15分

淡水の観光スポット⑥:滬尾偕醫館

淡水:滬尾偕醫館

淡水礼拝堂の隣にある白い洋風建築は「滬尾偕醫館」。昔の淡水の呼び名である滬尾(こび)にマッケイ博士(馬偕博士)の「偕」の字が付くこの建物は、1879年にマッケイ博士のクリニックとして建てられたもので、台湾北部で最初にできた西洋医学のクリニックだそうです。

内部は一般開放されていて、かつて使用されていた医療器具やマッケイ博士に関する資料などが展示されているほか、カフェも併設されています。

《滬尾偕醫館》

  • 住所:新北市淡水区馬偕街6号(MAP
  • 営業時間:月~木11:00 - 18:00 / 金~日11:00 - 19:00
  • 休館日:旧暦大晦日~旧暦1/2(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 行き方:台北MRT淡水駅から徒歩で約15分

淡水の観光スポット⑦:得忌利士洋行(淡水古蹟微型博物館)

淡水礼拝堂と滬尾偕醫館前の中正路をさらに先に進むと、少し行ったところにある石造りの倉庫のような建物が「得忌利士洋行(Douglas Lapraik & Co.)」です。

得忌利士というのは「ダグラス」という西洋の名に漢字をあてたもので、得忌利士洋行は日本語にするとそのまま「ダグラス洋行」という会社名になります。

「なぜ淡水に外国の商社があったの?」という方も多いと思いますが、かつての淡水河は現在よりも水深が深く、淡水は大型船舶の停泊が可能な貿易港として栄えたため、この場所には多くの「洋行(外国商社)」が進出していたんです。その中でも得忌利士洋行は、「淡水5大外国商社」のひとつに数えられていたそうですよ。

淡水:得忌利士洋行

現在は当時「第1検査場」と呼ばれていた建物と「輸入品倉庫」の2棟が残っていて、第1検査場(画像)だった場所は淡水古蹟微型博物館として一般公開されています。ただ、展示されている資料は当時の歴史資料ではなく、教材のようなものを使って淡水を紹介するような内容でした。

裏側にある輸入品倉庫だった建物もきれいに修復されていますが、現在は「斉柏林空間(Chi-Po-lin Space)」という民営のミュージアムになっています(一般チケットは150元)。

《得忌利士洋行》

  • 住所:新北市淡水区中正路316、316-1号(MAP
  • 営業時間:平日09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 行き方:台北MRT淡水駅から徒歩で約15分、またはMRT淡水駅から紅26、836番バス乗車、小白宮(淡水分局)バス停下車

淡水の観光スポット⑧:多田栄吉故居

淡水:多田栄吉旧居

台湾北部・淡水の観光スポット。今度は得忌利士洋行前の「中正路」を少しMRT淡水駅の方に戻り、「馬偕街」に入って少し山側に行ってみます。

馬偕街を上って行くと突き当たる「文化路」、という大きい通りの歩道橋を渡ると、すぐに「多田栄吉故居」に到着します。

日本統治時代の1930年から3年間、淡水街長を務めた多田栄吉の邸宅。ベニヒノキを使用して建てられたという建築は無料で内部を参観でき、靴を脱いで中に入ると、まさに昔ながらの日本家屋といった佇まいです。

また内部には瓦やふすま紙など当時の貴重な資料も展示されています。

高台に建っているため眺めもよく、当時は縁側から淡水河や観音山の風景がきれいに見てとれたそう。

邸宅の後方にあるこの建物では「浴衣体験」を受け付けていて、浴衣を着て縁側に腰かけた写真などを撮影して楽しむこともできます。

《多田栄吉故居》

  • 住所:新北市淡水区馬偕街19号(MAP
  • 営業時間:平日09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 入場料:無料
  • 行き方:台北MRT淡水駅から徒歩で約20分、またはMRT淡水駅から紅26、836、837番バス乗車、淡水図書館バス停下車

淡水の観光スポット⑨:小白宮(前清淡水關稅務司官邸)

淡水:小白宮01

1862年に建てられ、その白い外観から「小白宮」という愛称で呼ばれている「前清淡水關稅務司官邸」。その当時「淡水(滬尾)」とともに次々と開港された「安平」「基隆(鶏籠)」「高雄(打狗)」の税関業務を一手に行っていた役所が「滬尾洋關」で、この小白宮は位の高い税関職員が居住していたそうです。

スペイン風の回廊式の建築が特徴的で、非常に写真映えすることからウェディング写真の撮影スポットとしても人気。

入口でチケットを購入して入場。一般チケットは80元(JPY=約358円)。この施設はこのあと紹介する紅毛城滬尾砲台とともに、新北市淡水古蹟博物館が管理していて、チケットが3館共通になっています(小白宮のチケットで、他の2施設にも入場できます)。

オプショナルツアー予約サイトのKKdayで小白宮(前清淡水關稅務司官邸)、紅毛城滬尾砲台の前売り入場チケットを販売しています。前売りチケットならスマホでQRコードを見せるだけで、スムーズに入場できますので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

▶ 淡水古跡博物館(紅毛城&清末期淡水関税務司官邸&滬尾砲台)入場チケット(KKday公式)

リノベーションされている内部には、建物の歴史などに関する資料が展示されています。

《小白宮(前清淡水關稅務司官邸)》

  • 住所:台湾新北市淡水区真理街15号(MAP
  • 営業時間:月~金09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 入場料金:一般80元(当日中は小白宮チケットで紅毛城、滬尾砲台に入場可)
  • 行き方:台北MRT淡水駅から紅26、836番バス乗車、小白宮バス停下車

淡水の観光スポット15選:紅毛城周辺の見どころ

淡水の観光スポット紹介。MRT淡水駅~真理街エリアに続いて、「紅毛城」周辺の見どころを紹介します。

このエリア最大の見どころはやはり「紅毛城」。オランダ軍が築いた「アントニー要塞」、同じ敷地にある「旧清朝英国領事館」は必見!ほかにも清朝時代の要塞「滬尾砲台」や日本の福井県から移築された古民家「一滴水紀念館」も、ぜひ訪れたいスポットです。

淡水の観光スポット⑩:紅毛城

台湾北部・淡水の観光スポット。台北MRT淡水駅から約2キロほど漁人碼頭方面に行った丘の上で、ひときわ目立つ赤い建築物が、淡水の有名な見どころのひとつ紅毛城

この紅毛城一帯は「紅毛城園区」と呼ばれ、敷地は1642年にオランダ軍が建設した「アントニー要塞(上の画像)」、そして赤レンガの建物が目を引く「旧清朝英国領事館」などで構成されています。

紅毛城園区も入口でチケットを購入して入場します。前述の通り「小白宮」、「滬尾砲台」とはチケットが共通になっていますので、いずれかの当日のチケットがあれば、それを見せるだけで入場できます。

紅毛城メインの見どころである「アントニー要塞」、「旧清朝英国領事館」には、チケット売場右側の坂を上る必要がありますのでご注意ください。

▶ 淡水古跡博物館(紅毛城&清末期淡水関税務司官邸&滬尾砲台)入場チケット(KKday公式)

2023年7月現在、紅毛城園区の敷地内では改修工事が行われており、一部エリア・展示はご覧いただけません。事前に公式サイトで最新情報を確認されることをおすすめします。

《紅毛城》

  • 住所:新北市淡水区中正路 28 巷 1 号
  • 営業時間:月~金09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 入場料金:一般80元(当日中は紅毛城チケットで小白宮、滬尾砲台に入場可)
  • 行き方:台北MRT淡水駅から紅26、836番バス乗車、紅毛城(真理大学)バス停下車

淡水の観光スポット⑪:旧清朝英国領事館(前清英國領事官邸)

 

紅毛城園区内にある「旧清朝英国領事館」も見ごたえあるスポットです。1891年に建てられた赤レンガ造りの建築は、もともと1870年代に建てられたものに増築を重ねて行って、現在の姿になったと言われています。

第二次大戦中は閉館していた領事館ですが、戦後はふたたびイギリス人が戻り、1972年までこの場所を使用していたそうです。

旧清朝英国領事館内のダイニングルーム、当時の様子が再現されています。

《旧清朝英国領事館》

  • 住所:新北市淡水区中正路 28 巷 1 号
  • 営業時間:月~金09:30 - 17:00 / 土日09:30 - 18:00
  • 休館日:紅毛城の休館日に準じます
  • 入場料金:一般80元(当日中は紅毛城チケットで小白宮、滬尾砲台に入場可)
  • 行き方:台北MRT淡水駅から紅26、836番バス乗車、紅毛城(真理大学)バス停下車

淡水の観光スポット⑫:滬尾砲台

淡水:滬尾砲台01

台湾北部・淡水の観光スポット。紅毛城の前を走る「中正路」をバス停ひとつ分、漁人碼頭方面に行き、坂道をしばらく歩いて行くと、丘の上に清朝末期に建設された西洋式の要塞「滬尾砲台(こびほうだい)」が静かに佇んでいます。

1886年に作られた滬尾砲台は建設当時、淡水港を防衛するための大砲が設置されており、清代における台湾近代化の重要な施設だったそうです。

外壁に囲まれた施設の中には何もありませんが、城壁の下は上の画像のようなトンネル状になっていて、ここも隠れた写真スポットとして人気。階段で上に行くことができ、外壁を一周する参観経路がありますが、「ヘビに注意」と書いてありましたので歩く際はご注意ください

《滬尾砲台》

  • 住所:新北市淡水区中正路一段6巷34号-1(MAP
  • 営業時間:09:30 - 18:00
  • 休館日:毎月第1月曜(詳しい休館情報は公式サイトでご確認ください)
  • 入場料金:80元(当日中は滬尾砲台チケットで小白宮、紅毛城に入場可)
  • 台北MRT淡水駅から紅26バス乗車、忠烈祠バス停下車後、徒歩で約10分
    ※836バスで目の前まで行くこともできますが、本数が少ないので注意が必要です

淡水の観光スポット⑬:一滴水紀念館

淡水:一滴水記念館

中正路から滬尾砲台への坂道を歩いている途中にある「和平公園」という公園内には、淡水の有名な和風建築「一滴水紀念館」があります。

この一滴水記念館はこれまで紹介した「淡水日本警官宿舎」「多田栄吉旧居」と違い、日本統治時代の建築ではないんです。ここは日本の福井県から移築された築100年以上の古民家で、もとは有名な作家・水上勉氏の父である水上覚治氏が建てたものだそうです

一滴水紀念館は無料で内部を参観することができ、水上勉氏の資料などが展示されている「水上勉文庫」というコーナーや、台湾にルーツを持つ作家・陳舜臣(ちん・しゅんしん)氏の資料が展示されているコーナー。そのほか、一滴水紀念館が日本の福井県から台湾の淡水へ移築されたストーリーも垣間見ることができます。

《一滴水紀念館》

  • 住所:新北市淡水区中正路一段6巷30号・和平公園内(MAP
  • 営業時間:火~日:09:00 - 17:00
  • 休館日:月曜(詳しい休館情報は新北市観光旅行局サイトでご確認ください)
  • 入場料金:無料
  • 行き方:台北MRT淡水駅から紅26バス乗車、忠烈祠バス停下車後、徒歩で約10分

淡水の観光スポット15選:漁人碼頭周辺の見どころ

台湾北部・淡水の観光スポット。台北MRT淡水駅付近から順に紹介してきましたが、いよいよラストスパート。

淡水河の河口にある漁人碼頭はMRT淡水駅から少し離れているので、バスやレンタサイクルで途中の景色を楽しみつつ訪れるのがGood!2020年にはMRT紅樹林駅から出ている「淡海ライトレール・淡水漁人碼頭駅」も開業して、現在はライトレールでもアクセスできるようになっています。

淡水の観光スポット⑭:淡水漁人碼頭

淡水漁人碼頭幾米

淡水福容飯店

淡水河の河口付近、海のそばにある有名観光スポット「淡水漁人碼頭」。ランドマークになっているリゾートホテル「福容大飯店(フーロンホテル)・淡水漁人碼頭」の目の前には漁港。埠頭は散策できるプロムナードになっていて、観光客はもちろん地元の人も多く散策に訪れます。

また、淡水漁人碼頭は台湾有数の夕日スポットとしても知られ、晴れた日の夕方には「情人橋」や埠頭には夕日を見に来る人もたくさん。美しい夕焼け空と台湾海峡に沈んでいく夕日は、いつまでも眺めていたい気分になるかも知れませんよ。

《淡水漁人碼頭》

  • 住所:台湾新北市淡水区観海199号(MAP
  • 営業時間:港は24時間 / ショップエリアは11:00 - 20:00(店舗に寄り異なります)
  • 入場料金:無料
  • 行き方:台北MRT淡水駅から紅26バス乗車、漁人碼頭バス停下車、またはMRT紅樹林駅から淡海ライトレール乗車、淡水漁人碼頭駅下車

淡水の観光スポット⑮:情人橋

淡水:漁人碼頭情人橋01

この記事で紹介してきた台湾北部・淡水の観光スポットもいよいよラストになりました。トリを飾るのは福容大飯店(フーロンホテル)とともに淡水漁人碼頭のランドマークになっている「情人橋」

淡水漁人碼頭02

淡水漁人碼頭:情人橋02

福容大飯店の方から情人橋に行くには、まず淡水漁人碼頭のプロムナードを歩いて先の方へ。すると、途中に情人橋の入口があります。

淡水漁人碼頭:情人橋からの眺め

情人橋から見た海の景色。この日は残念ながら雲が多く、夕日を見ることはできませんでした。家からそんなに遠くないので、また機会があれば夕日の写真を撮ってアップします。

あと、情人橋を渡ったところにある「淡水魚市」のところにバス停があり、帰りはここからMRT淡水駅に戻る紅26バスに乗ることができます。始発バス停なので、座れる可能性も少しアップしますよ。

淡水の観光スポット15選:まとめ

ということで、台湾北部・淡水の観光スポットをMRT駅付近から順に紹介してみました。

こうして見ると淡水も見どころ豊富で、思いのほか広いエリアにスポットが点在していますので、「MRT淡水駅付近から観光しながら漁人碼頭に向かう」またはその逆で、「漁人碼頭からスタートして、MRT淡水駅に向かって観光する」といった形で見て回るといいかもしれません。

また、MRT駅と漁人碼頭の間はバスの本数が豊富なほか、途中には公共レンタサイクル「YouBike(ユーバイク)」ステーションも充実していますので、それらの交通機関をうまく利用すれば効率よく回れますよ。

それでは、ぜひ淡水観光を楽しんでくださいね!お読みいただき、ありがとうございました!

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