台湾のポピュラーな移動手段といえばバイク(スクーター)。
筆者も通勤用で中古のバイク(125㏄)に乗っているんですが、この記事ではそのバイクを購入した時の経験をもとに、台湾で中古バイクを探す方法や買う時に必要な書類についての情報をシェアします。
仕事や留学などで台湾に住んでいて、中古バイクの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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台湾でのバイク(スクーター)購入、中古車を探す方法
台湾で中古のバイク(スクーター)を探す場合、友達や知り合いに譲ってもらう以外は、
ネットの中古バイク検索サイトで探す、または自分でバイク屋さん(機車行)を回って探すのいずれかになると思います。
ネットの中古バイク検索サイトを見れば何となく、各モデルの年式や走行距離から価格の相場が見えてくると思うので、自分でバイク屋さんを回る場合でも先にネットで下調べをしておくといいと思います。
▶ 台湾の中古バイクが避けて通れない”排気ガス定期点検”の記事はこちら
インターネットの中古バイク検索サイトで探す
ここから台湾でメジャーな中古バイク検索サイトを2つ紹介します。
8891中古車
ひとつめの中古車検索サイトは8891
このサイトは自動車(汽車)とバイク(機車)の両方を扱っているので、バイクを探すときは上のメニューで「找機車(バイクを探す)」を選択してから検索しましょう。
検索する際は車両タイプ(車型)、メーカー(廠牌)、価格(價格)、エリア(地區)でのソートが可能。台湾で一般的な排気量100㏄とか125㏄のスクーターは車両タイプ(車型)的に「重型機車」になりますので、このタイプを探すときは「重型機車」でソートしましょう。
Web!ke 摩托車市
ふたつ目はこちらのWeb!ke
Web!keの方も8891とほぼ一緒ですが、こちらは「車型搜尋」のところはモデル、そのほか排気量(cc数)、輸入車または国産車(進口/國產)等も選択できます。
あとよく見かけるワードで出廠年份は「年式(製造年)」、走行距離は「行駛里程」になるのでご参考まで。
自分でバイク屋さんを回って中古車を探す
続いてはオーソドックスな方法ですが、自分でバイク屋さん(機車行)を回って探す方法。
台湾はご存知の通りバイク天国。そこら中に大小さまざまなバイク屋さんがあり、お店によっては店頭に新車だけでなく、中古を置いているお店もあります。また自社のサイトで中古車を販売しているところもありますよ。
筆者は台湾のバイクメーカー・SYM(三陽)の総代理店をしているお店で中古車を買ったのですが、このお店は自社サイト(画像)に中古車を出していて、そこに掲載されていたバイクを実際に店頭に見に行って(試乗して)購入を決めました。
購入したバイクはSYMのGT(125㏄)というモデルで年式は2016年(購入時で4年落ち)、走行距離は約21,000キロ、価格は28,000元でした。
興味のある方はこちら益隆車業ウェブサイトを覗いてみてください(メニューの二手車拍賣が中古車ページです)。もしかすると中古の出物があるかもしれませんよ。
可能ならお店にヘルメットを持参して試乗してみよう
ネットで見つけたバイク、自分でお店で見つけたバイク、いずれにしても購入希望の場合はできるだけ試乗させてもらうのをおすすめします。
やはり実際にエンジンをかけ跨ってみたときのフィーリングはもちろん、異音がしないかなども見ることができるので、試乗はしておいた方がいいです。
実店舗を含め中古車なら割と試乗させてもらえると思いますので、気に入ったバイクがあればぜひ尋ねてみましょう。試乗する際もヘルメットは必要なので、買う予定の方はヘルメットを持参するのをお忘れなく。
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台湾での中古バイク購入時に必要な書類
中古のバイクを買うことを決めたら必要なのが名義変更(中国語:過戶)手続き。
バイク屋さんで購入する場合は手続きを代行してくれると思いますので、指定された必要書類を揃えます。
以下は筆者が中古バイクを購入した際に用意したものです。予約金や名義変更の手数料はお店によって異なると思いますが、居留証や印鑑など必要なものはほぼ同じだと思います。
・居留証
・有効な免許証
・印鑑
・予約金5,000元(車両代金の一部になるので、納車の際に残額を支払いました)
・名義変更手数料(1,000元)
名義変更にかかる時間は何日ぐらい?
筆者の場合はバイク屋さんに必要な書類と予約金などを渡した際、「名義変更には1週間ぐらいかかりますので、手続きが終わったら電話またはLINEで連絡します」と言われました。
ちなみに名義変更はバイクだけでなく強制保険(自賠責)も保険期間が残っていれば、一緒に名義変更を行うと思いますので、このときお店に確認しましょう。
実際の手続き日数ですが、筆者のときは結局3~4日後にLINEで「名義変更手続きが完了したので、いつでも取りにきてください」というメッセージが入ったので、1週間かからずに受け取れました。
台湾での中古バイク購入・店頭での受け取り
筆者の場合バイクの受け取り当日はヘルメット持参でお店に行き、代金から予約金を引いた残額を支払い領収証、バイクのキー、いわゆる車検証のような「行照(行車執照)」というカードを受け取ったほか、預けていた居留証などを返却してもらいました。
念のため強制保険の証券も確認しておこう
もうひとつ、受け取りの際に確認したいのが強制保険(自賠責)の証券。
バイク屋さんが強制保険の名義変更をしてくれている場合は、このときに何らかの証明を受け取れると思いますので確認しましょう。
ちなみに筆者が買ったバイクは強制保険が残っていましたが保険証券はなく、バイクの領収証に保険証券の番号が書かれていました。
何故かというと、このときまだ保険証券の名義変更手続き中だったためで、証券は後日郵送されてくるとのことでした(そのあと2週間ほどで無事に届きました)。
おわりに
ということで、台湾での中古バイク(スクーター)購入に関して、中古車の探し方や購入時に必要な書類などを筆者の経験をもとに書いてみました。
これから台湾で中古バイクの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
最後に、台湾でバイクに乗っている方やこれから乗る予定の方、くれぐれも安全運転で!
※この記事は2020年6月に公開した記事に加筆、修正したものですが、本文の内容は執筆当時の情報がベースとなっています。あらかじめご了承ください。