2024年の台湾の祝日・休日カレンダーの基礎になる、「民国113年政府行政機関弁公日暦表」が5月25日に発表されました。
この記事では2024年の台湾の祝日のほか、春節など連休の日程、日数の情報を紹介します!
そのほか、2023年と2024年で異なるポイントなどもシェアしますので、ぜひご参考ください。
スポンサーリンク
台湾の祝日カレンダー2024年版:「民国113年政府行政機関弁公日表」

出典:行政院人事行政總處
2023年5月25日、2024年の台湾での祝日・休日の基本になる、政府・行政機関の業務カレンダー「政府行政機關辦公日曆表」が発表されました。これは、政府・行政機関の業務カレンダーとはされていますが、台湾の企業の大半はこのカレンダーに準じて休日を設定していますので、台湾の休みの基準と言えるものです。
これによると、台湾では2024年は休日の総数が「115日」、3日以上の連休は「春節(旧正月)」の連休を含めて合計4回となっています。
台湾の祝日カレンダー2024年版:2023年との大きな違いは?
台湾の祝日カレンダー2024年版。ここでは2023年との違いについて紹介します。
特徴的なのは、2023年は6回あった「補班日」と呼ばれる「振替出勤日」が2024年は1回になる点です。「補班日」というのは例えば、
「祝日が火曜や木曜になる場合、その週の月曜または金曜を振替休日として連休にするかわり、前の週の土曜日を振替出勤日とする」
というもので、これもあり台湾では2022年、2023年とも3日以上の連休は年末年始を含めると合計9回あったのですが、市民からの振替出勤日に対する不満の声が多く、その声を反映して政府は2024年から振替出勤日を年1回に減らすとしました。
これにより2024年は3連休以上の連休が合計4回に減少することになりました。2023年に比べると、かなり少ない印象を受けますね。
-
-
参考2023年 台湾の祝日・休日カレンダー|春節ほか連休の日数は?
先日、台湾政府から2023年の祝日・休日カレンダーが発表されました。 そこで、2023年(民国112年)の台湾での祝日・休日カレンダーのほか、連休の日数などもリストにまとめてみました! 毎年翌年の休み ...
続きを見る
スポンサーリンク
台湾の祝日カレンダー2024年版:年間の祝日一覧
月 | 祝日(国民の休日) |
1月 | 1日(中華民国開国記念日) |
2月 | 8~14日(春節)、28日(和平記念日) |
3月 | なし |
4月 | 4日(児童節)、5日(国民掃墓日:清明日) |
5月 | 1日(労働節)* |
6月 | 10日(端午節) |
7月 | なし |
8月 | なし |
9月 | 17日(中秋節) |
10月 | 10日(国慶日) |
11月 | なし |
12月 | なし |
【2024年の台湾の祝日一覧】
振替休日を除いた台湾の祝日の日数は2023年と変わりなく、合計12日(労働節を含む)。日本の場合は「国民の祝日に関する法律」によると合計16日で台湾よりも多いほか、振替休日などを入れると休日数はさらに増えることになりますので、全体的に休みは日本の方が台湾より多いと言えますね。
*労働節は民間企業で働く人が対象の休日で、厳密には祝日ではありません。
*春節期間の祝日は旧暦の大晦日~1月3日までの4日間、それ以外は振替休日などを含んでいます。
台湾の祝日カレンダー2024年版:春節ほか連休の日程一覧
期間 | 日数 | 内容 |
12/30(土)~ 1/1(月) | 3日 | 中華民国開国記念日の連休 |
2/8(木)~ 2/14(水) | 7日 | 春節(旧正月) |
4/4(木)~ 4/7(日) | 4日 | 児童節&国民掃墓日(清明節) |
6/8(土)~ 6/10(月) | 3日 | 端午節の連休 |
台湾の祝日カレンダー2024年版。ここからは2024年の台湾での3日以上の連休情報を。
2024年の台湾の連休は、春節の7連休を含めて合計4回。前述の通り、「補班日」という振替出勤日を減らした結果ですが、2023年は合計9回あった3連休以上の休暇が大幅に減少し、春節(7連休)を筆頭に年末年始の開国記念日(3連休)、4月前半の児童節・清明節(4連休)、6月の端午節(3連休)のみとなっています。
2023年は上記に加えて2月末の228和平記念日、9月の中秋節、10月の国慶節などメジャーな祝日に連休が絡んでいましたので、こうして見ると確かに少ないですね。
台湾の祝日カレンダー2024年版:連休・休日のお出かけ注意ポイント
ここまで2024年の台湾の祝日や連休の日程に関する情報を紹介してきました。ここから連休のお出かけ、交通の手配に関する情報をシェアします。
台湾も旅行が好きな人が多く、連休になると交通機関やホテルなどは混雑するため、交通・宿泊の手配は早めがベスト。特に花蓮や台東など台湾東部は高速鉄道(新幹線)がなく、在来線の台湾鉄道が主要な交通手段となっているため、大型連休の指定席は発売直後に売り切れる可能性が高いです。
また、台湾鉄道の東部幹線を筆頭に中・長距離列車は通常の週末でも混み合いますので、予定が決まったら早めに指定席を予約しておくのをおすすめします。
各交通機関のチケット発売日、予約に関する情報を以下にまとめましたのでご参考ください。
台湾高速鉄道(台湾新幹線)きっぷ発売日(予約開始日)
台湾高速鉄道(台湾新幹線)のきっぷは、予約操作を行う当日より29日以内のきっぷが予約可能。乗車当日の列車を予約する場合は発車1時間前まで予約ができます。ただし、金曜もしくは土曜に予約操作を行う場合は4週間後の日曜の分まで予約することができます。
春節など連休期間の予約開始日は通常と異なる場合がありますので、事前に台湾高速鉄道ウェブサイトでご確認ください。
観光等の目的で台湾に短期滞在(180日以内)する方なら、オンライン旅行プラットフォームKKdayで台湾新幹線の20%割引チケットを購入することができます。非常にお得ですので、短期滞在で台湾を訪れる予定の方は、ぜひ試してみてはいかがですか。
台湾鉄道(台鉄)きっぷ発売日(予約開始日)
在来線の台湾鉄道(台鉄)のきっぷは、乗車予定日の4週間前(28日前)から予約可能。例えば、月曜日なら4週間後の月曜乗車分まで予約できます。ただし、金曜日に予約操作を行う場合は、4週間後の日曜までの予約ができます。
台湾鉄道も台湾新幹線と同様、上記は通常のきっぷ発売スケジュールです。連休期間のきっぷ予約受付は変更になる場合がありますので、詳しい情報は台湾鉄道ウェブサイトでご確認ください。
台湾鉄道のオンライン予約方法は、「台鉄特急自強号・親子車両レポート、予約方法や料金も紹介!」記事に詳しく書いています。
飛行機:台湾の国内線・ユニー航空(UNI AIR/立栄航空)予約開始日
台湾の国内線・ユニー航空(UNI AIR/立栄航空)のウェブサイトでの航空券予約は、実際のフライト360日前から出発1時間前まで。
筆者は台湾の国内線を利用したことがないので、実際に連休期間の混雑具合はわからないのですが、便数があまり多くないので、やはり予約は取りにくいのではないか思います。
連休期間は通常と異なるスケジュールになる可能性がありますので、詳しい情報はユニー航空ウェブサイトでご確認ください。
台北と花蓮・台東ほかを結ぶ国内線のユニー航空には、外国人専用の割引チケットがあります。このチケットはオンライン旅行プラットフォームのKKdayで販売されていて、片道チケットが通常料金に比べてかなりお得な割引料金になっています。数量限定ですが、もし日程が合えばとてもお得ですので、ぜひチェックしてみてはいかがですか。
高速バス(客運バス)チケット発売日
高速バス(長距離バス)チケットの予約受付開始日は各バス会社によって異なり、台湾の最大手・國光客運では通常時のネット予約受付(予約できる路線は一部のみ)は15日以内、統聯客運では16日以内に乗車するチケットが予約可能です。
連休のチケット予約開始日は会社ごとに対応が異なりますので、高速バスの利用を考えている方は早めに運行会社のサイトでチェックされるのをおすすめします。
台湾の祝日カレンダー2024年版:まとめ
ということで、台湾の祝日カレンダー2024年版と連休についての情報でした。
上述の通り、台湾では2024年は振替出勤日を減らすかわりに、連休の回数が少なくなりました。また、春節(旧正月)の連休も2023年は10日間でしたが、2024年は7日間となっています。
ただ、連休になると交通機関や観光地が混雑するのは変わりませんので、電車のきっぷやホテルの予約は早目の手配がおすすめです。
また、9月17日の中秋節や10月10日の国慶節の祝日は連休ではありませんが、1日だけ有給をとれば連休になりますので、このあたりもチェックしておきましょう。
楽しく2024年の台湾の連休・休日をお過ごしください!お読みいただき、ありがとうございました!