大潤発(RT-MART)内湖店に行ってきました。この記事では台北にある大潤発内湖店の売り場をはじめ、アクセス方法、お土産におすすめの商品なども紹介します。
大潤発はいわゆる「ハイパーマーケット」と呼ばれる台湾の大型スーパー。
台北市内には、この記事で紹介する「内湖店」のほか、中心部台北メトロ南京復興駅近くに「中崙店」という店舗があります。
この記事でわかること
- 大潤発ってどんなスーパーなのか
- 大潤発内湖店のアクセス方法
- 大潤発内湖店のフロア構成
- 大潤発内湖店にあるレストラン
- 大潤発内湖店でお土産におすすめの商品
- 台北市内中心部にある大潤発の大型店
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大潤発(RT-MART)とは
大潤発(繁体字:大潤發)は台湾のスーパーで、英語表記はRT-MART。
中国語で「大賣場」と呼ばれる、売り場面積の大きい「ハイパーマーケット」を台湾や中国で主に展開している企業です。
ちなみに大潤発(大潤發)の中国語の読み方は大(ダー)潤(ルン)発(ファー)」ですが、実際の音は「ダールウェンファー」に近いです。
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大潤発内湖店の紹介
大潤発内湖店の場所・アクセス
大潤発内湖店の場所は台北市の内湖(ネイフゥ)と呼ばれるエリア。
内湖と言っても広いですが、大潤発の周辺は比較的最近になって開発されたエリアで、台北のほかのエリアに比べて街並みが整然と区画されています(少し台湾ぽくないかも)。
大潤発のほかIKEA、Costco、カルフールなど大型店が建ち並んでいるほか、ハイテク企業も集積しているエリアです。
大潤発内湖店の近くには台北メトロ(MRT)の駅がありませんので、台北市内から行く場合はMRTからバスに乗り換える方法が一般的。
おすすめの行き方は、台北メトロおよび台湾鉄道(台鉄)が乗り入れている松山駅(松山車站)からバスに乗り換える方法です。
松山駅からバスに乗車した場合、降りるバス停はすべて「新湖三路口(台北花市)」。所要時間は10分前後です。
松山駅からのバスはいくつかありますが、民生幹線というバスは本数が多く便利です。
台北でバスに乗るなら、交通ICカード「悠遊カード」が1枚あると便利。乗り降りの際にタッチするだけで、キャッシュレスでバスを利用できます。
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民生幹線バスの運行間隔
- 平日ピーク:4~6分間隔
- 平日オフピーク:5~10分間隔
- 休日:10~20分間隔
運行時間は平日05:50 - 22:30 / 休日06:00 - 22:30
【松山駅から八徳路バス停の行き方】
タイミングが合えば「送迎バス」という手も
上記の路線バス以外に、大潤発内湖店には無料の送迎バスもあります。
このバスはお店を出発してから台北メトロ(MRT)の後山埤駅、松山駅などに停車。
買い物後をした帰りに店舗から乗車する場合は当日に商品を購入したレシートの提示が必要です。
それ以外の場所から店舗に向かう場合はフリーで乗車が可能です。タイミングが合えば使ってみる価値はあると思います。
以下は大潤発内湖店の送迎バス発車時刻表と路線図です。
メモ
大潤発内湖店の送迎バス乗り場は正面入口前になります
1階:フードコート・専門店街
それでは、ここから大潤発内湖店の店舗内を紹介して行きます。
まずこちらが正面エントランス。ショッピングカートは左側にあります。
カートを使う場合は取ってのところにあるコイン投入口に10元硬貨を入れて、チェーンロックを解除してカートを引き出します。
それでは早速店内に入ってみましょう!
正面エントランスから店内に入ると、目の前はフードコート「樂食匯(LA PLACE)」入口。
フードコートで食事をする場合、特にランチの時間は混雑しますので、先に席を確保しておきましょう。
席を確保したら、食べたいものを注文。
だいたいどのお店も注文すると呼び出し用のベルを渡され、呼び出しコールが鳴ったら(バイブしたら)カウンターに取りに行くシステムです。
また、広いフロアにはフードコート内外に日本の「モーモーパラダイス」や「スシロー」、台湾の回転寿司「争鮮」など独立したレストランもあります。
【大潤発内湖店のレストラン・ショップ】
店名 | ジャンル | 備考 |
スターバックス | コーヒー等 | |
争鮮 | 回転寿司 | |
品川蘭 | 牛肉麺 | |
MOMO-Paradise | すき焼き、しゃぶしゃぶ | |
スシロー | 回転寿司 | |
御宴 | 鉄板焼き | |
21世紀風味館 | ファストフード | |
麻膳堂 | 中華 | |
ミスタードーナツ | ドーナツ | |
大河屋 | 丼物、串焼き | |
SUBWAY | サンドイッチ | |
韓食客 | 韓国料理 | |
皇廚一品牛排 | ステーキ | |
花蓮扁食 | ワンタン麺 | |
異品屋 | 南洋 | |
異品屋 | 牛肉麺 | |
晴光紅豆餅 | 回転焼き | |
霜江紅茶 | ドリンク | |
黑面蔡/滷春秋 | 麺類、滷味(ルーウェイ) | |
大象山 | スナック | |
私房小廚 | スナック | |
咖哩作伙 | 定食、カレー | |
八王子東京拉麺・蓋飯 | ラーメン、丼物 |
大潤発内湖店1階にはフードコートのほか、「adidas」や「PUMA」のアウトレットや「SKECHERS」、メガネの「OWNDAYS」などのショップ、コンビニの「萊爾富(Hi-Life)」なども入っています。
2階:アパレル、生活雑貨など
さぁ、ここから大潤発ハイパーマーケットの売り場を紹介します。
売り場は2階、3階にありますので、1階からスロープ式のエスカレーターで移動します。
エスカレーターを上りきった正面にあるのは台湾でチェーン展開している書店「金石堂」。
大潤発の売り場入口は金石堂の後方にありますので、さっそく入ってみましょう!
まず入って右側は「無印良品」、左側は家電製品売り場。無印良品はなかなか広い売り場面積になっています。
この通路を進んで行くと、アパレルの売り場があります。
こうして見ると、かなり広い売り場ですね。
アパレル売り場は日本のイオンモールなどにあるような品揃え。
男女、子供服など比較的リーズナブルな価格帯の衣類が揃っています。
アパレルコーナーの先には日本のホームセンター的な商品、靴のコーナー。
アウトドアコーナーではフランス生まれのスポーツ用品店「デカトロン(Decathlon)」の商品も。
でもスポーツ用品を見るなら、大潤発内湖店のすぐそばにデカトロン内湖店があるので、そちらで見た方が良いと思います。
また、このコーナー付近には文具コーナーなどもありました。
アウトドア用品の先にはシャンプー、リンス、化粧品などのコーナー。
ここを過ぎると食品売り場に行くスロープ式エスカレーターがあります。
食料品、カフェがある3階はパン、スイーツ、お惣菜が充実!
ふたたびスロープ式エスカレーターで3階に移動。
エスカレーターを降りた目の前にはデリカテッセン、パンのコーナー。画像の右奥には買ったものを食べることができるカフェがあります。
ショーケースにはピザ、スイーツ、奥にはイタリアンジェラートも。
18インチ(約45㎝)の大きなピザはまるごと1枚が299元(約1434円)、1切れ59元(約282円)。
私もこの近くの会社に勤めていた時は、よくランチ用にピザひと切れと缶コーラなどを買っていました。ひと切れでもけっこうお腹いっぱいになりました。
スイーツのコーナーには美味しそうなスイーツがずらり。
ロールケーキ類は台湾の大手スーパー「全聯」のPBスイーツ「We Sweet」シリーズ。なぜかと言うと、大潤発は2022年に全聯に売却されたため、全聯の商品も一部取り扱っているんです。
イタリアンジェラートは1スクープ70元(約335円)。
ローストチキンも美味しそう。この日は特売で1本45元(約215円)でした。
サンドイッチ類に
中華風のお惣菜もあります。お惣菜は1個いくら、または重量で料金計算するものがあります。
パンコーナーも充実。焼きたてのパンが並んでいます。
パンコーナーの向かい側はお寿司コーナー、パックに入ったお寿司がズラリと並びます。
この近所にオフィスがある方は、お弁当探しも楽そうですね。
ライバルのカルフール同様、大潤発も輸入品コーナーに力を入れています。
日本コーナーには他のローカルのスーパーでは、なかなか手に入りにくい調味料系なども置いていました。
お酒コーナーでは人気の台湾ビール18天(18 Days)も冷えてます。
こちらはスナックのコーナー。
一般的な食品コーナーも通路は広めで、ハイパーマーケットならではの開放的な雰囲気です。
キャッシャーは一般的なレジとセルフレジの2種類。
セルフレジでの支払い方法はクレジットカード(VISA、MASTER)、Google Pay、Apple Pay、LINE Pay、SAMSUNG Pay、悠遊カードが使えます。
以上、大潤発内湖店1階から3階までのバーチャルツアーでした。
引き続き大潤発内湖店のカフェ、おみやげにおすすめの商品を紹介していきます。
大潤発内湖店のカフェ「MaTable」
フロアをひと通り紹介したところで、2階デリカテッセンのそばにあるカフェ「MaTable」を紹介。
ここはドリンクやパスタなど軽食メニューを味わえるほか、前述のデリカテッセンやパン、お寿司、スイーツコーナーなどで購入したものを食べることもできるスペースです。
店内で食べる場合は「内用結帳区」と書かれたこのレジで精算。精算したら空いている席を選んで召し上がります。
大潤発内湖店でお土産におすすめの商品
① 台湾のスナック類
台湾みやげの定番、台湾スナック。
特に明治のカールに似た「乖乖(グァイグァイ)」。
それも緑のパッケージのココナッツバター味は、台湾では機械やPCがちゃんと動くよう、オフィスや工場などで”おまじない”的に置かれています。
なぜかと言うと、工作機械などは緑ランプの点灯が正常運転を表しているのと、中国語の「乖乖」は「大人しく、いい子」という意味があり、その2つをかけて機械、PCなどが滞りなく作動するように置かれているんです。
観光の方でもそのことを知っている方は、この緑の「乖乖」を買っているそうです。
②大潤発PBのドライフルーツ
こちらも台湾みやげの定番、ドライフルーツ。
パッケージに”親指を立てる「サムズアップ」のマーク”が付いているのは大潤発のPB商品。
大潤発PBのドライフルーツは防腐剤無添加。一部はタイ(泰國)の果物ですが、台湾のパイナップル(鳳梨)やグアバ(芭樂)など各種揃っています。
③エッグロール
こちらも台湾みやげの定番、エッグロール。
エッグロールは大手食品メーカーの義美(イーメイ)などのほか、白パッケージにサムズアップのイラストがある大潤発PB商品も。
大潤発PB商品はオリジナル(原味)、ゴマ(芝麻)、コーヒー(珈琲)フレーバーがあり、それぞれ1箱240g入り83元(399円)。
各メーカーのものが揃っていますが、PB商品は価格や分量の面でお得です。
④大潤発PBのサチマ(沙其馬)
卵が主原料の台湾の伝統的なお菓子「沙其馬(サチマ)」。
パッと見は雷おこしの粒が大きくなったような感じですが、食感はソフトで甘いお菓子です。
⑤パイナップルケーキ類
大潤発のお菓子コーナーには、台湾みやげを集めたコーナーもあります。
ばらまき用のパイナップルケーキ(鳳梨酥)も各メーカー揃っていますよ。
以上、大潤発内湖店でお土産におすすめの商品でした!
台北市内中心部にある大型店、大潤発中崙店
大潤発の大型店(ハイパーマーケット)は台北市内中心部にも1店あります。
台北メトロ(MRT)南京復興駅から徒歩圏内にあるのが大潤発中崙店。
この店舗はオフィスビルの地下に入っています。そのため、内湖店ほど大きくありませんが、売り場面積は全聯などの一般のスーパーに比べてかなり大きく、品揃えも豊富。大潤発らしくパンやピザ、お惣菜のコーナーも充実しています。
「内湖店に行ってみたいけど、ちょっと時間がないな」という方や、付近のホテルに宿泊している方は中崙店に行ってみるといいですよ。
大潤発(中崙店)
- 営業時間:08:30 - 22:30
- 住所:台北市八德路2段306号B2(MAP)
- 行き方:台北メトロ南京復興駅から徒歩約8分、忠孝復興駅から徒歩約10分
大潤発内湖店探訪レポート:おわりに
ということで、台湾の大型スーパー(ハイパーマーケット)、大潤発の内湖店の紹介でした。
台湾ではライバルのカルフールとともに、「ハイパーマーケット」として人気の大潤発。
食品だけでなくアパレル、雑貨、家電などさまざまなジャンルの商品が揃っていて、台湾旅行のお土産探しにもおすすめです。
また、広い店舗を眺めて歩くだけでも楽しめますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。
大潤発(内湖店)
- 営業時間:07:30 - 23:00
- 住所:台北市内湖区舊宗路一段188号(MAP)
- 行き方:新湖三路(台北花市)バス停そば