「台湾旅行で火鍋を食べてみたい!」という方に、筆者が比較的よく行く台湾の火鍋屋さんを紹介します。台湾は火鍋が好きな人が多く、街中のあちこちにお店があります。お店もピリ辛なマーラー鍋のお店から食べ放題のお店などさまざま。この記事では、台北を中心にいろいろな火鍋屋さんを紹介しますので、ぜひご参考にどうぞ。
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台湾の火鍋①:マーラー鍋の有名店「鼎王麻辣鍋」
台湾の火鍋レストラン。一軒目に紹介するのは麻辣鍋(マーラー鍋)の超人気店「鼎王麻辣鍋(ディンワンマーラーグォ)」。
1991年に台中の夜市からスタートした鼎王。牛脂や野菜、漢方などを使用したスープで多くの人の心を掴み、お店はいつも賑わっています。伝統的な中華風のデザインで統一されたお店は、スタッフもよく教育されている印象です。
そんな鼎王の人気メニューは風味豊かな麻辣鍋(マーラー鍋)と酸味の効いた酸菜白肉鍋の2種類を同時に味わうことができる鴛鴦鍋(おしどり鍋)。麻辣鍋はピリ辛ですが、酸菜白肉鍋は辛くないので、辛いのが苦手な方でも本格的な火鍋を楽しむことができます。
麻辣鍋の鴨血(鴨の血豆腐)と豆腐、酸菜白肉鍋の酸菜(白菜漬け)は食べ放題。スタッフに言うと足してくれます。
あと、台湾の火鍋と聞くと、個人鍋とか迷你鍋(ミニ鍋)と呼ばれる一人用の鍋を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、鼎王は日本の鍋料理のように大きめの鍋を数人でつつくスタイルになります。
台湾各地に支店がある鼎王。台北には2店舗あり、西門町成都店は台北MRT西門駅そばでアクセスが便利。また公式サイトには日本語メニューがあるほか、ネット予約も可能です。
<お店情報>
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台湾の火鍋②:自分で作る麺が食べ放題の「荖子鍋」
台湾の火鍋レストラン。2番目に紹介するのは「荖子鍋(ラォズグォ)」。
荖子鍋は台北、新北、桃園、新竹の台湾北部に展開する火鍋チェーンで、どの店舗もカルフールや大潤發(RT-Mart)といった大型スーパー内に入っています。最近お店が増えているので、新しくきれいな店舗が多い印象です。
そして、荖子鍋の特徴といえば、店舗に設置されている「セルフ製麺機」。マシンの表示にしたがって分量(1人前/2人前)を選択し、スタートボタンを押すだけで簡単に製麺できて楽しいですよ。
そんな荖子鍋の火鍋は「個人鍋」と呼ばれる一人用の鍋。注文方法は台湾の火鍋店に多いのですが、
①何種類かあるスープを選ぶ
②お肉を選ぶ
③サイドメニューを選ぶ
という手順で注文するスタイルです。
荖子鍋はスープ+野菜+肉類(または魚介類)で火鍋一人前セットという形になり、セットには麺食べ放題、卵1個、主食(白ご飯、春雨、ルーローハンから1品)、ドリンクバー、ソフトクリームバーが含まれます。
<お店情報>
台湾の火鍋③:一人でも入りやすい個人鍋「老先覺」
台湾の火鍋レストラン。3軒目はリーズナブルな価格で火鍋が味わえるチェーン店「老先覺(ラォシェンジュエ)」。いわゆる個人鍋とか迷你鍋と呼ばれる一人用の火鍋で、上述の荖子鍋のセルフ製麺のような遊び要素はありませんが、セルフのご飯とアイスクリーム食べ放題が付いています。
一人用として、ちょうどいいサイズの火鍋には野菜付きで、こちらもスープを選んで肉類(魚介類)を注文するスタイル。老先覺の火鍋スープは基本の和風昆布ダシのほか、トマト鍋やマーラー鍋、キムチ鍋、ミルク鍋など豊富な種類から選ぶことができます。ひとり200~300元(約920~1380円)という安さも魅力のお店です。
<お店情報>
台湾の火鍋④:行天宮そばの超人気店「松江自助火鍋城」
台湾の火鍋店。4軒目は台北のパワースポット・行天宮に近い「松江自助火鍋城」。一人用の個人鍋ではなく、大鍋をみんなでつつくスタイルの松江自助火鍋城。ショーケースに並ぶ野菜など鍋の具材をセルフで取る方式のお店は、ランチやディナーの時間は外に行列ができる超人気店。
最初だけお店の人が石鍋で肉と野菜を炒め、そこにスープを入れて煮込んでくれる火鍋は、一度食べたら病みつきになるかもしれませんよ。
※お店の人がやってくれるのは最初の「具材を炒めて鍋にスープを投入する」ところまでです。
<お店情報>
松江自助火鍋
- 住所:台北市中山区松江路315号1F
- 営業時間:11:00 - 23:30
- ウェブサイト:松江自助火鍋(中国語)
- 予算の目安:一人500元〜
台湾の火鍋⑤:こちらもマーラー鍋が有名な「老四川」
台湾の火鍋店。1軒目に紹介した鼎王(ディンワン)と並ぶ麻辣鍋(マーラー鍋)の人気店「老四川(ラォスーチュアン)」。この老四川も台湾各地に支店を展開しているお店で、台北市内にはそれぞれMRT南京復興駅、松江南京駅に近い台北南京店、台北長安店の2店舗があります。
老四川の火鍋は大鍋をみんなでつつくスタイルで、人気メニューは本格四川を標榜する絶選麻辣鍋。ですが、辛いのが苦手な方でも食べられる鶏と豚骨がベースの白いスープ、養生白味鍋も美味。麻辣鍋と養生白味鍋の2種類の鴛鴦鍋(おしどり鍋)というチョイスにする人も多いです。
麻辣鴨血と豆腐は食べ放題で、スタッフに言うと鍋に入れてくれます。火鍋のほかに有名なのが「川味涼粉(四川風春雨サラダ)」というサイドメニュー。これは火鍋を注文すると一人にひとつ付いてきます。メニューの日本語訳はサラダとなっていますが、どちらかというと小鉢に入った麺、またはところてんのような感覚の食べ物です。
<お店情報>
台湾の火鍋⑥:火鍋と焼肉食べ放題の「天外天精緻火鍋無煙焼肉」
台湾の火鍋店。6軒目は食べ放題のお店を紹介します。台北MRT中山國小駅そばの「天外天(ティンワイティエン)精緻火鍋無煙焼肉」。その名の通り火鍋だけでなく焼肉も食べられ、しかも食べ放題ということで、ピーク時間は行列ができる人気店です。
700~800元(約3200~3700円)で火鍋、焼肉が食べ放題の天外天精緻火鍋無煙焼肉。火鍋はいわゆる鴛鴦鍋(おしどり鍋)という2種類のスープを楽しめる鍋で、スープは清湯(澄んだ基本スープ)、韓式泡菜(キムチ風味)、番茄(トマト)、麻辣(マーラー)の4種類から選べます。
お肉はオーダー式ですが、その他の具材や野菜、フルーツ、スイーツ、アイスクリーム、ドリンクはすべてセルフサービス。また、このお店ではなんとビール(Carlsberg)も飲み放題になっています。
<お店情報>
天外天(ティンワイティエン)
- 住所(民権二店):台北市中山区民権東路一段67号(MAP)
- 営業時間:11:00 - 04:00
- ウェブサイト:天外天精緻火鍋無煙焼肉
- 予算の目安:一人700元〜
台湾の火鍋⑦:お肉のメガ盛りが自慢の「丰明殿」
台湾の火鍋店。7軒目は一人用の個人鍋ながら、お肉に気合が入っているお店を紹介します。台北市内と近郊の淡水に店舗を構える「丰明殿(フォンミンディエン)」。このお店も他の個人鍋と同じくスープを選んで、お肉を注文するスタイル。そのセットに野菜とドリンクバー、アイス付きというスタイルですが、丰明殿はお肉のメニューに特徴があるんです。
その特徴とは、正常盤という通常サイズのほかに、重量盤と呼ばれるメガサイズがあること。重量盤のお肉の量は正常盤の倍ということで、お肉が好きな方にはたまらないメニューです。スープは御皇秘湯という基本の和風ダシのほか、トマトやマーラー、東北酸白菜などから選ぶことができます。
<お店情報>
台湾の火鍋⑧:コスパのよさで人気の「鍋董」
台湾の火鍋店。8軒目は台北市の北部、MRT士林駅から淡水駅にかけての沿線に店舗が点在する「鍋董(グォドン)」。
鍋董も火鍋のタイプは一人用の個人鍋になり、ほかの個人鍋と同じく「スープを選んで、お肉を注文する」のが基本システムです。セットには定番の野菜、麺(またはご飯)に加えデザート、ドリンクバーが付くコスパの高いお店として知られ、食事時にはよく行列しているのを見かけます。
さらに、鍋董はセルフのソフトクリームバーが含まれているのも特徴。ソフトクリームは個人的に少しシャリシャリしていると感じましたが、自分でソフトクリームを作るのは楽しく、だからかファミリー連れが多い印象もあります。
<お店情報>
まとめ:台湾の火鍋レストラン8選
以上、台湾の火鍋屋さんを紹介してみました。
台湾には鍋料理が好きな人が多く、街中には火鍋のお店がたくさんあります。鍋の種類もピリ辛のマーラー鍋から和風ダシ、トマト鍋にミルク鍋など豊富。一人用の個人鍋やみんなで大鍋をつつくタイプ、食べ放題など、いろいろなスタイルの火鍋が楽しめますので、台湾を旅行で訪れたらぜひチャレンジしてみてはいかがですか。
私も鍋料理が好きでよく食べに行きますので、これからも火鍋屋さんを見つけたらどんどん情報を追加していきます。お楽しみに!!