淡水で食べたい阿給(アーゲイ)の名店・文化阿給を紹介！

台湾北部・淡水の名物グルメ・阿給（アーゲイ）。日本の油あげがその名の由来とされる阿給は、油あげに春雨や魚のすり身を詰めたものに、独特なソースがかかったユニークな食べ物。淡水には阿給のお店がたくさんあり、地元の人にもよく食べられている台湾グルメです。

この記事では、その淡水で地元の人が推薦する阿給の名店「文化阿給」を紹介！中華圏で絶大な人気を誇るシンガー・ソングライター、ジェイ・チョウ（周杰倫）も通ったというお店をレポートします。

淡水・阿給の名店「文化阿給」の場所・アクセス方法

黄色い看板のお店が「文化阿給」

淡水の名物グルメ・阿給（アーゲイ）の名店「文化阿給」は、新北市淡水区の「真理街」という通りに位置しています。台北MRT（地下鉄）淡水駅からは1キロほど離れた高台にありますが、紅毛城や小白宮といった有名観光スポットに近く、地元の人だけでなく観光客も多く訪れるお店です。

MRT淡水駅から文化阿給のおもな行き方は徒歩またはバスで、最寄りのバス停は「淡水図書館」です。ただし、バス停はお店がある真理街の坂道を下ったところの「文化路」という通りにありますので、バスで行っても坂道を上る必要があります。

バスで行く場合、MRT淡水駅からバス路線は複数出ていますが、比較的かんたんなのは淡水駅2番出口そばのバスターミナル始発の「紅26」という番号のバスです。このバスは本数も多く、乗り場がMRT淡水駅直結なので便利。他のバスは概ね乗り場が駅から道路を挟んだ反対側になるので、使い勝手はあまりよくないです。

ちなみに真理街の坂を上りきったところには、画像の「淡水文化国民小学校」という学校、そこから数十メートル先には観光名所の「小白宮」がありますので、これらを目印に行くのが分かりやすいです。

「小白宮」など淡水の観光スポット情報は「【台湾】淡水の観光スポット15選」記事でチェックしてみてください！

淡水「文化阿給」のメニュー・注文方法

淡水・文化阿給のメニュー

文化阿給のメニューは上記の4種類といたってシンプル。お店近くの「淡江高校（淡江高級中學）」に通っていた台湾のシンガー・ソングライター、ジェイ・チョウ（周杰倫）が学生時代によく食べたと言われる阿給、魚丸湯、包子のセットメニュー、その名も「周杰倫套餐」はとても有名です。

文化阿給の注文方法を解説

淡水名物・阿給（アーゲイ）の名店、文化阿給の注文方法を紹介します。

文化阿給には台湾の食堂によくある、「自分でリストに数量を記入するタイプのメニュー」はありませんので、口頭で注文する必要がありますが、かんたんなので心配いりませんよ。

店内で食べる場合は画像奥の赤字の看板「内用区（內用區）」というところに並び、お店の人に注文を伝えます。

阿給はそのまま「アーゲイ」、魚丸湯はそのまま中国語読みで「ユィワンタン」またはスープという意味の「タン（湯）」、包子は「バォズ」、ジェイ・チョウセットはセットという意味の「タオツァン（套餐）」と言いますが、不安な場合は紙に食べたいものを書いて見せるのも手です。

あと、阿給は注文時に辛さを聞かれる可能性があります。辛さは不辣（辛味なし）、小辣（辛味少し）、中辣（辛味中ぐらい）、特辣（激辛）の4段階。それぞれ中国語だと不辣（ブラー）、小辣（シャオラー）、中辣（ジョンラー）、特辣（ターラー）このような感じです。

注文するとその場でお碗に盛って料理を出してくれますので、支払いをして奥の出入口から食事スペースに移動します。セットは手持ちだと1回で運べないので、注文した場所にあるトレーを使ってOKです。ただし、トレーはあまり数がないので、席に料理を置いたら速やかに元の場所に戻して欲しいとのことです。

淡水・阿給の名店「文化阿給」：店内の様子

文化阿給の食事スペースはレトロな雰囲気。注文して料理を受け取ったら、こちらの食事スペースでいただきます。席は空いているところに適当に座って構いません。

店内には文化阿給の初代ママさん（第一代老闆娘）による、阿給のおいしい食べ方の掲示も。私が行ったのは平日の午前11時半ごろ。この時間はまだ空いていましたが、そこはやはり人気店。お昼近くにはほぼ満席になっていたので、ピーク時間をずらして行くのがよさそうです。

外の看板にはジェイ・チョウ（周杰倫）はじめ台湾の有名人の写真がたくさん。

淡水・阿給の名店「文化阿給」おすすめの食べ方

それでは文化阿給のママさん推薦の食べ方で、阿給（アーゲイ）をいただいてみます。私はこの日、阿給の少し辛め（小辣）にしました。

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1箸で油揚げの中ほどを開き、中身とソースを絡める

箸を使って阿給（アーゲイ）の真ん中へんから開き、上にかかっている特製ソースと皮（油あげ）、中の春雨（冬粉）をしっかり絡めます

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2具がソースを十分吸収したら、美味しくいただく

ソースと皮、春雨（冬粉）を混ぜて、具が十分にソースを吸収したら美味しくいただきましょう

私は辛め（小辣）でしたが、実際ソースと具を混ぜて食べたら、さほど辛さを感じず美味しくいただきました。味は甘辛い味で、個人的には少し濃い目という印象でした。

セットに付いてきた魚丸湯（魚のつみれスープ）。スープ自体はとてもサッパリした、やさしい味でした。

セットの包子（肉まん）。阿給と魚丸湯でお腹いっぱいになってしまったため、包子は持ち帰っていただきました。

淡水・阿給の名店「文化阿給」：まとめ

ということで、淡水の名物グルメ・阿給（アーゲイ）の名店「文化阿給」の紹介でした。あのジェイ・チョウ（周杰倫）も学生時代に通っていたという文化阿給。MRT淡水駅からは少し離れていますが、地元の人や観光客でいつも繁盛しているお店です。

メニューは看板メニューの阿給（アーゲイ：油あげに春雨、魚のすり身を詰めたもの）、魚丸湯（魚のつみれスープ）、包子（肉まん）といたってシンプルなので、注文するのも比較的かんたんですよ。

淡水には阿給のお店がたくさんありますが機会があれば、ぜひローカルに人気がある文化阿給の阿給に挑戦してみてください。

お読みいただき、ありがとうございました！