2024年7月、ひさびさに台北・寧夏夜市そばにある、豆花の超人気店「豆花荘」に行ってきました。
前回行った時はまだコロナ禍の最中だったため、ほかのお店同様に閑散としていましたが、現在はすっかり観光客も戻り、とても賑わっていました。
味の方はもちろん、以前と変わらない美味しさでしたよ。
ということで、この記事では豆花荘のメニューや注文方法、現在のお店の様子などを、まとめて紹介します!
「豆花荘」がどんなお店か気になっていた方、「台北で美味しい豆花を食べたい」という方はぜひチェックしてみてください!
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豆花荘とは
台北の人気観光スポットとして知られる「寧夏夜市」、そのすぐそばにある台湾スイーツ、豆花の老舗が「豆花荘」。
ちなみに豆花荘の中国の読み方は「ドウホァジュアン」になります。
もともと荘さんという一家が、台北県の新荘(いまの新北市新荘区)で屋台を引きながら、豆花を売り歩いたのが「豆花荘」のはじまり。
その後、一生懸命働いた荘さんの屋台はどんどん繁盛し、ついに「いつかお店を持ちたい」という夢を実現させ、現在の寧夏夜市にお店を開いたんだそうです。
豆花って何?
ご存知の方も多いと思いますが、「豆花って何だろう?」という方のために簡単に説明すると、
豆花とは豆乳を固めた、いわゆる「豆乳プリン」のこと。
台湾では非常によく食べられている庶民派スイーツで、街中では豆花のお店や屋台をよく見かけます。
食べ方はシロップをかけた豆花にタピオカやピーナッツ、あずきなどをトッピングするのが一般的。
また、春から秋にかけては冷たい豆花が主流ですが、寒い冬は温かい豆花も人気です。
豆花荘への行き方:最寄りのMRT駅は「双連駅」
豆花荘への行き方は、台北メトロ(MRT)の双連(雙連)駅からが比較的わかりやすく、
MRT双連駅の目の前を走る「民生西路」という通りを、ひたすら寧夏夜市まで進むと到着できます。
MRT双連駅には民生西路を挟んで出口が2か所ありますので、
出口1から出たら左、出口2から出たら右に進みます。
双連駅から豆花荘まで徒歩で行く場合は、およそ10分程度が目安です。
双連駅からバスも便利
前述の通り、MRT双連駅から豆花荘までは徒歩10分程度が目安になりますが、
距離にするとおよそ600メートルほどあり、暑い真夏や雨の日は歩きだと少し厳しいかもしれません。
そんなときにオススメなのがバス。
双連駅前の民生西路には、首都客運というバス会社の「民生幹線」という路線バスが高頻度で運行されています。
「双連駅(雙連站)」バス停から乗って、1つ目の「静修女中」で下車すればすぐ豆花荘に行くことができますよ。
運賃は大人(全票)15元、子供(半票)8元かかりますが、子供連れの方などはバス利用も選択肢としてアリです。
台北のバスの乗り方はこちらの記事をご参考ください。
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参考台北のバス乗り方ガイド:6ステップでわかりやすく解説
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豆花荘のメニュー
少し見ずらいかもですが、画像が豆花荘のメニューです。
メニューには豆花のほか、かき氷もあります。
豆花のメニューには、
「伝統豆花(傳統豆花)」・・・トッピング1種類
「三式豆花」・・・トッピング3種類
以上の2種類があり、それぞれ好きなトッピングのものを選べます。
かき氷など、冷たいデザートのメニューには
ふわふわした食感のかき氷「雪の花アイス(雪花冰)」
伝統的なかき氷の「台湾かき氷(刨冰)」
このほか、「仙草ゼリー(嫩仙草)」もあります。
伝統豆花(傳統豆花)メニュー
商品名(中国語) | 商品名(日本語) | 価格 |
花生豆花 | ピーナッツ豆花 | 55元 |
粉粿豆花 | くず切り餅豆花 | 55元 |
紅豆豆花 | あずき豆花 | 55元 |
芋頭豆花 | タロイモ豆花 | 65元 |
粉圓豆花 | タピオカ豆花 | 55元 |
湯園豆花 | 白玉豆花 | 55元 |
緑豆豆花 | 緑豆豆花 | 55元 |
芋圓豆花 | タロイモ団子豆花 | 55元 |
小薏仁豆花 | ハトムギ豆花 | 55元 |
大豆豆花 | 金時豆豆花 | 55元 |
黒心白玉豆花 | 黒ゴマ入り白玉 | 65元 |
麦片豆花 | オートミール豆花 | 55元 |
檸檬豆花 | レモン豆花 | 55元 |
伝統豆花(傳統豆花)は豆花にトッピングが1種類入ったものになります。
「1種類じゃ少しもの足りないな」という方は、
注文時に好きなトッピングを追加することができますよ。
トッピングは各種10~15元(約47〜70円)程度です。
三式豆花メニュー
商品名(中国語) | 商品名(日本語) | 価格 |
花生、紅豆、粉粿 | ピーナツ、あずき、くずきり | 75元 |
粉圓、芋圓、大豆 | タピオカ、タロイモ、金時豆 | 75元 |
緑豆、小薏仁、湯圓 | 緑豆、ハトムギ、白玉 | 75元 |
紅豆、芋圓、黒心白玉 | あずき、タロイモ団子、黒ゴマ入り白玉 | 80元 |
花生、芋頭、粉粿 | ピーナッツ、タロイモ、くずきり | 80元 |
その名の通り、三式豆花は1人分の豆花に3種類のトッピングが入ったものになり、
「1種類だけじゃなく、複数のトッピングを食べたい!」という方にオススメ!
メニューにはあらかじめ3種類のトッピングをセレクトしたものが掲載されていて、上から人気順に並んでいます。
豆花荘の豆花はシロップが秀逸!
ここで、豆花荘の大きな特徴を紹介したいと思います。
地元の人たちの口コミなどでもよく語られ、多くのファンを掴んでいるポイント、
それは何かというと、「豆花荘はシロップが秀逸」ということです。
よくある豆花店では「糖水」という普通の砂糖、または氷砂糖をベースとしたシロップをかけてくれるお店が多いんですが、
豆花荘では冷たい豆花を注文すると、「シャーベット状のサトウキビシロップ」をかけてくれるんです。
日本の黄金糖、いわゆるべっこう飴のような味のシャーベットは一般的な糖水よりも濃厚。
私はこのシャーベットだけでも味わう価値があると勝手に思っています。
このシャーベットは「甘蔗冰沙」という単品のメニューとしてもありますので、
気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
トッピングについて
豆花荘では豆花、かき氷とも、トッピングを追加することができます。
トッピングは1種類10元~15元で追加可能なので、
好きなトッピングをのせて、豆花やかき氷を自分好みにカスタマイズするのも楽しいですよ。
ちなみにトッピングの中国語は「加料(ジャーリャオ)」と言い、メニューの「加料区」というところに写真付きで出ています。
日本語も振ってありますので、選ぶのも簡単ですよ。
豆花荘のトッピングメニュー
商品名(中国語) | 商品名(日本語) | 価格 |
芋頭 | タロイモ | 15元 |
黒心白玉 | 黒ゴマ入り白玉 | 15元 |
粉圓 | タピオカ | 10元 |
芋圓 | タロイモ団子 | 10元 |
粉粿 | くずきり | 10元 |
紅豆 | あずき | 10元 |
花生 | ピーナッツ | 10元 |
湯圓 | 白玉 | 10元 |
緑豆 | 緑豆 | 10元 |
小薏仁 | ハトムギ | 10元 |
大豆 | 金時豆 | 10元 |
上記以外に練乳やチョコレートソース、パイナップル、仙草ゼリー、愛玉ゼリーなども10元~15元で提供されています。
かき氷、その他メニュー
商品名(中国語) | 商品名(日本語) | 価格 | 備考 |
雪花冰 | 雪の花アイス | 90元 | トッピング2種 |
刨冰 | 台湾かき氷 | 85元 | トッピング4種 |
嫩仙草 | 仙草ゼリー | 85元 | トッピング3種 |
甘蔗冰沙 | サトウキビのシャーベット | 55~85元 | トッピング1~4種 |
豆花荘の人気TOP5のメニューを紹介!
豆花荘TOP5メニュー
- 花生豆花(ピーナッツ豆花)
- 粉粿豆花(くずきり餅豆花)
- 紅豆豆花(あずき豆花)
- 芋頭豆花(タロイモ豆花)
- 粉圓豆花(タピオカ豆花)
豆花荘の人気TOP5メニューがこちら。
ピーナッツ、あずき、タロイモ、タピオカなど、台湾で豆花の定番といえるトッピングが上位を占めていますが、
その中でぜひ、挑戦して欲しいのが「くずきり餅豆花(粉粿豆花)」
サツマイモやキャッサバの粉から作られる、粉粿(フングィ)と呼ばれる台湾のくずきり。
粉粿も豆花やかき氷では定番のトッピングの一つですが、個人的に豆花荘の粉粿は見た目、味ともに抜群だと思います。
余談ですが、このTOP5は前回(2020年)に私が訪れたときから変わっていないので、いわゆる「定番中の定番」ですね。
以上メニュー、価格は2024年7月時点のものとなります。
豆花荘の注文方法
豆花荘での注文は基本、店員さんに口頭でオーダーする形式ですが、
メニューには日本語も振ってありますので、指さしでも注文は可能です。
また、場所がら外国人観光客が多く、店員さんも慣れていますのでリラックスして注文しましょう。
注文方法は大まかに以下4つのステップになります。
注文方法4つのステップ
- 店内で食べるかテイクアウトかを伝える
- 注文を伝える
- 代金を支払う(現金または台湾Payのみ)
- カウンターで商品を受け取る
ここから具体的な注文方法を説明します。
step
1店内で食べるかテイクアウトかを伝える
- 店員さんから店内で食べる「内用(ネイヨン)」か、テイクアウト「外帯(ワイダイ)」かを聞かれたら、
- 店内で食べる場合は「内用(ネイヨン)」、テイクアウトなら「外帯(ワイダイ)」または「帯走(ダイゾゥ)」と答えます。
step
2注文を伝える
- 続いて、食べたい商品をオーダーします。
- カウンターにメニュー表がありますので、指さしでもオッケーです。
step
3代金を支払う
- その場で代金を支払います。
- 支払いは現金または台湾Payという電子決済のみ対応
step
4カウンターで商品を受け取る
- 支払いを済ませたら、すぐに商品を作ってくれますので、
隣のカウンターで受け取ります。 - スプーンはカウンターの上にありますのでセルフで取りましょう。
豆花荘の店内はこんな感じ
カウンターで商品を受け取ったら、席について召し上がります。
豆花荘の飲食スペースは1階と2階にあり、1階が満席の場合は、2階で食べることができます。
2階の方が1階に比べて、座席数は多いですよ。
ただし、2階へはお店の奥の階段から上るので、豆花を持って上る時はお気を付けください。
ちなみにトイレは1階の奥にあります。
豆花荘の店内で注意したいこと
豆花荘の店内には、以下の注意事項が掲示されています。
豆花荘で注意したいこと
- 喫煙およびカードゲームなど
- 長時間の座席利用
- 大声での喧嘩など
- ペットの同伴
- 他店のフード、ドリンク持ち込み
このようになっていて、違反した場合は一人あたり100元(約468円)を徴収するとなっています。
あまり違反することはないと思いますが、
他店で買ったフード、ドリンク持ち込みは、台湾の人でも比較的やってしまいがちなので、気をつけましょう。
豆花荘の豆花、かき氷を紹介
ここから、私と家族がこれまで豆花荘で注文したことのあるメニューを紹介します。
伝統豆花
くずきり餅豆花(粉粿豆花)55元(約258円)
豆花を覆い隠すサトウキビのシャーベットの上に、琥珀色のくずきりがのった一品。
くずきり餅豆花(粉粿豆花)+ピーナッツ(花生)65元(約304円)
こちらはくずきり餅豆花に、定番のピーナッツをトッピングしたもの。
サトウキビシャーベットが溶けたシロップにピーナッツ、くずきりでナミナミになってます。
くずきり餅豆花(粉粿豆花)+タロイモ団子(芋圓)65元(約304円)
こちらも定番のタロイモ団子をトッピングしたもの。タロイモとなっていますが、黄色いのはサツマイモ団子(地瓜圓)ですね。
くずきりとタロイモ団子はボリュームたっぷり、いい感じでお腹が満たされます。
台湾かき氷
台湾かき氷(くずきり、タロイモ、タロイモ団子、金時豆)85元(約398円)
かき氷も盛りは多めで、なかなかの高さ。
かき氷の周囲をたっぷりのトッピングが取り囲みます。
豆花荘・まとめ
ということで、台北にある台湾の伝統スイーツ、豆花の超人気店「豆花荘」の紹介でした。
シャーベット状にしたサトウキビのシロップと豊富なトッピングで、多くのファンを虜にする豆花荘。
台北メトロ(MRT)双連駅が最寄りなので、日本人の方が多く宿泊する中山エリアや台北駅付近からのアクセスも比較的便利です。
台北を訪れたら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
豆花荘の店舗情報・営業時間
豆花荘
- 住所:台北市寧夏路49號(MAP)
- 電話:02-2550-6898
- 営業時間:10:00 - 01:00
- アクセス:台北メトロ(MRT)双連駅から徒歩10分