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国立台湾博物館の施設情報:各館のアクセス&見どころも!

台北市にある国立台湾博物館の見どころやアクセス方法を紹介します。

国立台湾博物館は「本館」、「古生物館(土地銀行展示館)」、「鉄道部パーク」、「南門館」と呼ばれる4つの博物館で構成されているんですが、

この記事では、子連れにおすすめの「本館」、「古生物館(土地銀行展示館)」、「鉄道部パーク」の3館をピックアップしました。

各館は別々の場所にありますが、比較的近いエリアの中にありますので、ハシゴすることも可能。しかも、すべて室内ですので雨の日でも楽しめますよ!

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国立台湾博物館とは

まずは、国立台湾博物館について簡単に説明します。

冒頭に書いたように、国立台湾博物館には「本館」のほか、「古生物館(土地銀行展示館)」「鉄道部パーク(鐵道部園區)「南門館」4つの博物館があり、

それぞれ別の場所で、各館テーマの異なる展示をしています。

台湾の博物館と言えば有名な「故宮博物院」を思い浮かべる方が多いと思いますが、
故宮博物院が中国をはじめ各国の美術品や歴史資料を展示しているのに対し、

国立台湾博物館は台湾の歴史や自然生態、鉄道などの資料が展示されていて、
大人も子供も楽しめる内容の展示が豊富です。

実際、休日に行くと多くの親子連れが訪れているスポットですよ。

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国立台湾博物館・本館の施設情報

国立台湾博物館の中で、もっとも歴史がある「本館」

日本統治時代の1908年に「台湾総督府民政部殖産局付属博物館」として開館したのが始まりで、
自然史や工芸・産業、歴史文献の3分野の資料を展示していたそうです。

当初は台湾総督府(現在の総統府)の裏手にあった博物館、
1915年に現在の場所・建物に移り現在に至っています。

ちなみに現在の台湾博物館・本館は「児玉源太郎総督・後藤新平民政長官の記念館」
として建てられたもので、現在は中華民国の国定古跡にも指定されている歴史的建造物です。

本館の展示内容・見どころ

国立台湾博物館・本館は地上3階、地下1階が展示スペースになっていて、

おもに台湾の動植物、地理などの自然、そして原住民に関する資料などが常設展示されています

また、国立台湾博物館の本館には、子供たちが遊びながら自然生態などを学べる展示も充実しているほか、

小学生とその保護者を対象にした、博物館の建築や動植物に関するテーマの講座(中国語)なども開かれていますので、興味のある方は国立台湾博物館ウェブサイトをチェックしてみてください。

展示以外にギリシャ・ローマ様式を取り入れた、博物館の歴史建築も大きな見どころです。

本館の営業時間・入場料金・アクセス

国立台湾博物館・本館

・開館時間:火~日 09:30 - 17:30(月曜と旧暦の大晦日、旧暦の元日は休館)
・チケット:全票(一般)30元 / 半票(学生・6~12歳の児童)15元
・チケット(4館通し券):全票(一般)130元 / 半票(学生・6~12歳の児童)65元
・住所:台北市中正区襄陽路2号・二二八和平公園內(MAP
・行き方:MRTレッドライン・台大医院駅4番出口そば

※6歳未満の未就学児は入場無料です
※本館のチケットは購入当日なら古生物館にも入場できます

国立台湾博物館・古生物館の施設情報

国立台湾博物館・本館のすぐ向かい側にあるのが「古生物館(土地銀行展示館)」

この重厚で風格ある建築は、日本統治時代の1932年に「日本勧業銀行台北支店」として建てられました。

終戦後に建物は「台湾土地銀行」の本行として使用されたのち、
2010年から国立台湾博物館の古生物館として生まれ変わり現在に至っているそうです。

古生物館(土地銀行展示館)の展示内容・見どころ

台湾博物館の古生物館(土地銀行展示館)には、
その呼び名の通り「古生物(自然史)」と「土地銀行(金融史」に関する2つのテーマの展示エリアがあります。

子供たちに人気の古生物(自然史)展示エリアは、
上の画像のように通路が中心部の恐竜の標本を取り囲む回廊のようになっていて、

その大きな恐竜の標本が、なんと言っても最大の見どころ!!

そして、通路の壁側には台湾の生き物に関する資料が展示されています。

子供たちに大人気の大きな恐竜の標本。

そして、土地銀行(金融史)サイドでは台湾土地銀行を中心とした金融史はもちろん、
日本勧業銀行時代の資料も見ることができ、歴史に興味がある人にはたまらないと思います。

ちなみに上の画像の左側に書かれている「台北市表町二丁目」は、
日本統治時代の勧業銀行の住所(現在の古生物館がある場所)です

古生物館の営業時間・入場料金・アクセス

国立台湾博物館・古生物館(土地銀行展示館)

・開館時間:火~日 09:30 - 17:30(月曜と旧暦の大晦日、旧暦の元日は休館)
・チケット:全票(一般)30元 / 半票(学生・6~12歳の児童)15元
・チケット(4館通し券):全票(一般)130元 / 半票(学生・6~12歳の児童)65元
・住所:台北市中正区襄陽路25号(MAP
・行き方:MRTレッドライン・台大医院駅4番出口から徒歩で約5分

※6歳未満の未就学児は入場無料です
※古生物館のチケットは購入当日なら本館にも入場できます

国立台湾博物館:鉄道部パークの特徴・場所

続いて紹介するのは「国立台湾博物館・鉄道部パーク(鐵道園區)」

上述の2か所から少し歩いた、MRT北門駅のそばにあります。

こちらも日本統治時代の施設をリノベーションした場所で、
1908年から鉄道部が客車工場(列車の修理や塗装をしていた工場)として使用していた敷地に関連施設が拡張されていったそうです。

メインの建物は1918年に建てられた鉄道部庁舎で、
このほか鉄道部職員の食堂、男子トイレ、電気室、公務室、
さらに清朝の機械局の遺構なども残されています。

終戦後は台湾鉄路に引き継がれた施設群は2007年に国定古跡に指定されたのち、
2014年から修復工事が開始、

工事完了後の2020年に「国立台湾博物館・鉄道部パーク」としてオープンし現在に至っています。

鉄道部パークの展示内容・見どころ

2023年1月現在、国立台湾博物館・鉄道部パークでは、2025年12月31日までの予定で、

「鉄道文化常設展」、「鉄道部パークの歴史と古跡修復」、「児童展:蒸気夢工場」
という3つの常設展が行われています。

「鉄道文化常設展」では列車の模型をはじめ、信号機や改札、線路など、いわゆる鉄道博物館の王道的な展示資料を見ることができます。

その中で、特に子供たちに人気なのが、こちらの1970~80年代の台北を再現した大きな鉄道模型コーナー(鐵道動態模型展區)。

1時間に2回ほど行われるんですが、開始時間になると大人も子供も集まって、たくさんの電車の模型が走るのを眺めています。

画像の「展演時間」が2022年1月現在の鉄道模型が動く時間です。

時間は季節等で変更される可能性がありますので、必ず事前に国立台湾博物館ウェブサイ等でご確認ください。

ほかにも、座席に座って旅行気分を味わえる、急行列車「莒光號」を再現した展示などもありますよ。

鉄道部パークの営業時間・入場料金・アクセス

国立台湾博物館・鉄道部パーク(鐵道部園區)

・開館時間:火~日 09:30 - 17:30(月曜と旧暦の大晦日、旧暦の元日は休館)
・チケット:全票(一般)100元 / 半票(学生・6~12歳の児童)50元
・チケット(4館通し券):全票(一般)130元 / 半票(学生・6~12歳の児童)65元
・住所:台北市大同區延平北路一段2号(MAP
・行き方:MRTグリーンライン・北門駅2番出口そば / 桃園空港MRT台北駅から徒歩で約10分

※6歳未満の未就学児は入場無料です

国立台湾博物館のアプリで音声ガイドを利用可能

国立台湾博物館では「台博数位導覧」というガイドアプリを提供していて、
本館および古生物館(土地銀行展示館)の常設展では、

日本語、英語、中国語のガイドサービスを利用できます

詳しくはGoogle Play、App Storeまたは国立台湾博物館ウェブサイトでチェックしてみてください。

おわりに

ということで、台北市にある国立台湾博物館の

「本館」、「古生物館(土地銀行展示館)」、「鉄道部パーク」

施設情報と見どころを紹介してみました。

台湾・台北の博物館と言えば、「国立故宮博物院」が有名ですが、
国立台湾博物館は自然や鉄道関連など子供向けの展示が豊富で、
子連れで出かけるのにおすすめのスポットですよ。

また、すべて室内なので雨の日に行けるのもナイスなポイント!

子供と楽しめるスポットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてはいかがですか。

お読みいただき、ありがとうございました!

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