台湾・桃園国際空港~台北市内の主なアクセス方法を紹介します。
桃園空港と台北の移動手段にはMRT、バス、タクシーなどの選択肢がありますが、この記事では各交通機関の料金、所要時間の目安やメリット、デメリットといった情報をシェアします。
台湾旅行を予定していて、桃園空港と台北市内の移動方法を検討中の方は、ぜひご参考にどうぞ!
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桃園国際空港~台北市内の主なアクセス手段
桃園空港と台北市内のアクセス方法は
- 桃園空港MRT
- 高速バス(リムジンバス)
- タクシー
- 送迎サービス(チャーター車)
この4種類がポピュラーです。
それぞれに特徴がありますので、桃園空港~台北の移動にかかる料金や所要時間などの情報を紹介していきます。
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桃園空港~台北のアクセス①:MRT(桃園機場捷運)
はじめに紹介するのは桃園空港MRT。
桃園空港第1、第2ターミナル両方に地下駅があり、台北駅まで快速タイプの「直達車」なら約36分、各駅停車の「普通車」でも約50分で行くことができます。
「空港MRT」となっていますが、現在は台北駅から桃園空港を挟んで、桃園市の環北駅までの約50㎞21駅が開業していて、
桃園空港と台北駅の途中には台湾の人たちだけでなく、観光客にも人気の「林口三井アウトレットパーク」の最寄り駅である「林口(りんこう)」駅などもあります。
桃園空港MRTの料金・きっぷについて
桃園空港MRT、桃園空港~台北間の料金は
- 全票(通常料金)・・・160台湾元(日本円で約690円)。
- 年齢6歳未満の幼児・・・きっぷを持っている付き添いの人と乗車する場合は無料。
※ただし、身長が115㎝を超える場合は身分証明書の提示が必要です。
きっぷの種類は「単程票」と呼ばれるトークン(画像のプラスチックのコイン型)式の通常片道きっぷや「悠遊カード」、「一卡通」などの交通系カードも使えるほか、
モバイル決済登録クレジットカードやLINE Payなどで直接支払い・乗車することもできるので、複数の選択肢から選べます。
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桃園空港MRT:始発・最終列車の発車時刻と本数
桃園空港MRTの始発・最終発車時刻は
- 桃園空港第1ターミナル駅
- 台北方面・始発・・・平日05:59 / 休日06:07
- 台北方面・最終・・・平日23:37 / 休日23:37
- 環北方面・始発・・・平日05:57 / 休日05:57
- 環北方面・最終・・・平日00:26 / 休日00:26
- 桃園空港第2ターミナル駅
- 台北方面・始発・・・平日05:57 / 休日06:04
- 台北方面・最終・・・平日00:07 / 休日00:07
- 環北方面・始発・・・平日06:00 / 休日06:00
- 環北方面・最終・・・平日23:58 / 休日23:58
- 台北駅
- 桃園空港方面・始発・・・平日06:00 / 休日06:00
- 桃園空港方面・最終・・・平日23:36 / 休日23:36
このようになっていて、
この記事を書いている22年1月11日時点での本数は平日の場合、朝晩の通勤時間帯が普通車、直達車それぞれ15分おき、日中は普通車が15分おき、直達車は30分おきとなっています。
それ以外の時間帯は運行本数が少なくなりますので、詳しい時刻は桃園MRT公式ウェブサイトでご確認ください。
桃園空港MRTのメリット、デメリット
次に桃園空港MRTのメリット、デメリットをそれぞれ挙げてみます
メリット
- 桃園空港~台北駅間の運賃が片道160台湾元(日本円で約695円)と安め
- 運行頻度が高く使いやすい
- 直達車だと台北~桃園空港間を40分弱で移動できる
- 鉄道なので渋滞がなく時間が読める
- きっぷ販売機に日本語表示があるので、きっぷ購入に中国語(英語)が不要
- 車内で無料のWiFiが使える
デメリット
- 混雑時は座れない可能性がある
- スーツケースを持って移動する必要がある
ザックリこんなところが挙げられます。。
筆者も海外旅行の行き帰りに使ったことがありますが、やはり時間を読めるのが最大のメリットだと思います。
ただ、座れる保証がないので、子連れ&荷物ありで座れないと正直キツイです。
▶ 関連記事:桃園空港から台北駅へのMRT利用方法・最新時刻表や料金も紹介!
桃園空港~台北のアクセス②:空港バス(客運バス)
桃園空港と台北市内のアクセス方法、
続いては日本でいうところのリムジンバス、空港バス(客運バス)に行ってみましょう!
桃園空港と台北市内を結んでいるバスの路線は複数ありますが、ここでは主要な路線の情報をシェアします。
桃園空港バス・おもな路線と運賃
国光客運バス
- 1819 / 1819A・・・桃園空港~台北駅:全票(大人)135~140元、半票(子供)70元
- 1840 / 1841・・・桃園空港~台北・松山空港:全票(大人)93元、半票(子供)47元
※上記路線はいずれも往復きっぷ購入やICカードでの支払いだと割引があります。
大有バス
- 1960・・・桃園空港~市政府バスターミナル:全票(大人)93元、半票(子供)47元
※途中ハイアット、シャングリラ、ハワードプラザホテルに停車
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桃園空港バスの始発・最終発車時刻と所要時間
國光客運バス・1819路線
- 台北駅・始発:04:00 / 最終:22:40
- 桃園空港第2ターミナル・始発:05:20 / 最終:23:50
台北駅~桃園空港の所要時間:約55分
國光客運バス・1840路線
- 松山空港・始発:06:50 / 最終:19:00
- 桃園空港第1ターミナル・始発:08:10 / 最終:20:40
松山空港~桃園空港の所要時間:約50分
上記は2023年1月9日に改正された最新の時刻表をもとにしています。現在の運行頻度はほぼ1時間おきになっていますが、変更される場合がありますので、必ず国光客運公式ウェブサイトでご確認ください。
※空港バスの所要時間は道路状況により前後する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
大有バス・1960路線
- 市政府バスターミナル・始発:04:40 / 最終:20:30
- 桃園空港第1ターミナル・始発:06:00 / 最終:23:10
市政府バスターミナル~桃園空港の所要時間:約80~90分
大有バス1960路線は2023年1月8日現在、2~3時間に1本程度の運行となっています。詳しい時刻は大有バス公式ウェブサイトでご確認ください。
桃園空港バスのメリット、デメリット
メリット
- 桃園空港~台北間の運賃が93台湾元(大有バス・市政府行き)、140元(国光客運バス・台北駅行き)と安い。
- 高速バスなのでスーツケースを預けられる
- 定員制なので原則、座れる
デメリット
- 目安の時間はあるが、道路の渋滞などで遅れが出る場合がある
- 満席で乗れない場合は、次のバスまで待たなければならない
といったものが挙げられます。
デメリットのところに、「満席の場合は~」と書いた部分については、
コロナ前は運行頻度が高く、特に国光客運バスの桃園空港~台北駅の1819は満席で乗れなくても、すぐに次のバスが来る状態だったんです。
そのため、コロナ前の状態に戻ることになれば、この問題は改善するかもしれません。
▶ 関連記事:桃園空港から台北駅へのバス利用ガイド・時刻や料金情報も!
桃園空港~台北のアクセス③:タクシー
桃園空港と台北市内のアクセス方法、3つ目はタクシー。
台湾では「計程車」と呼ばれるタクシーはMRTやバスに比べると料金は高くつきますが、自分たちだけでゆったり座って移動できるのが魅力。
桃園空港から乗る場合は第1、第2ターミナルとも「計程車(Taxi)」の表示にしたがって行くと、タクシー乗り場があります。
所要時間は渋滞などがなければ1時間程度です。
桃園空港~台北市内のタクシー運賃の目安
タクシーの場合は普通に客待ちをしているタクシーや、流しのタクシーだと原則メーター計算になるので、台北市内のどこで乗り降りするかによりますが、
メーターを利用した場合の料金は1000~2000元ほどが目安です。
ただし、台湾大車隊などの大手タクシー会社で、定額料金の空港送迎サービスを提供しているところもありますので、
定額サービスを利用すれば、1000元~1200元ほどで利用することができます。
▶ 関連記事:定額料金で安心!台北から桃園空港・タクシー予約ガイド
タクシー利用のメリット、デメリット
タクシーを利用するメリットはやはり、空港と台北市内のホテルなどを24時間いつでもドア・トゥ・ドアで移動でき、
- 荷物を持って移動しなくてよい
- プライベートな空間で座って移動できる
逆にデメリットとしては
- MRT、空港バスに比べて料金が高い
- バス同様、渋滞で遅れる場合がある
- 子供連れの場合、通常の小型車だとチャイルドシートがない(確約できない)
- タバコや檳榔(ビンロウ)の臭いがする車にあたる場合がある
といったところが挙げられます。
桃園空港~台北のアクセス④:チャーター送迎
最後に紹介するのは、先日の一時帰国からの帰りに桃園空港から台北郊外(新北市淡水)まで利用して、とても快適だった「チャーター送迎」。
いわゆる貸切送迎サービスでタクシーのようなものですが、定額料金で利用できるほか、チャイルドシートの確約もできるので、子供連れの方にはおすすめですよ。
ちなみに、筆者が利用した際の所要時間はおよそ50分でした(日曜日の19時ごろ空港から乗車)。
<お得な空港送迎サービスを見てみる>
チャーター送迎の料金の目安
筆者はオンライン旅行プラットフォームのKKdayで桃園空港第1ターミナルから台北郊外(新北市淡水)まで予約したんですが、その際の料金は
- 送迎料金(5人乗り車両1台):880元
- 追加料金(淡水は台北市郊外のため):300元
- オプション追加(チャイルドシート1台):200元
上記の合計が1380元でした。
支払いは送迎料金の880元は前払い、追加料金の500元は下車する時に現金精算でした。
KKdayの商品ページには
「ドライバーは実際のフライト到着時刻より、到着ロビーにてお客様のお名前が書かれたボードを掲げて待機いたします」
と書いてあったものの、実際はドライバーは到着ロビーにいませんでしたが、飛行機の着陸後からLINEでやり取りしていたので特に問題はありませんでした。
原則、桃園空港ターミナル外側の車寄せに長時間、迎えの車が停車することはできないので、
「タクシーやこの手の送迎ドライバーが到着ロビーで待機することはできるのだろうか?」と個人的には思います。
それ以外は、予約したのが5人乗り車両だったのに関わらず、きれいなオデッセイだったり、チャイルドシートもきれいでしたし、ドライバーもいい人で、利用してよかったというのが感想です。
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まとめ:桃園空港~台北市内アクセス方法比較表
桃園空港~台北市内のアクセス方法、MRTやバス、タクシー、チャーター送迎の情報でした。
最後にそれぞれの移動手段の時間、料金の目安を表にまとめましたので、こちらもご参考にどうぞ。
桃園空港~台北駅:所要時間・料金の目安
交通手段 | 所要時間 | 料金の目安(片道) |
桃園空港MRT | 36~50分 | 160元 |
空港バス | 約55分~ | 140元 |
タクシー | 約50分~ | 1000~1200元 |
チャーター車 | 約50分~ | 880元~ |
※所要時間・料金は目安となり、乗車区間や実際の道路状況などにより異なります。あらかじめご了承ください。
お読みいただき、ありがとうございました!